サイトロンビデオ・サムライスピリッツ〜十二剣士烈伝〜 台詞集
発売元:(株)ポニーキャニオン 1993年 定価4,800円
●構成●
序章(オープニングデモ)/指南之章(操作説明〜技術解説)/十二剣士ノ章/
終章(スタッフロール)/製作スタッフ(おまけ画像付きスタッフロール)/映像特典:サムライスピリッツTV−CF
◎流れ◎
・序章は、声優によるナレーション付きの、ボス・天草四郎時貞のデモ全てを紹介。
それから、コンティニュー時にのみ見られる「十二戦目」(対天草)のデモシーン→天草の必殺技紹介。
・指南ノ章は、レバーとボタンを画面に同時に映しての操作説明。通常技・必殺技・一部の連続技へと続く。
・スタッフロール直前(王虎ノ章の後)に、ワンコインクリアで変化するエンディング(覇王丸とタムタム)が収録されている。
この時のナレーションは紫ナコルル。
・ラストの映像特典は、100メガショックが合言葉だった頃のSNK製CM。懐かしすぎて泣けてきます・・・・・・。
ところで、CMのナレーターは小林清志氏なんだろうか??
◎「十二剣士ノ章」流れ◎
《必殺技紹介》キャラクター紹介ナレーション
次に登場する剣士を相手に、各々の必殺技を披露。ラストの王虎の相手は覇王丸となる。
《名場面》キャラクター自己紹介
初代では、片方が素手の状態で、お互いのダッシュがぶつかった時に発生する事の多かった
白刃取り→投げを、同キャラを含む全キャラ相手に行っている。
アースクエイクは初代では巨体過ぎて投げを喰らわない設定だったので、全キャラ足払いで倒している。
(同キャラ戦ではパンチ攻撃)
その後、勝利ポーズ・一本目敗北・引き分け・投げ(斬りボタンのもの・蹴りボタンのもの)を、全て素手を含めて収録。
引き分けでは、素手での変化を見せるため同キャラ戦となっている。
《名勝負》キャラクター自己アピール
対戦・CPU戦でのテクニックを披露。
その後、CPU戦四戦後のデモシーン(”天草が怨霊”が登場し、キャラに語りかける)→
《決戦》ボスキャラ・天草四郎時貞に勝利→エンディング→クリア後の一言
となる。すべてゲームでの担当声優による音声入り。
覇王丸 橘右京 柳生十兵衛 服部半蔵 ガルフォード ナコルル タムタム シャルロット
不知火幻庵 千両狂死郎 アースクエイク 王虎
覇王丸ノ章
《必殺技紹介》
かつて、道を窮めんとする侍がいた。
天下無敵の熱血漢・覇王丸。
名刀河豚毒を携え、屈強の剣士を相手に今日も戦い続ける。
《名場面》
かたっ苦しい挨拶は抜きにしてもらおう! 俺が覇王丸だ。
最近ちと太平の世の中に退屈してたが、天草とかいう野郎のおかげで、寝てるヒマもないぜ!
《名勝負》
俺の剣は、一撃必殺が信条だ。
だから相手が誰だろうと手抜きはしねぇ。
この名刀河豚毒の名にかけて、痺れるような太刀をお見舞いしてやるぜ!
橘右京ノ章
《必殺技紹介》
かつて、一人の女性を愛する青年がいた。
居合斬りの達人・橘右京。
その太刀筋は、斬られるまで知る由もない。
《名場面》
拙者、右京と申す。よろしく。
《名勝負》
拙者、人を斬ることだけが剣の道と思っていない。
しかし、あの人のためならば・・・・・・。
柳生十兵衛ノ章
《必殺技紹介》
かつて、修行を天命とする武士がいた。
斬り捨て御免の隠密剣士・柳生十兵衛。
柳生新陰流に二刀流を取り入れ、その鍛錬に余念がない。
《名場面》
ワシの名は十兵衛。我が新陰流こそ、最強と知らしめるため、諸国を旅しているところだ。
聞けば、邪神の力によって甦った男がいるとか。
ならばこの刀の錆にして、柳生の名を轟かせてくれるわ!
《名勝負》
柳生新陰流は、二百年の歴史を持つ、由緒ある剣術だ。従って、そんじょそこらの刀ごときに
負けるわけがないわ!
我が剣の切れ味、とくと味わうがよい!
服部半蔵ノ章
《必殺技紹介》
かつて、我が子を救わんとする父がいた。
影を束ねし首領・服部半蔵。
幾多の戦場を潜り抜けた彼だが、邪神に自分の息子を奪われ、
人生最大の危機を迎えることとなった。
《名場面》
伊賀軍団の長・半蔵と申す。
百五十年前、我らが主徳川家に滅ぼされた筈の男が、突如として伊賀の里に出没した。
並ならぬ気配に気づいた時は既に遅く・・・・・・
我が息子よ! 生きていてくれ!
《名勝負》
闇に生きるが忍びの定め。気配を悟られず、敵を討つが生業。
従って、敵への情けは無用。如何なる時も、己だけを信じるのだ!
ガルフォードノ章
《必殺技紹介》
かつて、海を隔てた忍びがいた。
蒼きイナズマ忍者・ガルフォード。
甲賀の忍術を会得し、四匹の愛犬を連れ、諸国を旅して悪を討つ。
まさに正義のヒーローだ。
《名場面》
俺の名はガルフォード。生まれはアメリカでも心はジャパニーズさ。
聞いたよ。天草とかいう悪人がうろついてるってね。この平和な世界を乱すヤツをほっとくわけには
いかないよ。
よし、行くぜパピィ!
《名勝負》
パピィは俺の大事なパートナーだ。でも、二人がかりは卑怯だと言われないよう、
パピィが戦ってる間、俺は手を出さないことにしてるんだ。
なんだか俺よりも、パピィの方が打たれ強いのが気になるけどね!
ナコルルノ章
《必殺技紹介》
かつて、この自然を愛する少女がいた。
天空の鷹少女・ナコルル。
死滅の危機が迫る大自然の声に導かれ、その細き体で巨大な悪に立ち向かう。
《名場面》
みなさん、こんにちは! 私、カムイコタンから来たナコルルと申します。
そして、私の上にいるのが鷹のママハハ。ちょっと目を離すとすぐ寝てしまうけど、とってもいい子なんですよ。
《名勝負》
私だって、ほんとは人を傷つけることなんかしたくない。
でも、自然の叫びを聞くたびに、その迷いもなくなるの。
自然を汚す者に、容赦はしないわ!
タムタムノ章
《必殺技紹介》
かつて、素顔を仮面で隠す戦士がいた。
残されし古代聖戦士・タムタム。
村にあった宝玉・パレンケストーンが、何者かによって奪われた。
南米最強の戦士である彼は、その優しき心を仮面で隠し、石の行方を追ったのだが…。
《名場面》
たむたむ、ぱれんけすとーん探シテココマデ来タ。
たむたむ、石見ツカルマデコノ仮面トラナイ、誓ッタ。
ミンナ怖ガルケド、ガマン。
《名勝負》
たむたむ、村デ負ケタコトナイ。ダカラたむたむ、ココデモ絶対負ケナイ。
ナゼナラたむたむ、森ノ神ニ守ラレテイル。ソシテたむたむ、光ノ戦士ニナル。
シャルロットノ章
《必殺技紹介》
かつて、民から慕われる貴族がいた。
革命の麗人・シャルロット。
異変の元凶を調査すべく、世界を駆け巡っている。
《名場面》
私の名前はシャルロット。この国では、どこよりも先に異変が起こっていたと聞く。
すると、事の発端はこの国にあると思っていたのだが…。
《名勝負》
私の剣術は、誰よりも素早く、誰よりも鋭く打ち込むことに長けている。
剣を振り回しているだけの侍さんたちに、私の攻撃がかわせるかしら?
不知火幻庵ノ章
《必殺技紹介》
かつて、魔道の王を目指す者がいた。
葬られし一族の雄・不知火幻庵。
仲間も怖れる実力の者ながら、二人の子供を持つ、良き父親でもある。
《名場面》
ワシは幻庵。魔の道に生きてこの名を知らぬ者はおらんだろうケ、ケケッ!
真面目な生き方に飽きたら、遠慮なくワシに声をかけてみろ、ケッ!
主なら立派な魔道になれそうだケケッ!!
《名勝負》
世間の奴らは、やれ流派だの武士道だのとぬかしておる、魔道にそんな御託はいらんケ!
気に入らん奴を斬り捨てるだけじゃケッ、ケケケ〜!!
千両狂死郎ノ章
《必殺技紹介》
かつて、舞台に生きる伊達男がいた。
歌舞伎の異端児・千両狂死郎。
己の舞で人々を沸かせる、そんな魅力にとり憑かれ、舞踊と剣術の修業に励んでいる。
《名場面》
歌舞伎役者の千両狂死郎と申す。
この度は拙者の舞を皆さんにご覧頂きたく馳せ参じた次第でござる。
が、何やら妙な事件に巻き込まれてしまったようでござるなぁ〜〜。
《名勝負》
拙者、戦いでも歌舞伎の心を忘れないでござる。
美しく勝つ、これができぬなら真の歌舞伎役者ではござらん。
アースクエイクノ章
《必殺技紹介》
かつて、富を求める巨漢がいた。
巨大忍者・アースクエイク。
天変地異のどさくさに紛れ、財宝集めに励む毎日だ。
《名場面》
おめ〜らァ! 俺があの、アースクエイクさまだ!
ちょっとでも楯突こうって奴は、誰であろうと潰しちゃるから、覚悟しとけぇ!!
《名勝負》
グヒーーッ! なんでもシマバラってとこにある宗教が、たんまりと金を溜め込んでるって言うじゃねえか!
よし、とっととこいつらを片付けて、行ってみるかァ!!
王虎ノ章
《必殺技紹介》
かつて、大陸統一を夢見る男がいた。
大陸の鬼武将・王虎。
優秀な部下を求めて、日本までやって来たのだが…。
《名場面》
とうとうこんな島国まで来てしまった。
しかし、手間をかけて来た以上、手ぶらで帰るわけにはいかん。
清王朝の名にかけて、一暴れしてやるか!※王虎は”さる王朝の末裔”でその再興を目指してるから、内心”清王朝の〜”とは思ってない気もしますが
《名勝負》
この国には、武士やサムライという戦士がおると言うが…
ほほ〜う、思ったより骨がありそうだな。
さあ、どこからでもかかって来い!
●担当声優●
臼井雅基(覇王丸・服部半蔵・アースクエイク)
矢野栄路(当時)(橘右京・天草四郎時貞・不知火幻庵)
稲毛一弘(ガルフォード・タムタム・千両狂死郎)
坂井貴行(柳生十兵衛・王虎)
生駒治美(ナコルル・シャルロット)