シャーマンキング ナイルズ


タイトルネーミングは結構好き。「んなことナイルズ」は腰砕けだが
「マンキン」FANサイトは数あれど この連中取り上げたのは私ぐらいなんじゃ(笑)
手前からアナテル、ナクト、カフラーです。



手始めに、「シャーマンキング」という作品について、私なりに簡単にまとめてみようと思います。

あくまで個人的な意見なんで、ファンの方は癇に障るところがあったとしても、さらっと流されてくださいね。

なるたけ。


この作品、へるば・あどとしては久しぶりにわかりやすい、言い方を変えればきっちりと型にはまったマンガでした。

そもそもの最初から、話の目的=最終地点は決まっています。

ジャンプでおなじみの勝ち抜き戦(トーナメント大会)である”シャーマンファイト”で

優勝したものが”シャーマンキング”・つまり全世界の巫術を使う能力者たちの頂上・・・・・・

”神を使役する存在(救世主、もしくは人類を滅ぼす者)”となれるというわけ。

主人公やそのライバルや対立者は、その一つの目標を目指してバトルを繰り広げればいいわけです。

基本コンセプトはわかりやすい。

最近気になったマンガは、マンガ喫茶で一気読みという習癖をつけたへるば・あど、

時間やさまざまな用を気にして、いいと思ったマンガでも一気に読めないことが多いんですが、

「シャーマンキング」はそういうことを気にしないで一気に読めたマンガでありました。

回想編に入る前くらいまでね(笑)


ま、それはともかく、その最終目標たるシャーマンキングを目指す登場人物たちは、要は派閥に分かれるわけです。

主人公の麻倉葉(あさくら よう)のグループ(一応ひとまとめにします)ほか、

昔の強大な力を持った陰陽師が葉の双子の兄として転生した姿・ハオの一派、

(で、こいつの使役霊はなんでヴァンパイアシリーズのパイロン(宇宙人)なんでしょーか。

へるばにはそうとしか見えん)

そのハオを滅ぼすべき悪と認定している、

”聖少女(アイアンメイデン)ジャンヌ”を押し立てる一派”X−LAWS”(エックス・ロウズ)、

そして仏教系のガンダーラ。

うちラストのガンダーラは、つい最近(連載期間を考えるとそうでもないか)出てきて、まだろくに活躍

してないんですけど。(2003年初頭現在)

作者的には、前作「仏ゾーン」の系統のキャラクターなのかもしれません。


最初、シャーマンファイトに参加するものたちは、以上の3派(葉のグループ以外)のどれかに属している

と言われていた気がしますが、

どうもそうではない独立独歩な人たちもいる様子。特徴としてはいわゆる”国際色豊か”な点。

北欧出身のアイスマンとかね。このページの主役を張る(笑)ナイルズもどう考えたってそう。


このコーナーで取り上げる以上、当然エジプトモチーフなシャーマングループもいまして、

彼らは「ナイルズ」と名乗る”E−シャーマン”(Eはエジプト)であります。

まぁ一言で言って、”X−LAWS”を率いる聖少女ジャンヌのかませ犬ですけど。(笑)


風体はこんなカンジ。

断定形の擬音が多いなこのマンガ
ツタンカーメンもどきがリーダーのアナテル、ピラミッドがナクト、アヌビス頭巾がカフラー。

あー、霊、もとい例によって見事なステロタイプだ。

闘う相手は「X−LAWS」から選抜された「X−1(エックス・ワン)」。

リゼルグ(両親をハオに殺された少年。ダウジングが武器。最初葉たちに同調していたがX−LAWS入りした)

とX−LAWSのリーダー・マルコ(メガネの性格がアレっぽいお兄さん。好み(笑))、

そして拷問道具”アイアンメイデン”に入ったジャンヌです。

X−1を見たナイルズの感想。


アナテル「(前略)男と子供と謎の鉄とは これではまるでお遊戯会もいいところだな」

ナクト「(前略)なにか文句ありそうなツラしてんなあ」

カフラー「フン・・・我々に言われるすじあいはないとでも思ってんのさ」

わかっとるやないかお前ら。

X−1の方はジャンヌの入ってる鉄の処女以外はまともですので、

ナイルズの方がよほどお遊戯会です。自分の首絞めるよーなこと言ってます。自覚もしてるみたいだけど。

で、エラソーに自己紹介。(笑)

今時ピラミッドパワーなんて聞かない言葉だよ。この人のかぶってるピラミッド、自分も似たようなの持ってるんですよね・・・。   宇宙一って言葉好きなんですね。

宇宙一って言い方が、なんとなく「ドラゴンボール」のフリーザを思い起こさせますね。

そりゃそうと、アナテルが持つエジプト十字架・アンクなんだけど

なんか形がニセモノっぽいぞ!どっちかってーと♀(牝)マークに近い(爆)

あんく
そのアナテルの”持ち霊”は、ピラミッド造営(かの、というところからしておそらくはギザのでしょう)

に携わった一万人の工夫(こうふ)らしいです。

ここがちょっと気になって、ピラミッド建設に一体何人のヒトが働いたのか調べてようとしたんですが

ピラミッド関係の資料って、ピラミッドのサイズや建造期間についてはよく書いてあるんですけど

人数についての言及が意外に少なくて。

ので、ヘロドトスの著作『歴史』のエジプトについて取り上げられた章を参考にすることにしました。

エジプトではランプシニトス王の時代までは、申し分のない政治が行われ、

エジプトの国は大いに栄えたが、

彼の後にエジプト王となったケオプス(クフ王のギリシャ名)は、

国民を世にも悲惨な状態に陥れた、と祭司たちは語っていた。(中略)

アラビアの山中にある石切り場から石をナイルまで運搬する役を負わされた者もあれば、

船で河を超え対岸に運ばれた石を受け取り、いわゆるリビア山脈まで曳いていく仕事を

命ぜられた者たちもあった。

常に十万人もの人間が、三ヶ月交替で労役に服したのである。

(中略)ピラミッド自体の建造には二十年を要したという。



筑摩書房 世界古典文学全集 第10巻 ヘロドトス『歴史』

巻二(エウテルペの巻)124節より抜粋 松平千秋 訳 


十万人、というのは正確にはケオプス=クフ王に課せられた労役に就いた人数のようですが、

まぁピラミッドもそのくらいの人手はいるでしょうってことで(^^;)


話は逸れますが、ヘロドトスの記述は有名であり、これを元に映画『十戒』などにおける

”奴隷労働で建設されたピラミッド群”というイメージが出来上がったと推測されますが、

今現在ではピラミッドを建設したのは専門職の労働者たちと農閑期の国民である、ということが

明らかにされています。

ギリシャ人ヘロドトスは古代世界各地を旅行し、その土地の見聞を書きとめ貴重な資料を残した功績により

”歴史の父”という贈り名を持っていますが、

どうも事実をありのまま書き留める写実主義者というよりは、

面白くするために脚色も混ぜるという物語作家だったようで。

つまり、歴史的に見ると間違いもたんとあるということです。

この章でも、ケオプス=クフ王の前任者とされる”ランプシニトス王”は第20王朝(新王国時代)の人物、

そしてクフ王ら、ピラミッドを建設させたとされる王たちは第4王朝(古王国時代)の人物なので(脚注より)、

その時点で素晴らしく大間違いです。

でもよく読むとヘロドトスも、”祭司たちは語っている”と、あくまで伝聞ですよてな逃げを打ってますね(^^;)


話を「マンキン」に戻して。

対ナイルズ戦におけるストーリーの主眼は”X−LAWS”に入った葉の仲間リゼルグが、

強くなる=甘さを振り切るために非情になろうとしてなりきれない流れと、

業を煮やしてというか、非情になりきれなかったために劣勢となった

リゼルグの代わりに聖少女ジャンヌが登場し、圧倒的な力を見せ付けることにありますから、

ナイルズはそのための捨石にしか過ぎません。しかし、意地は見せます。


というわけで続いちゃいます。

戻りますぅ♪
せめて可愛い女の子で票を稼ぐぞ!(笑)
(パズルゲーム・クレオパトラフォーチューンのパトラ子です)

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