天草降臨
ストーリー
キャラクター
システム
今回のリムルル
ストーリーモードのエンディングはこちら
ストーリー
前作の続きで、流れ的には真サムライスピリッツ直前の出来事とされる。
サムスピ初代ボスキャラ・天草四郎時貞が善と悪に分裂し、悪は島原に天草城を建立。
パレンケストーンと復活させた斬紅郎・そして風間葉月の力を使い、現世を破滅に導こうとする。
キャラクター
斬紅郎の12キャラに、復活組3人(柳生十兵衛、シャルロット、タムタム)と新キャラ2名を追加。
十兵衛シャルはともかく、タムタムに追加された羅刹の技には愛が感じられなかったんですけどね。個人的に。
ほんと単なるマイナーチェンジだったから。さらに羅刹のマッチョポーズはいらん方向にインパクト抜群で、
多分これをきっかけに初代〜斬紅まで一部の同人誌勢力で生き残ってたタムちゃん総受けは全滅したもの、
と思われます。 信じられないでしょーけど、昔あったんだってそういうのが。ホントに。
今回の新キャラ
リーチなどが決して使いやすいキャラではなかったが、N・ズィーガー以来の三段階技「六道烈火」で
使用キャラナンバーワンに踊り出る(羅刹が)。 天草の実質上の主役は彼でしょう。
バカ丁寧な口調だが冷静・冷酷な性格、ブラコンな一面が同人誌界にも受ける。
長髪キャラだが、あの髪型はどうやって作ってるのかすごく謎。
末っ子で、火月・蒼月の妹。かわいい。
天草に生贄として攫われ、火月のエンディングでは救出されて兄妹揃って、抜け忍として愛の逃避行に出発。
ここの管理人は風間兄妹スキーのため、彼女が第二のリムルル(性格激変)にならないことを切に願っております。
広報によると、植物を操る力を持ってるらしい。それ幽遊白書の蔵馬(略)
ちなみに、兄火月のプレストーリーでは魔城のせいで病気になったとされていますが本編では天草に攫われており、
さらに火月・蒼月EDでは”いけにえの娘”と言われてます。 真相は如何にっ!?(笑)
CPU戦
さて今回のボスは、悪天草・天草が力を利用しようとした斬紅郎・そしてそのキャラクターごとに設定された
ライバルキャラの三名。以下の表を参照。
ライバルキャラである2キャラが互いにライバルの場合、⇔で示しています。
覇王丸⇔幻十郎 | 風間火月⇔風間蒼月 | 閑丸→覇王丸 |
右京⇔狂死郎 | タムタム⇔ガルフォード | ナコルル→幻十郎 |
半蔵⇔十兵衛 | 骸羅⇔破沙羅 | リムルル→幻十郎 |
シャルロット→覇王丸 | 天草→半蔵 |
ナコリム姉妹が幻十郎なのなんでだろ。
まったく接点の考えられない右京と狂死郎がライバル同士というのは、
どー考えても余りモノ同士くっつけたということなんでしょう。
つまり、モストデインジャラスコンビみたいなもんですか(うわ)
(タムとガルもわけわからんとの声がありましたが、私はパレンケストーンを巡ってのことと解釈してます。)
また最初の2人がほぼ反応せず、どんな初心者でも2人抜きは出来るようになりました。
CPUが鬼と言われたサムスピシリーズとしては画期的な変更ではないかと。
ただしCPU戦は、1キャラにつき2パターンしかなく、出現キャラも固定。さびしい…。
なおかつ、今回初の時間制限付き。短いキャラは8分、長いキャラは10分。
この時間内に天草の所までたどり着けなければ、最終のライバルキャラと戦って勝ってもバッドエンド、
という仕組みでした。
おかげで閑丸使ってると、半分近く覇王丸に天草倒されてました。
それは下手くそなだけだって? 嫌ですよそんな本当のことを。
システム
全体的に前作「斬紅郎」のマイナーチェンジ。修羅・羅刹の2タイプ選択は健在。
レベルチェンジはほぼ差がなくなりました。
剣聖(上級者レベル)なんてもう、ただガードができないだけ(吐血)でしたし。もはや存在意義なし。
(一度だけこのモードで対戦に挑戦してた勇者を見たことありますが、結果は言わずもがな。)
その他の変更点としては、まず体力ゲージが2本に。
超必殺技(武器飛ばし技)のコマンドが全キャラ共通に。
これまで偶発要素に頼りがちだった”受け返し(弾き)”がコマンド入力制に。
予約入力やレバーによる早起き上がりなど、細かい所で対戦に影響を与えるシステムが増えました。
14連斬
天草における最大の変更点。CDボタン同時押しから、全キャラ共通4種類のルートで繰り出す特殊連続斬りです。
とはいえ、使用価値があったのは空中に浮かせるBBB連打と、
怒りゲージを自力で満タンに出来る(前作の溜めの代わりかな)AABBCCABCCCCCの14連斬だけでした。
こちらは途中キャンセルで連続技にもできます。
私の周囲の対戦台では、使用率はさほど高くないというか、使う人は使うけど使わない人は別に〜、って感じ
(のレベル)でした。
怒り爆発(連ね斬り、一閃)
この天草から、サムスピの売りになったシステムです。
ABC同時押しで、ゲーム中いつでも発動可能。発動は完全無敵なので、連続技からの脱出にも使えます。
ただし一度使えば次のステージまで怒りゲージは消滅。
サムスピのお約束(一発逆転性)で、一番ゲージが良好に使えるのは体力が残り僅か、
かつ怒りゲージが溜まりきった時。
連ね斬りはこの状態でABCボタンを押すと、相手に対し決められた連続斬りを繰り出すもの。
途中キャンセルして通常技や超を含む必殺技を繰り出すことができ、
上手くすれば相手の体力を満タンからゼロにできる技さえ繰り出せます。
ただし、相手にも怒りゲージが残っていれば脱出可能。
手順がややこしいためマニア向きで、連ね斬りは天草一作で継承されることなく終わってしまいました。
(ちなみに素で出すと、大体キャラ平均で4分の1くらい減ります。)
逆に一閃はサムスピの売りとして定着。
発生が早く、抜群の威力を持つ攻撃で、体力が極小の状態で相手にぶち込めば
満タンから一発即死もありうるというもの。
私が対戦台にいた時は、多分お子様ではないかと思うけど”ヤバくなったらとにかく爆発して、
何も考えずに一閃出しゃいい”という単純君が多くて参りました。
ガード不能じゃないんだから、もう少し考えて使いなさいって。
あまりに腕の差がある時は、気の毒だからわざと食らってあげたけどねグケケケ。私って嫌味な奴でしょうか。
自決
武器飛ばし技のコマンド+スタートボタンでいつでも発動。
これを入れるとキャラクターが自決、そのラウンドの勝利は相手に渡ってしまうというもの。
自決後ラウンドが残っていれば、自決したキャラは怒りゲージ満タン状態となります。
用途。
1.対戦で、相手があまりに弱い時挑発として使える(閑丸練習中、とある乱入破沙羅にやられたんだな〜。)
2.怒りゲージを手っ取り早く溜めたい時。
3.CPUでも対戦でも、勝てないと思ったら(もしくは時間がなかったら)これで勝負を捨てる。
まぁとりあえず斬新なシステムではあるかなーと。
しかしこの自決、キャラの大半のやってることはどう考えても自決じゃありません。
まともにそう呼べるのは、刀で割腹する覇王丸と幻十郎、武器で胸を切り裂く破沙羅、服毒するシャルロットぐらい。
あとの連中はどうかと言うと。
特殊な自決・服部半蔵(爆薬で消失)、リムルル(自分の上にでかい氷を落とす)、風間火月(上半身自爆)
謎の消滅・ナコルル(光と共に消える)、ガルフォード(稲妻で)、風間蒼月(大きな水泡に入って消滅)
天草(魔方陣と以下略)、タムタム(仮面に吸い込まれる)、狂死郎(自分のハリボテのガマに呑まれる)
単なる自然死・十兵衛(走ってきていきなりばったり)、骸羅(突然倒れる。心臓発作か?)
右京(咳き込んで死。いよいよお迎え)
自決ですらない・閑丸(「ごめんなさいもう行きます」とお辞儀して走り去る。
単なる敵前逃亡っ!)
斬紅郎(刀を置き腕組するだけ。いやだから自決じゃないでしょ)
断末奥義
一説には、モータルコンバットのフェイタリティを参考にしたのでは?と言われる、対戦後のトドメのこと。
相手を45秒残して倒す、または武器捨て挑発をしてから倒し、
決着がついて表示されたコマンドを入れることで完成。
相手が縦真っ二つとか、大抵はかなりアレな死に様になります。
ナコリムだけにはかけられない。あと、火月が蒼月にかけることもできないそうで。
逆はできるのに。
武器捨て挑発
真サムではボタン同時押しで2種類出すことのできた挑発が、 スタートボタン連打する形で天草から復活しました。
自ら武器を捨てる挑発で、すぐさま出るキャラもいればデカい隙を作るだけのキャラもいます。
確か、蒼月とリムルルだけはこの武器捨て挑発を威力1ドットの追い討ち攻撃として使えました。
追い討ち
相手ダウン時にレバーとボタンで小と大の追い討ちが出せるようになりました。
ダウン回復
ダウン中にレバー下入れ+ボタン連打で、自らわずかに体力を回復することができます。
斬紅郎まで生き残っていた、肉による回復システムはこれにて終了しました。
今回のリムルル
何故か突然、ボイス担当が当時野島伸司のドラマとかに出てた(それくらいしか知らない)松本恵嬢になりました。
今名前を変えて再デビューしてるとか。当時は作家の笙野頼子(一応全作読んでるファン)もFANだったようで。
話題作りのため? でも、もうちょっとマトモな演技のできる人を使って欲しかったな〜と個人的には思いました。
ダメージボイスに「あぶな〜い」「だめぇ!」てのが入ってましてね。
どこの世界に斬られて「あぶな〜い」なんていう人間がいるんだか。
リムルルに14連斬を食らわせると、天草最高のギャグシーンが現出。
「あぶな〜いだめぇいたっきゃっあぶな〜いだめっいたっきゃっあぶなぁ〜い」
…なんか天草のリムルルって…どう考えてもイロモノ芸人じゃないかなぁ?
(禁句) (例:自決の姿、羅刹の勝ちポーズ)
ちなみに、精霊コンルは子供の精霊らしいです。開発者がそう言ってましたー。
その後、某所で聞いた意見によると、斬紅時代のプロの声優・櫻井智さんとドラマなんかで競演すると、
生駒さんのベタさ加減がよくわかる、ということらしいので、ナコルルを声の上で食っちゃわないように、
その後のリムは演技の素朴な人がセレクトされたのかもしれん、と
生駒さんファンの皆様にぬっ殺されそうな邪推をしてみたり。
(2003/10/12アップ、2004/11/5・2005/1/8改訂)