
| 「王の眼」第三巻 |
| 第二話「増水季(アケト)四の月の三十日」にて、 アンジェトのウセルにはめられて、ヤられてしまった貴公子セティ。 のみならず、ウセルの手のものたち10人(彼らは遊牧民なので、女性がいなければ男性を相手にすることも平気なのだとか。あくまで聞いた話ですが、遊牧民の方々の中には男性どころか獣(以下略)にマワされ、その上その場に居合わせたアセト(一の王女)の求婚者たち全て(痺れ薬と媚薬もられた)に次から次へと。 その数実に72人。 死ぬわい。 さらに納得いかないのが、えーとナニされる所は(中略)しかないわけですけど、72人にナニされて全くそのー、無傷みたいな描写されてることです。 人間の体かそりゃ!! まーやほい系ではよくあることなのかもしれないが。 ファーストインパクトを乗り越えてしまえば、あとは無感覚で読めました。 これをきっかけに、セティ貴公子のやられっぱなし(二重の意味で)人生が始まるわけです。 いわゆる攻め役であるところのウセルですが、 普段は明るく単純で、さらっと無礼なこと言われても雰囲気的に許せてしまう憎めない奴らしいのですけど 一連の行動がセティサイドから描かれているのもあって、 ただの外道か、言い方和らげても人非人とか極悪人としか思えません。(ちっとも和らげてないね) なんかウセルの描写を見てますと、思い出すのはホメロスが『イリーアス』(トロイア戦争叙事詩)で描いたギリシャ第一の英雄アキレウスです。(アキレス腱の語源男) 最強で美形で友情に厚い、英雄中の英雄なのですが このヤローは戦のさなか、お気に入りの女性奴隷ブリセイス(だっけか)を総大将のアガメムノンに持ってかれたことに腹を立て、戦闘ボイコットを決め込み誰が懇願に来ても腰をあげません。 ギリシャ帰れこのドアホ!(怒) とかやってるうちにギリシャ側はピンチに陥り、見かねて出陣したアキレウスの親友パトロクロス(これまた、デキてた疑惑あり)は見事討ち取られてしまいます。 アキレウスは憤激し嘆き悲しみ、友の弔い合戦に出陣したのでした。 てめーが親友の死の遠因だってことに気づいていやがりますか?あ〜〜〜んっ!?(場所違い) 話がそれましたが、こーゆーはた迷惑な行動をやってのけるのも英雄という存在の持つ、あまりに大きすぎる「パワー」の故、という言い方もできるかもしれません。 やっぱイヤですが。 さてすっかり受けにされてしまったセティさまの逆襲の日は やってくるのでしょうか。 レビュー後編近日公開予定です。 |