真サムライスピリッツ・リムルル初登場

あの頃はよかったな


とまぁ年寄りの嘆息は置いといて、今や幻と化してそうな真リムルルです。

この時の彼女は、姉ナコルルのステージの背景キャラでした。

初代からいたクマさんにだっこされて試合を観戦。(ちなみにこのクマは雌らしいですよ)

姉が勝てば手を叩いて喜び、姉が負ければ泣き崩れてクマに慰められてます。

(ちなみに同キャラ戦だと、1Pナコが勝つと喜び、2Pナコ=つまりレラの前身の通称紫ナコ・・・・・・が

勝つと泣いていました。)

そのけなげで愛らしいイメージから、サムライスピリッツを扱った商業パロディ漫画や同人誌ではファンが急増。

プレイヤーキャラになったらクマを使って戦うんだ!という”女金太郎”予想が一般的だった気が。

真サムライスピリッツでは、EDでナコルルが唐突に?死にます。

ナコルルの持っていた宝刀・チチウシはその守護鳥ママハハがカムイコタンへと持ち帰りました。

カムイコタンで宝刀を手に悲しむリムルルと、エカシとフチ(姉妹の祖父母)。

リムルル「姉さん・・・・・」

するとチチウシに宿った?姉の思念がリムルルに語りかけます。

”私は風となって見守っています、だからリムルル、みんなとがんばって・・・・・・。”

リムルル「わかりました・・・・・・姉さん。」

と、そんな感じで健気なイメージのリムルルが描かれていました。

クマに抱えられていた幼く無垢なイメージから、姉の死の悲しみを乗り越えようとする健気さが

全面に押し出されたようにも見えます。

この時のリムルルは、世界を救う決意の元命を投げ出した姉ナコルルの、

真サム以降清純派・さらに人を超えた存在(妖精のように、と開発者が口にしていたように思います)として

統一されたイメージを引き継いでいたのでしょうか。

元祖リム。
真サム設定画のリムルル。


実は真サム時代、広報のインタビューでリムルルのプロフィールが述べられているのですが

斬紅以降で明かされたものとは明らかに違っていました。

真サムのリムルルプロフィール

年齢:14歳/出身地:アイヌモシリ・カムイコタン

血ノ型:B型/身長:4尺8寸/体重:秘密/三体数:70・49・81

『真侍魂の謎・修羅道謎とき草子』新声社1995年発行


斬サムでのリムルルのプロフィールは、

身長:5尺(約150cm) 体重:語らず 武器銘:ハハクル

なのです。

真の半年前、との設定の斬紅郎時代のリムルルの方が身長高いんですよね。

縮むということはあり得んだろ!


どう考えても別人です。

この時の管理人が一番萌えてたリムルルはどこへ消えてしまったのでしょう。


さらに、ナコルルの妹リムルルは、タムタムの妹チャムチャム同様、真でいきなり沸いて出たと

一般には思われていますが。

実は、設定だけなら初代から存在していた節があります。

以下、故ゲーメスト編集の初代サムライスピリッツ謎本より。

(前略)ナコルルの母親は、自然の声を聞くことのできる巫女の血筋であり、

この間には両親の急逝もあってか、子供はナコルルともう一人(妹)しかもうけられなかった。

(新声社・ゲーメスト編集部『侍魂の謎〜風雲剣豪修羅道伝』第壱章

 6.ナコルルの家族や生い立ちはどうだったのか?より)



そりゃまぁ、故ゲーメスト編集なので、故SNK公式ではないから…ということもできますが、

公式設定でちょろっと触れられたことの拡大といったことも多く書かれていますし、

そのために直接SNKから助言を受けた可能性は大有りですから

少なくとも初代で影も形もなかった(世界観的に)チャム×2に比べたら影や形はあったってことですね、

リムルルは。



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