サムライスピリッツ・歴代サイクロン解説書より



真サムライスピリッツ


サムライスピリッツ斬紅郎無双剣


サムライスピリッツ天草降臨



真侍魂


開発担当者より


これまでにも、真サムライスピリッツのCMや、プロモーションビデオのゲーム画面をプレイしてきたのですが、

今回のビデオ撮影が最も辛いものでした。必死にコントローラーを操り、少しでもいいものが撮れる様に悪戦苦闘しました。

その中でも特にミヅキが一番苦労させられました。

 真サムライスピリッツの開発で、羅将神ミヅキを担当し、とにかくハメ技では倒せない強いボスにしようと思いながら、

動きを設定しました。ゲームセンターで、ミヅキに倒されているぷれいやーを見る度にほくそえんでた私ですが、まさか、

こんな形で自分にふりかかってこようとは…。

 今回のビデオ制作にかかわった皆様、おつかれ様でした。そして、こんな所まで目を通してくれている君、ありがとう。

これからもサムライ達をよろしく。


ミヅキ担当 こうちゃん



 「ん?」黒子様が強すぎるでござる、とご案じ召されるな。15人の強者、どなた様でも必ず倒せるはず、黒子様を打ち倒すその日まで、

精進して下され。

 しかし実を申すと、拙者はCPU黒子様の動作を設定した本人でありながら、ビデオ収録で「全てのプレイヤーで黒子を倒すのだ!」

と言われたときは途方に暮れてしまったでござるよ。こんな未熟者であるゆえ至らぬゲイムプレイではござるが、平にご容赦下され。

しかしまあ、実際にゲイム開発に携わって思ったのは、なんと多くの人、なんと膨大な要素が集まってひとつの「もの」になっているかと

いう事でござった。拙者ももっともっと精進する事を誓ったでござる。

 最後になり申したが、拙者も魂を捧げたこの「真侍魂」の世界、隅から隅までお見逃しなく楽しんで下さりまする様、

お願いするでござる(この開発に携わり体重が三貫も増えてしまったでござる。不覚…。今はだいえっとに励む日々でござる)。


黒子担当者 ヨシリン



さて、ここでは「真サムライ」の音声収録にまつわるお話を書くことにしましょう(つまりゲーム中で覇王丸が「おりゃああ」とか、

シャルロットが「ハハ〜ン」とか叫んでいる台詞の事ですね)。

 まずは全17キャラクターの台詞を考案するところから作業は始まります。今回は前作を上回る「しゃべくりゲーム」にしたかったので

台詞は膨大な数になりますが、プログラムメモリの都合上、いくつかの台詞は消えてゆきました。

台詞が出来上がるといよいよ声優さんに声を頂きます。前作からのキャラクターを引き継ぐ方、今回新しく声を担当して下さる方など、

ここの作業は楽しいものです。

中でも印象的だったのは、覇王丸とアースクエイクの臼井さんでした。前作でご一緒した時よりも一回り役者が大きくなられたように見受けられ、

役作りも積極的にアイデアを下さってキャラクターの魅力を倍増させてもらいました。

また収録時に突然キれた演技力でスタッフを驚かせたのは、幻十郎担当のコング桑田さんと狂死郎担当の前塚厚志さん(当時)。

打ち合わせ中の通常人格から、突然「んどりゃああ」「んべろーん」「ばーっ」「はなっ」等々、ビビる(驚く)程の変わり様で、

私も膝にツメを食い込ませて笑いを堪えた思い出があります。さすがはみなさん役者ぞろい、

たった数日間のお仕事だけでも、書き尽くせない程の思い出を残して下さいました。

十兵衛役の小林清志さんの渋さ巧みさへの感激や、千葉麗子さんと一緒に、「ネタリロクワカケ〜」を叫んだ事などの他、

紙面の都合があってここではお名前を出せなかった声優さん達、みなさんのお陰でサムライ達はより生き生きとした情感を持ち、

笑い、泣いてくれました。ここに海の底より深い感謝を申し上げます。


「真侍魂」製作総指揮:BAD APLLES



最後に

 前作「K・O・F’94」の全作業が終わるのを待たずに、この「真サムライスピリッツ」の企画はスタートしていました。

そんなこともあってか、またまた関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしてしまいました(泣)。特に今回はゲームプレイを

SNK開発の方々にやっていただいたのですが、こちらの無理な注文にも笑顔で応えてプレイしていただいたことに関して、感謝感謝です。

また、SNK広報の中村様には、参考のためと無理やり東京支店にてゲームをプレイさせていただく(しかも一日中)など、

本当にご迷惑おかけしました。皆様のご協力あって、素晴らしい作品に仕上がったと自負していますが、いかがでしたか?

 ドラマをゲームビデオに収録するという、斬新かつ無謀な作品も、このビデオが2作目になります。ただゲームプレイを収録する、

ただビジュアルシーンを収録するだけがビデオ作品なのだろうか?という疑問から生まれたこの企画。

皆様に受け入れられているかは別として、僕自身は一つの快挙を成し遂げた満足感があります。が、これで終わりにはしません。

また新たな企画を引っ提げて、皆様に会える日を楽しみにしています。


企画・シナリオ担当A-ZAP




斬紅郎無双剣

プレイヤーより

右京と閑丸をメインに、羅刹のガルフォードも結構プレイさせていただきました。今回の見どころは対戦。

右京(修羅)はツバメ返しの当て方、羅刹は防御崩し(引き)からの連続技を参考にしてもらえればうれしいです。

閑丸は、回り込みからのキャンセル暴雨狂風斬と、しゃがみ中斬りの強力なところを。ガルフォードは空キャンセルプラズマファクターが

結構引っかかってくれたので個人的にうれしい!威力もデカイしかなり強力(笑)。

 今回の収録で納得いかなかったのは対戦時間が少なかったということですが(おめー寝てたろ(S))精いっぱいプレイしたつもりなので、

飽きずに最後まで見てね! 今後ともヨロシクお願いします。あっ、2日目に食べた昼飯のカレーが美味しかった!また食べてーっす!!


修羅騎士 鷹



 今回このビデオでリムルルと首斬り破沙羅をメインに担当した蒼炎闘士ゆーきです。

この『斬紅郎無双剣』の攻略ビデオですが、なんといっても対戦の組み合わせが多い多い。そのなかで自分の担当キャラはどうか?

というと、いやー、リムルルはそこそこ動いてくれたけれど、破沙羅のほうはちょっと動かしきれなかったなあ……。

破沙羅は近距離戦で相手を押して行くために、しゃがみ弱斬りをガードさせたあと、ダッシュ弱斬り2段キャンセル必殺技や、

ダッシュ中斬りで攻めていくといい闘いになるんだよね。2つとも隙が少ないし。こんな闘い方がビデオではできなかったのが残念。

破沙羅使いの人はぜひ使ってみてね。

あ、そーそー鷹!カレー美味しかったとか書いてるけど、俺は食べてないんだけど(理由はひ・み・つ)。

春巻きが美味しかったな……。ジェイケイ君とモリスケ君はうれしそうに俺を殺していくし……あの2人のうれしそうな顔思い出すだけであーっっ!

……感想いただけると、とてもうれしいっち。


ゆーち



覇王丸、ナコルル(修羅)、狂死郎、骸羅を担当したジェイケイです。今回は収録までの期間が短いうえ、ナコルル(修羅)と狂死郎は

急に担当することになりイマイチやり込み不足で、撮影中の空き時間に練習しているときに技を発見したり、ということもありました。

それでも、なんとか形にはなったと思っています。苦労したキャラは骸羅(とくに修羅)。ガードキャンセル以外にやることが少なく、

どうしても待ちぎみになってしまい、地味な闘いになりがちでした。ちなみに、骸羅の円心殺(羅刹)は、レバガチャでダメージが増えます。

みんなで気合いを入れて大ダメージを与える快感に浸りましょう。

それにしても覇王丸(羅刹)はあまりにも強すぎ。個人的には最強キャラだと思っています。強いためやりすぎには注意。

なにかと強力な技が多いこのゲームですが、仲間内で楽しむにはおもしろいと思います。多少の事には怒らない、広い心を持つことが重要です。


ジェイケイ



ども、モリスケです。このビデオの前に発売されたKOF'95でもちゃっかりプレイしているんで、お金に余裕のある人はぜひ見てください。

今回の『斬紅郎無双剣』では、牙神と天草、ナコルル(羅刹)を担当したんですが、天草が非常に辛かった。

通常技にキャンセルがかからないので、必殺技をからめた連続技が1つもない。連携に使う必殺技もいいものがないので、

魅せるプレイも狙いにくい……。1つくらいキャンセルがかかると少しは違うと思うんですけどねぇ。それに比べて牙神は、ド派手な必殺技に

連続技。かっこいいプレイを目指しましたがどうでしょう? 狼ナコなんですが、正直に言ってしまうと始めたのがだいたい収録の一週間前(笑)。

ごめんなさいです。でも、スーパーコンビネーションを開発したのだ。狼乗り→相手を通過→裏からバビーン!え?だれでも思いつくって?スマンす。

この連携の名前は「たろちんコ○ボ」(謎)。なんか書くことないんで……。ではまた。


モリスケ



 服部半蔵の先鋒は、いかにモズ落とし(羅刹なら、爆炎微塵隠れ)を決めるかにあると思います。

そのために爆炎龍などの必殺技を闘いの中に組み込んでいく。もちろん、モズ落としだけが全てではないことも承知しています。

それでもモズ落としにこだわるのが、服部半蔵の闘いだと言えるのではないのでしょうか。対人戦でも、モズ落としを決めるチャンスを

いかに作り出すか、この部分を重視していったつもりです。

 ちなみに武器を落とした場合、斬り攻撃と踏み込み攻撃(斬り)を必殺技でキャンセルできるので、無理に武器を取りに行く必要はないでしょう。

もしかすると、刀を持たない方が強いかも(笑)。

 そんなわけで、このビデオが皆さんに喜ばれることを祈っております。


ふれいむ



制作スタッフより
 
 これを書いているのは11月25日なんですが、収録はさらに5日前に終わっていて、つまり斬紅郎が巷に登場してから、

まだ完全に遊び込めないタイミングでの収録だったので、ネタ的にこのビデオが発売される、年が明けての2月に耐えられるものかどうかだけが気になります。

どうかコレ以上のネタが……あるわな(笑)。

 それにつけても、前回も書きましたが、やっぱり凄いですね、ネオジオフリークの連中は。

こちとらまるで時間がなくて、遊び込むこともままならず、仕事もままならず、あまつさえ収録後の――ごめんなさい、スタッフのみなさまー―

という状況だったので、プレイヤーが頑張ってくれたものを、きちんと形に出来たのかどうかも気にかかるところだったり……。

 さて話は変わりますが、前回のKOF'95から、プレイの質が飛躍的に向上していることにはお気づきですか?

 より密度の濃い、本気で対戦に命をかけているプレイヤーにも満足してもらえるように、このシリーズは技術面のさらなる向上を目指します。

願わくば、このシリーズがすべてのプレイヤーに愛されんことを……。


田 洋平



 あの怒涛の収録が終わって幾日か経ちますが、私の認識下では、あの日の出来事はもうずいぶん懐かしいものへと代わって行ってます。

初めてビデオメディアに関わらせていただき、遠藤さん、田さん、サイトロンのみなさまに感謝(×ん)。この年末のあわただしいなか、

私もお手伝いとはいえ力不足だったことを再認識しながら原稿を書いています。本当に申し訳ありませんでした。

すこしプレイできてうれしかったな〜。


佐伯 憲司



 みなさんこんにちは。シナリオを担当しました遠藤です。

『斬紅郎』ビデオいかがでした? え? まだ見てない? それはいけません、さあすぐにビデオをセットして再生ボタンをポチっと押しなさい。

 さて、今回は対戦がメインの構成となっているわけです。よりゲーム攻略性の高い内容を目指そうということで、

ナレーションの方もキャラボイスで技の解説をしてみたり、対戦のポイントをしゃべってみたりと、私にとっては初の試み盛りだくさんの

お仕事になりました。個人的には閑丸と幻十郎が好きなんでがんばったんです(もちろんほかのキャラもがんばった)。

みなさんは誰が気に入りました? アンケートなどで教えてくださいネ。

 それと、いつもすばらしいプレイを見せてくれるフリークのみんな&なべお、おつかれさま!!


遠藤 美幸




天草降臨


◆プレイヤーより◆

 どうも。ジェイケイです。今回は覇王丸、骸羅、狂死郎、それに復活キャラのタムタムを担当し、それに負け役のキャラを少しだけやりました

(半蔵やナコルルなど)。負け役っていっても、八百長試合はナシで、あくまで真剣勝負のみなので勘違いしないでね。
 
 タムタムと狂死郎はビデオ撮りで担当することになったんだけど、2人とも比較的扱いやすいうえにそこそこ強いキャラだったので、

他の人より楽させてもらったかも。チクチク&対空技の地味な闘いだけど、そういうキャラだということで勘弁(特に狂死郎の羅刹)。

 実は収録内容には少し不満が残っとります。というのも、複数のキャラを使ったせいで、開始からうまく動かせるようになるまでに

時間がかかったから。ジジイ化が進んでるらしい。


(ジェイケイ)



ど〜もぉ〜(はぁと)蒼炎闘士ゆーちでゲス。今回は前回に引き続き、リムルル、首斬り破沙羅の2キャラに、旧キャラのシャルロットを合わせた

3キャラを担当させていただきましたッチ。でもね、ネオジオフリークの方が忙しくて(自分の仕事上がりが遅いというウワサも…)、

巷での天サム野試合(ゲーセンでの対戦)をこなすことができなかったんです〜(サイトロンの方々に日程を遅らせてもらったのが唯一の救い)。

何かへっぽこ対戦になっちゃったので、ここでお詫びをしておきます(手抜きの仕事はしてないので許してね)。

 さらに恒例になった遅刻騒動があり、手堅く今回も減俸でゴワス。どなたか専属で俺のモーニングコールをしてください。

随時募集しているのでお気軽に連絡くださいッチ。発売された時の対戦状況を考えつつ今回はこのへんで…。まぁ、メシ食って鷹もそろそろ

殺しとかなきゃいけないし、これからは違うぜよ!(鷹談:何が?)


(蒼炎闘士ゆーち)



 毎度ぉーお騒がせぇー致しますぅーチリガミぃー交換サービスカーでぇ…あっ、変な始まりでスマンす。今回も担当させて頂いた

修羅騎士 鷹ですぅ。キャラは、火月、右京、牙神、閑丸の4キャラ。何だか今回の収録は、プレイヤーの皆さん(俺も)は納得がいかない

点が多かったのですぅ。特に俺が担当したキャラなんかの動きを見てもらえば分かると思うんだけど、皆様に不快感を与えてないかどうかが

心配です。まぁ、何がしかの参考にしてもらえると有り難いと思っています。

 あっ、このビデオが出る頃にはRB餓狼SPの収録がそろそろ始まるといった辺りだと思うのですが、今回以上に頑張って取り組みたいと

思うのでどうぞよろしくネ。

 それと、スタッフの皆さんホントお疲れ様でした。

(修羅騎士 鷹)



 どもども、待ち時間中風来のシレンGBやりまくってたモリスケでっす。

今回は天草・蒼月・ガルフォードの3キャラを担当したんだけど、ガルフォードは急遽やることになったんでミスが多かったような気が。

ぐはっ。蒼月も低空円月失敗して空中飛び道具撃ってるけど勘弁してちょ。とまあざんげはこの辺でお終いにして、SNKの次回作は

「がろスペ」っすよ、がろスペ!あのタンじじいが復活するんで、もう気合い入りまくってユンケル飲みまくってどれになさいます?

ってな感じ。たまらんっす。ボブはあいかわらず弱体化してそうだし、ここは一発タンで修羅騎士あひっぴーをいたぶってやるか。

ニヤリ。惜しまれるのはビッグベア先生がリターンしないことかな。レディからスクリューできないのはチト悲しい。

そんな訳で、次回発売されるであろうリアルがろスペビデオも要チェック!


(モリスケ)



 今回、十兵衛、半蔵とナコルルを担当したMASA藤原です。取り敢えずビデオ撮りは初めてということで緊張してしまいました。

でも、映像の方にはあまり影響はないと思いますのでよかったよかった。ただそんだけ。スキは…分かんねーっちゅーことで。

 ところで半蔵さんですが、怒りゲージがマックスになると強烈にパワーアップするので、序盤戦は14連斬を狙うだけの闘い方で充分だと

思います。怒ったらビデオに入っている連続技を狙っておきましょう。ナコルルは修羅が使いやすいと思いましゅ。

理由はアンヌ ムツベでビデオの通りです。十兵衛は待たずに攻めて闘うと、かなりいかすキャラになると思うんですが、どないでっしゃろ?


(MASA藤原)



 僕がこうしてビデオのライナーに顔を出すのはリアルバウト以来となりました。その時はプレイヤーとして参加した僕ですが、

前作(KOF’96)での下積み(?)を経て、今回初めてビデオ全体のディレクションをすることになりました。

こんな大役に僕のような小者が携わっていいものか? という不安は的中、不慣れゆえの手際の悪さと才能のなさで、関係者各位に

多大なる迷惑のかけまくり。特にプレイヤー諸氏には、収録の際の進行手順の不手際ゆえに並ならぬ負担をかけてしまったようです。

この場を借りて皆様にお詫びを申し上げます。反省。…などと憂鬱な話ばかりしても仕方が無いですね。

とにかく今回も、NF(ネオジオフリーク)エリート攻略陣のスーパープレイが満載なので(本人達いわく納得いくデキではないようだけど)、

ぜひ最後まで楽しんでください。


(DSP−たろりん)



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