GOD DIVA  ネタバレご注意


2004年5月東京で開催された、エジプト・北欧両神話同盟オフ会最大の目玉の映画鑑賞。

とりあえず簡単に感想メモなど。実にたいしたこと無い中身ですんません。


「GOD・DIVA」(直訳すると”神・歌姫”か)は、「フィフス・エレメント」「ブレードランナー」「マトリックス」等の

近未来SFのルーツ的な作品の映画化だそうでして。

ポイントは世界観の中にエジプト神話が組み込まれていることです。だからメインエベントになった次第。

話の発端は、神々の世界で反逆罪のため(具体的な内容は不明)死刑を言い渡された天空神・ホルスが

刑の執行までに7日の猶予を与えられたことから始まります。

舞台となる近未来のニューヨークの上空には、

おそらく神々の乗ってきた宇宙船と思われるピラミッドが浮かんでいます。

そして結局物語の間中浮かびっぱなし、という状況でした。

要は行政側はその間ほっぽらかしだったというわけですね。

んなどこかの極東の島国ライクに超呑気な対処でもええんかいな? どうですか近未来の入浴(ドラえもんネタ)。


ホルスの刑の執行役は死の神アヌビス・女神バステトの両名。

ホルスを待っている間、イカサマありのモノポリーをやってたりするお茶目な神様たちです。

アヌビスは作中設定ではホルスの従兄弟にあたるのですが、

ホルスはアヌビスを名前も聞きたくないほど嫌っているのだとか。

確かに映画の中で2回、「お前は死の神アヌビスか?」と問われて

「ジャッカルの名を二度と口にするな」と答えてはいるのですが、

そのくせ当人(当神か)を目の前にしても特にリアクションなし。本音と建前をきちんと使い分けられるオトナって

ことなのかしら、元祖・オブ・キレる若者のホルスさん。

解説:エジプト神話では、ホルスは叔父セトとさんざんバトルを繰り広げてます。

ホルスの母イシスは過保護すぎるくらい(^^;)息子の手助けをします。

ある戦いでピンチに陥ったセトは、姉妹のイシスに向かって情けを掛けてくれと乞い、イシスは絆されてしまうのですが

(いや、無理ないかもしれないけど夫の仇じゃないですか・・・・・・)

「裏切ったな! 僕の気持ちを裏切ったな!」と激怒したシンジホルスはお母さんの首を切り落としてしまいましたとさ。



で、ホルスに対しアヌビスかと呼びかけたのは主人公ニコポル(俳優:トーマス=クレッチマン)と

ラストに登場する怪物(生体兵器)ダヤクなんですけど、両者がなんでアヌビスを知ってるのか、

いやそれより先にジャッカル(アヌビス)と鷹(ホルス)の区別もできないのだろーか嘆かわしいことだという

二つの疑問点が沸いてきたりします。

まぁ、これ以前のシリーズで人類の前に現れたことのある神はアヌビスのみだった、ということかもしれませんが。



さてホルスの目的は、宇宙の中で数えるほどしかいない”神の子を宿せる女”を見つけ出して自分の子供を生ませること。

そのためには人間の男の体が必要なのですが、

この時代の人間たちは体の大半を人工臓器に置き換えており、ホルスに対しすぐさま拒絶反応を起こします。

結果、ホルスが乗り移った人間の男すぃは体が弾け飛んでしまい(その数8人)、

地元警察が連続猟奇殺人事件として捜査を開始すると言う、韓国映画にありそうな展開に。

実はこの映画、ホルスら神々をはじめとして臓器移植をしている人間はすべてCGで表されています。

最初画面がCGキャラで埋め尽くされた時は劇中劇ならぬムービーインムービーでも始まったのかいな?

と少々混乱してしまいました。

その調子で舞台や登場人物の大半がCGなのに、出来が少々アレ(主に人間が)というご意見あり。


さてこの映画の主人公ニコポルは昔、人工臓器を広めた大企業(かなり堂々と違法行為も行っている模様)に

不利な証拠をつかんだため、企業によって冷凍保存刑務所に30年間幽閉されています。

偶発的な事故で彼は外界に出て溶けまして、そこで完全鳥モードで飛び回ってるホルスに見初められました。

人工臓器を使用してないので、ホルスに対する拒否反応を起こさない理想的な体なのだそうです。

事故の際片足をなくしたニコポル。ホルスは今は使われてないらしい地下鉄のレールで義足を作ります。

この時、目からビームで器用に足を作成するホルス。

後でヒロインが浚われた時も、眼からビームで敵を粉砕して助けます。

特撮ロボットの頭部分にしたら最適!って感じの大活躍ですねー。さすが天空神(?)

んで、半ば強引にニコポルと同化したホルス、神の子を宿す女・どうやら宇宙人らしい青い髪のジルを見つけ出すと

ニコポルいわく”レイプマン”となって思いを遂げるのでした。

暴力を使ったわけではないにせよ、彼女の方の意思は確かに無視してたよな・・・・・・。

いかにも神思考、っていうか俺イズム全開って感じ。


まぁその後、ニコポルとジルは相思相愛ムードになってくわけですが、

個人的にはそっちより、CGのアレッぷりに(ガンマレイのジャケットに匹敵する萎え加減)

当初は”ダメやん!”思てたホルス、話が進むにつれてどんどん愛着沸いてまいりました。

まぁ個人的に、元から鳥好きホルス好きですし。

特に夜明けのベッドでニコポルが目覚めた時、ジルを挟んで分離したホルスがニコポルとまったく同じポーズを

取っていたのには、思わず萌えを感じてしまったり。

んでラストにはジルは無事に人間となり企業に狙われていたニコポルは助かってめでたしめでたし・・・・・・

と思いきや、ジルは以前の記憶を完全に喪失、ニコポルは1年の刑期に戻ることになってしまいます。

パリで再会した二人。ジルはホルスの子供を産んでいました。

その側には蒼い羽毛の鷹。それはホルスの分身であり、ピラミッドで刑を執行されたホルスは

分身が食った鳩の味を感じていました。


・・・・・・ホルスの化身は、ジルの子の髪の毛?と思ったんですがどうでしょうね。


おまけの一言その1。

完全な人間となる以前のジルは、メインキャラの一人である女医(ちゃんと女優さん)にいろいろテストを受けるのですが、

その中に”食べ物に対するテスト”がありまして。

個人的にあんだけ食欲失せる食事シーン見たのは初めてでしたさ。生肉まんま食い。


おまけその2。

原作はこんな感じらしく。続編では三部作のラストにアヌビスとホルスが出てるようでし。表紙からして。




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