月光虹 脚注






急之序


急之破


時明之跋(前)

武侠における
師弟関係
武侠の世界(または武術の世界)である武林においては、

師弟関係とは擬似家族関係であり、呼び方も細分され決められている。

師匠は師父(女性でもこう呼ばれる)、

師父の妻は師娘。(または師母。女性の師父の配偶者は師公)

師父の師は太師父。師父の兄弟子は師伯、師父の弟弟子は師叔と称される。

兄弟子は師兄。一番弟子から大師兄、順に二師兄、といった風に呼ばれる。

弟弟子は師弟。一番下の弟弟子は小師弟。

姉弟子は師姐。妹弟子は師妹。一番下の妹弟子は小師妹となる。
邪派  
または邪道。武術者の中で、毒や暗殺、卑劣な手段を常套としている一派のこと。

蓮華化生 


インド・中国において、天人は極楽の蓮の花の中から誕生すると言われている。
「封神演義」のナタクも確か蓮の花から再生してませんでしたか。



アヴァターラ(化身) サンスクリット語で「化身・権化」の意味。特にヴィシュヌ神は十の化身を持つ。
トリムールティ(三神一体) サンスクリット語で「創造・維持・破壊」を司る三柱の神のこと。
一般には創造・ブラフマー、維持・ヴィシュヌ、破壊・シヴァの神がそれぞれ司るとされる。
タマスの特性は捏造解釈しています。
剣指 剣を持たない手の指を人差し指、中指をつけ他を握った状態にすること。
よく見ると雲飛の素手攻撃もこれの気がする。



雲客 雲中の人。仙人や隠者を指す。
上古三代 大陸において、伝説の初代王朝・夏、続く殷(商)、周の三王朝の総称。
春暉 春の暖かな日光。
剣仙 大陸では、武術のうち剣術は特別なものとされ、道教において剣は呪具と考えられていた。
よって剣術を極めることは、大陸において”万物の根源”と考えられる”道(タオ)”に近づくことであり、仙術に通じると考えられていた。
剣を極めることによって、仙道を得た武侠を剣仙と呼ぶ。
劉雲飛の修めた天仙遁甲は、ある目的のために剣仙を育成することを主眼に据えた流派である。(当サイト設定)




軽身功 または軽功。気の鍛錬により身のこなしを軽くする技を指す。
武侠小説で軽功が得意だと、足が異常に速かったり宙を飛んだりできます。雲飛の”風を操り宙を翔ける”技は軽功の発展系(である、武侠片のワイヤーアクションのさらに発展系)みたいなものかもしれないです。ちなみに壁虎はヤモリのこと。
・・・・・・まぁ万有引力に逆らうのが武侠ってわけでもないよね、と思っていましたが、武侠小説紹介の第一人者の方の本を見ると、万有引力に従わない方々が武侠、ってことにしても問題ないようです。
天鏡  満月。漢詩で見た言葉だが、日本神話にも出てくるようで。
密雨  細かく降りしきる雨




外功と内功 外功はいわゆる武術。身体の鍛錬・肩や技法の修練も含む。
内功は「気功」のこと。身体の内部機能を鍛錬する事で、体内の気が生み出す「内力」を自在に操る技。すべての武術の基本。
愚佻 おろかでかるがるしい
豎子 小僧
累息 ため息



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