銀の滴ふるふる 設定解説 |
お読みいただきありがとうございました。ご一読いただければてき面におわかりになるでしょうが、 この拙作は主に零の設定にその他のサムスピシリーズ設定もぶち込んで作り上げた、 ”レラ×タム”でございます。 なんでそんなカップリング考えたん・・・・・・?と呆れられる向きもおありでしょうが、 ま、それは好みの問題ということで。(^^;) そう言ったら一言で終わっちゃうんですけど、さらに言い訳を続けさせていただきます。 興味と根気がおありの方はどうぞ。 私にとってサムライスピリッツという格闘ゲームシリーズは、青春のかなりの部分を費やした存在でした。 今ではとんと足も遠のいた同人誌即売会にも足繁く通っては、 当時は一大ジャンルを築いていた、サムスピスペースで同人誌を買いまくり、 さまざまなカップリング(主にノーマル)や、ギャグ漫画やシリアス小説を楽しんでいたものです。 サムスピ界におけるカップリングで何が主流、というようなことは、たとえばKOFの場合とは違って (と言っても私は基本的に、二次創作はやおい系を避けてノーマルを好む傾向にありますので(ホントですって)、 あまり詳しくないのですが。KOFもノーマル好きだったし。) 明確でなかったと思うのですが、まれ〜にあったのですよ。紫ナコ×タムタム、という ほのぼの系(基本的に)カップリングが。 ナコルルとタムタム。彼らはそれぞれバックボーンに、アイヌとその文化、マヤとその文化を持っています。 ナコルルに関しては、初代サムライスピリッツの開発者が”アイヌの女性で一世を風靡させる!” という野望を持ってキャラ設定したそうですが、アイヌというバックを持ったキャラクターが革新的だったのと 同様、マヤ文明の戦士と言うのも当時としては革新的だった気がするのですが、どうでしょうか。 まぁ、人気には圧倒的な格差があったでしょうけれど(笑) どちらも、こういう言い方をしていいものか迷いますが、エキゾチックかつ、 少なくとも現代文明と比較すれば自然や神々と共生した文明であり、それが共通点となったのか? ナコルルとタムタムをカップルもしくはコンビとして扱っているシチュエーションが、 サムスピ二次創作ではたまに見かけられました。 で、私個人はそういったナコルル&タムタムももちろん好きでしたけれど (というのも、サムスピでトップクラスのお気に入りがタムタムなもので。) まれに見かける紫ナコルル×タムタム、というのがかなりツボにはまったのです。 タムタム相手の時の紫ナコルルは、まさしく年上のお姉さん、という感じで (しかし実際はタムタムの方がナコルルより2歳年上なんですが・・・・・・。) 純情ボーイ・タムタムのよき導き手?と見えました。 ●タムタムについて● サム零から、もしくは天草降臨からサムスピを知った人にはこう思われる方も多いと思います。 タムタム? 色物キャラやん!と。(^^;) まぁ、天草降臨のゲーム画面を見てれば、タムタムは確かに色物以外の何者でもなかったのですが (特に人を食ったり、マッチョ系ボディビルポーズをとったりする羅刹タムタム。) 初代の頃のタムタムは、ゲーム画面ではある種のかっこよさをしっかりと持っていたキャラでしたし、 少なくとも同人誌的には”可愛い男の子キャラ”というステイタスで 扱われることが多かったんですよー。何せ初代サムライスピリッツには、 閑丸も破沙羅も風間兄弟もアスラも慶寅も夢路もいなかったわけだし。 ガルフォードがいたけど、彼は20歳。10代のキャラクターは事実上、 ナコルル(当時17歳)とタムタム(当時19歳)だけだったのです。 その辺がくっつけられた理由かな・・・・・・? フレッシュコンビというわけですか。 こう考えるとある意味大人のゲームだったんですね、(初代の)サムライスピリッツって。 タムタムは仮面キャラということもあり、下の素顔は美形!とお約束で思われていたんですが、 実はその逆を言っていました。いつも参照させていただいているこちらのサイトさんの、サムライ考察を参照してください。 ネオジオ墓標 サムライ考察 しかし、一部の根強いタムタムファン(含む私)はそのことを無視し続け、 さらに続編真サムライスピリッツでは 野生児系美少女キャラ・チャムチャムの登場によってその兄タムタムは正式に美形キャラとなり、 天草降臨でもそれは引き継がれているようです。 ●チャムチャムについて● この話を読んでくださった方にとって、最も怒り、もしくは納得のいかなさを誘いそうなのは 言うまでもありませんが、オーストラリアの先住民・アボリジニの武器として有名です。 その3。連れてやがる猿はチンパンジーだし。アフリカにしか生息してませんよね、確か。 マヤ文明はおろか、中南米ともかすりもしないこの寄せ集めっぷり。 さらに好きなものがバナナと電気ウナギというそっち方面狙いすぎ キャラ的には許容範囲でしたが、この点にはほとほとうんざりでした。 ので、この話ではチャムチャムは最も自己流アレンジがほどこされたキャラになっています。 彼女は人間ではなくハグワル、早い話が”動物の守護霊”です。 ハグワルというのはアステカ流の呼び方(マヤではウァイ)なのですが、語感的にこちらを採用しました。 アステカの考えでは、人は生まれた時それぞれの特質を表す動物の守護霊を持ち、ジャングルの中で 過ごすことにより、守護霊(を表す動物)を知ることが出来る、とものの本にはありました。 タムタムもそうして自分の守護霊、豹もしくはジャガーであるチャムチャムと出会うのですが、 この無邪気で天衣無縫な守護霊はタムタムに対し特別な感情を持ち、タムタムの本来の妹・ 知的障害を持って生まれた娘チャムチャマ・ガヤに憑依。 (中南米文明の源泉と言われるオルメカ文明では、知的障害者は神の申し子と扱われたそうですが マヤではどうだったかな・・・・・・。) 障害の故、気持ちを伝えることのできないチャムチャマ・ガヤの心と融合し、タムタムを”タム兄ちゃン” と呼ぶようになった、という設定です。 ちなみにレラの愛狼・シクルゥも、この話の設定では現実の狼でなく、レラのトゥレンカムイ、すなわち 憑き神となっています。 そんな感じで、私の書くチャムチャムはブーメランも持たず猿も連れていないため、 実際ゲームに登場するとすれば(そういうネタは同人誌的にはたまにありましたけど)タムタムのオプションで、 兄の支持で”とびひっかき”を出すか、真サムで悪名高かったスライディングを出すか・・・・・・(ちょうど二四みたく) となるでしょうね(笑) ●今後● 物語は一応基本的には、零の設定に基づいて展開します。 とりあえず今後、炎邪水邪も出てくるのですが・・・・・・いつたどり着けるのか(嘆息) リムルルは・・・・・・登場するとすればラストですね。 他、主に徳川慶寅暴れん坊次期将軍が一番目立つことになるだろう ギャグ(かもしれない)ショートストーリーを考えています。 ●その他。● これまた予定にすぎませんが、自己流斬紅郎無双剣に着手するかも、です。 というのも、当時開発スタッフの中にタムタムびいきの方がいらして、 ”なんとかタムタムを復活させたくて、斬紅郎無双剣にねじこもうとしたんですが果たせませんでした” というお言葉があったんですよ。その思いは続編天草降臨で叶ったわけですが、 一タムタムFANとしては、タムタムの入った斬紅郎無双剣ってどんなになったんだろう?という もしもボックス世界が気になって仕方ないのです。 ゲーム世界の焦点である、斬紅郎というキャラもつかみきれない謎だらけの存在で、興味はつきませんしね。 ま、私に書き切れるかどうかは疑問ですが。 この辺は、我ながら期待できない話半分なんですが、 お読みくださる優しい方がおられるとすれば、少しでもお楽しみいただけるよう、頑張ろうと思います。 (こちらも進みは完全な牛歩…。) |