SAMURAI SPIRITS 十二剣士武勇伝控え 壱


覇王丸   ナコルル  橘右京


覇王丸

出生の秘密 

覇王丸は、武蔵国の貧しい旗本の家に生まれた。小さいころから、学問や手習いごとなどには見向きもしようとせず、

ただひたすら剣術の稽古に明け暮れる少年時代を送っていたのだ。


修行時代

大人をも打ち負かす剣の腕を持つようになった覇王丸。しかし、近くに住む老学者にだけはかなわなかった。そして、

この老人の語る、剣術や剣豪の知識を身につけ、覇王丸は一段と強くなっていったのだった。



人間関係

何といっても、師である老学者との絆が深かったといえる。また、修行中に出会った千両狂死郎には、一目おいている。

家族よりは、剣の道を選んだ覇王丸だが、そんな彼を慕い続けるおしずという女性もいる。



覇王丸スペシャルデータ

問1 剣術を始めたきっかけは?

「武蔵国の旗本の出だ。剣術はそのときに教えられたものだよ」


問2 剣の道をどう考えているか?

「これこそ男道」
(幼い頃から剣の道のみをめざして生きてきた、覇王丸らしいセリフである)


問3 この戦いに参加した理由は?

「理由はない。強ぇ相手を求めてたら、向こうから寄ってきたまでだ」


問4 刀に吹く酒で酔わないか?

「この程度で俺が酔うかってんだ」
(覇王丸は飲みすぎて剣の腕がにぶるということはないらしい)


問5 千両狂死郎をどう思う?

「あいつが来ると、日銭が稼げねぇんだよ!」
(剣の腕以外に、大道芸でもライバル同士だ)




覇王丸 基本データ

身長 5尺8寸(身長175cm)

体重 18貫目(体重67.5kg)

●流派→我流

●生年月日→1763年9月5日

●年齢→25歳

●出生地→武蔵国

●血ノ型→A型

名刀・河豚毒

この刀で斬れば、確実に命を落とすと名付けた。正式には「大和守虎鉄」という。

ザンバラ髪

この髪型のおかげで、正面顔のデータのない存在になってしまいましたとさ。

布(サラシ)

すばやい動きに対応するためと、汗止めに、手首と足首に赤い布を巻いている。

わらじ

足首も、がっちりと固定されており、けっして脱げることはない。




ナコルル

出生の秘密

自然の声を聞くことができるアイヌの巫女の家系に生まれた。歴代の巫女の中でも、突出した能力を持つナコルルは、

幼い頃より自然の声を聞きながら、自然を愛する心優しい少女に成長した。



修行時代

カムイコタン屈強の戦士であった父から、一撃離脱を旨として戦うシカンナカムイ流刀舞術を教え込まれた。

戦士としての力は、父に勝るとも劣らぬものだ。しかし、決して好んで人を傷つけているわけではない。


人間関係

母とは幼い頃に死に別れ、戦士である父も旅先で命を落とす。しかし、優しい祖父母やカムイコタンの人々、

そして動物たちにかこまれていたため、寂しいと思うようなことは決してなかった。



ナコルルスペシャルデータ

問1 剣術を始めたきっかけは?

「アチャ(父)はラメトク(戦士)でした。それに代々トゥス(巫術)の力を継承する家系でしたので……」

問2 「チチウシ」の意味は?

「チチウシは神の国から授けられた宝刀なの。コタン(村)のユーカラ(神謡)にも謡われているわ」
(また、父の形見でもある)

問3 巫女なのに強いわけは?

「アチャに剣技を教わったの。それに私にはウエンカムイ(悪神)からカムイコタンを守るという使命があるの。

私の帰りを待っているエカシ(祖父)やフチ(祖母)のためにも、決して負けられないわ」



ナコルル 基本データ

身長 5尺8寸(身長175cm)

体重 18貫目(体重67.5kg)

●流派 シカンナカムイ流刀舞術

●生年月日→1771年10月11日

●年齢→17歳

●出生地→アイヌモシリ・カムイコタン

●血ノ型→AB型


ママハハ

カムイコタンの宝刀である、チチウシの守護鳥。名前の由来は、だれも知らない。

赤いリボン

ナコルルの身長よりも、はるかに長いリボン。女の子としてのおしゃれ心の表れだ。

宝刀チチウシ

ママハハを守護鳥とし、神の国から授けられたといわれる宝刀。

ママハハがこの刀だけを持ち帰ったとき、それは、所有者の死と新たな所有者への継承を意味する。

革の靴

動物の皮をなめして作られた簡素なもの。自然を守るということは、動物達の命を大切に使うことでもある。

生活に必要な殺生は悪ではないというわけだ。



橘右京 

出生の秘密

落ち武者の末裔として、近江にある小さな村に生を受けた。幼いころからあまり体の強いほうではなかったが、

なんとかそれを克服したかに見えたとき肺病を患い、余命いくばくもない身であると知らされる。



修行時代

母の遺言に従い、右京は剣に勉学に励んだ。やがて居合い斬りの達人と言われるまでになり、

彼の周りには教えを請う人々が集まり始めた。

だが、肺病に蝕まれていた右京は常に孤独感にさいなまれていた。



人間関係

右京は病弱な母を早くに亡くしている。また病ゆえの優男風の要望に娘たちが集まってはくるものの、

それは彼の孤独感を増すだけであった。

そんな彼だが、小田切圭(おだぎり けい)にのみは一途な想いをいだいている。



橘右京 スペシャルデータ

問1 剣術を始めたきっかけは?

「母の遺言は、私に立派な侍になれとの事。だから、神夢想一刀流にて剣術を極めんと…」

問2 この戦いに参加したきっかけは?

「究極の花が…魔界の入り口にあると聞いたものだから…」


問3 剣の道についてどう思うか?

「……怖い」


問4 追っかけの女性たちは、決闘中どこにいるのか?

「脇で見ている……。ほら、そこに……」

問5 右京に究極の花を教えた老学者は、覇王丸の先生と同じ?

「同じお方だ」



橘右京 基本データ

身長 5尺8寸(身長175cm)

体重 11貫目(体重41.25kg)

●流派 神夢想一刀流

●生年月日→1764年(明和2年)9月20日

●年齢→24歳

●出生地→近江・甲賀郡馬杉村

●血ノ型→AB型

ロングヘアー

覇王丸のボサボサ髪とは対照的な、流れるようなサラサラのロングヘアーだ。

端正な顔立ち

病ゆえの、肉の落ちたクールな風貌。グルーピーの女性たちにしてみれば、これがたまらない魅力なのだ。

(究極の?)花

右京の旅の目的は、憧れの人、小田切圭に究極の花を捧げること。

そのために、彼は今日も人を斬り続けるのであった。

自作・無銘

右京自身が鍛えた刀。「自分で鍛えたものに名前はいらない」という考えから、この刀には銘はつけられていない。



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