このページは、完全に管理人の記憶頼りで作っております。
よって尻切れトンボかつ、細部では間違いも多々あることと思われますがお見逃しを。大体は間違ってない気がするし(^^+)
かつて 『真サムライスピリッツ』発売の直前に、スペシャル版のアニメーションが放映されました。
去る2003年9月26日、DVDで復活したので見ようと思えば見れるようになりましたよ。
ま、一言で言いますと
サムスピの名を冠すること許すべからず
ほとんどのファンにとってはそんな感じのアニメっすね。
ホント、サムスピの名前を使っただけの同人誌よりちょっと劣るみたいな作品でした。
この当時はスト2の映画が公開されたり(昔ゲーム批評でも言われてましたが、これの出来はかなり良かったです。
ちなみにケンの声が羽賀研二だった)、
餓狼伝説も映画になったり竜虎の拳もビデオになったり(藤堂さんが刑事だったくらいしか知らないんですが)
メディアミックス全盛でした。
格闘ゲームが大うけしていた時代だったから、その後「ヴァンパイヤハンター」や「鉄拳」もアニメ化されましたね。
いい時代だったのか悪い時代だったのか。
サムスピに目を向ければ、3本アニメ化された中で最も原作から離れきってたこの第一弾。
その後2004年現在、大河ドラマ「新撰組!」で近藤勇局長になったり、映画で忍者ハットリくんになったりする
香取慎吾の行く末を暗示していたシロモノと言える、のかもしれません。今思いついたんですが。
そんなアニメを紹介していこうと思います。突っ込もうと思えば全編突っ込めまくれますが、覚えてるとこだけで。
当時買ったファミコン版サムスピ攻略本の特集ページより。
この当時、実は私は初代サムライスピリッツをよく知らなくて。
放送されるのを新聞欄で知り、なんとなく録画したんです。
で、声の出演で取り上げられてたSMAPの香取慎吾(覇王丸役)、地井武男(柳生十兵衛)はともかく
千葉麗子って誰よ?(ちなみに、サムスピアニメ中これだけが、生駒さんがナコルルを担当していないんですね)と友人に尋ねて。
「まーゲームアイドルよ」「だから何してる人よ?」ホンマに全く知らなかったんですね(笑)
この人が歌ってた”真サムライスピリッツのテーマ”「Brand−New Spirits」、
どの辺がどう真サムのテーマだったのか200字以内で説明して欲しい。RPGのアレ(サムライな彼)とどっこいどっこいの出来。
なんっちゅーか、サムスピをまったく知らない人ならそこそこ楽しめるかも知れず。
当時の私はゲームをろくに触ってなかったので「ふーん」て感じで見ていたんですが
今のようにどっぷりだったら、怒り狂ってたかもしれないです。
何せ、天草は上図のとおりヅカの人だし。
つぅか、声優さんが実際ヅカの人だったし(笑)
四郎ちゃんの武器が剣とゆー時点で何か、いや何もかも違うだろ…てか大間違いだろ…
話は、天草を含めた覇王丸・ナコルル・ガルフォード・シャルロット・タムタム・王虎の7人が
邪神アンブロジアに対応する存在・善神アニスレイザ(オリジナル)に選ばれし戦士という
サムスピの皮をかぶった腐るほどありがちなファンタジー路線の設定で進んでいきます。
それでなんでサムスピの名を冠する必要があったのかが、未だにさっぱりわかりません。
冒頭、天草が反旗を翻したところに残りの連中が集まったシーン。
天草が反旗を翻したのは、島原の乱で仲間に裏切られたことがきっかけ。
制止しようとした6人は邪神(アンブロシア)の力を得た天草に敗れ、アニスレイザによって転生させられます。
一応島原の乱がらみの因縁は設定されてるわけですが…それ以前になぁ…。
この直前、6人の初紹介シーンでは、ガルフォードは樽に足かけつつ(パピィもいる)リンゴ食っており、
タムタムはグリーンヘルの自ステージの神像の上で、なぜか座禅組んでました。なぜ座禅。
それと神像に乗っかるなんてマネをしていいのか、ええ?
で、転生した主人公覇王丸は流星と共に降ってきたところをとある村の女の人に拾われ、
この人を母と呼んで育ったわけですが…もう帯刀している意味すらわかんない設定です。
なんか、暴れ熊を斬り捨てたりしてたし。
天草の方は江戸城を本拠地にしていて、それはそれは頼りない八代将軍・吉宗を背後から操り
アンブロジアを復活させようとしています。
ちなみに配下には、アースクエイクと幻庵がいます。
天草降臨の幻十郎EDの走りになったかのよーな扱いです。
んで覇王丸の村は、アースクエイクと天草の配下の魔神兵だか邪神兵だかいう連中の襲撃を受け壊滅。
(覇王丸の育ての母も殺され、その時覇王丸に出生の秘密を明かします。)
こいつらはあちこちから拉致られて洗脳をほどこされた若者たちで構成されている模様。(ここ試験に出るので覚えておいてねv)
なぜなら、覇王丸の村の行方不明になった若者がその一員になってましたので。
余談ながら彼の名前は五郎。(なんか含みあるのか? ひょっとしてネズミやマリオの扮装似合いすぎの稲垣?(笑))
この後アースクエイクにあっさり殺され、アースクエイクはと言えば覇王丸にあっさり斬られます。
ファットチェーンソーはお披露目していたと思うけど。
ハオがアースを倒した現場を見下ろしてたのがこの両名。手助けしろよお前ら(笑)
何故か一緒に行動することの多かったこの2人。
千葉ナコ「あれは…。」
子安タム「今の技、奥義旋風烈斬。」(タムタムの声優は子安武人さんでした)
千葉ナコ「(顔を向けて)じゃあ、あの人が探していた」
子安タム「(うなづいて)ウム。最後の聖戦士。」
何一言一句覚えてんだか自分。
この後2人は、母を始めとする村人達を埋葬した覇王丸の前に現れるのですが、
敵だと思った覇王丸、問答無用で斬りかかります。
かわしながらナコルル、「待って、私よナコルルよ、あなたは覇王丸でしょう?」と話しかけてるのですが、
一方のタムタムはと言えばさっさと逃げてます。待てやコラ(笑)
その後、なんだかんだで前世の記憶を取り戻した覇王丸が、
仲間達と共に天草が江戸城から出現させた(なぜか宙に浮かぶ)邪神城へ殴りこみ、
結果天草を改心させたか邪神を封印したかで終わるわけですけど。
ここでようやく、以後の展開をおぼろげにしか覚えてないことに気付いた管理人、
小ネタでお茶を濁していこうと思います。すみません。
主にキャラクター達の位置づけや動向、その他細かい疑問点について。ちなみに担当声優も。
覇王丸(香取慎吾)、ナコルル(千葉麗子)、シャルロット(玉川紗己子)、 ガルフォード(高木渉)、王虎(玄田哲章)、 タムタム(子安武人) |
善神アニスレイザに選ばれし聖戦士。うわぁ。 リーダー格はおそらく王虎。 覇王丸とシャルロットにはラブラブイベントあり。 |
服部半蔵(青木茂)、柳生十兵衛(地井武男)、千両狂死郎(三ツ矢講二) | なんとゴージャスなキャスティング!<狂死郎 天草の存在に気付き、野望を阻止すべく動いているという位置づけ。 ちなみに劇中の狂死郎の跳尾獅子は、どう見ても回転するコマにしか見えん。 |
アースクエイク、不知火幻庵 (声優さん覚えてない…) |
天草の配下扱い。両方とも覇王丸に斬られた。 ちなみにアース戦で旋風烈斬が、幻庵戦で弧月斬が登場。 後者は何故か飛び道具に。 |
天草四郎時貞(大輝ゆう) | 裏切りの元聖戦士。ヅカの人。 |
橘右京 | 有名な話でしたが、全キャラ中ただ一人出番がありませんでした。 よって担当声優さんもなし。良かったのか悪かったのかはよくわかりません。 考えてみればうっきょんだけ、善対悪とゆー構図にぶち込まれたアニメサムスピのどの陣営にも属しようがないキャラ設定なのである意味しょうがないのか…。 んが、墓標さんにて(このアニメの詳しいレビューはこちらに)名曲と評されたエンディングテーマ『大好きという嘘をついた』(歌:GWINKO)にだけ出番があります。 おそらく没カットかと。 ++内容++ 街中でならず者どもを峰打ちで下した右京。 俳句を読みつつ口に花をくわえて退場。 初期の右京を象徴するおっかけ娘3人も、声援を送ったり追いかけたりしてます。 それをシャル・ガル・王虎の聖戦士を探す面々が見ているという構図でした。 |
特別欄・徳川吉宗 | 天草にいいようにあしらわれてる情けない上様。このアニメの小説版ではさらに情けないことになってました。 |
++小ネタ++
秘奥義紹介 | 天覇封神斬のコマンドが、画面で登場していたのはこれまた有名な話ですが、 ナコルルの”アペフチカムイリムセ”も登場してました。コマンドでなく。 覇王丸とシャルロットを追い詰めた天草に対し、残りの連中が一斉に技をしかけるシーンです。 内訳は「プラズマブレード」「気功爆天法」「アハウガブル」に混じって。 しかし何べん聞いても発音が”アペナカムイリッセ”に聞こえる。 しかも、黄色い布切れを投げつけてる。これも飛び道具扱い!? |
疑問点 | 天草配下の邪神兵たちは、元が格闘ゲームなのでアクションシーンや必殺技を披露するに当たり、重要な斬られ役なわけですが、五郎のように拉致られ洗脳されてた若者たちではないのかい。片っ端っから斬って捨ててホンマにええんかい。 そんな小さな疑問が頭から離れてくれません。 |
EDテーマ | GWINKOのアルバム『Princess Moon』に収録。今は亡きマルゲ屋にて、アニメサムスピのED収録!ってあったのでつい買ってしまいました。”大好きという嘘をついた”と、次の曲”ブーゲンビリアを抱いて”が大好きです。 |