羅刹総覧(ユガ込み)

羅刹 鬼に近付きし剣客

斬ることだけに己の道を求める"斬
殺者"と成りはてた姿。
血塗られたその闘い方は、剣術の域
を通り越し、斬人剣そのものである。
ひたすら斬人を繰り返すその姿は、
壬無月斬紅郎を思い出させる。
破れた黒い着物は、今の彼の心を象徴しているかのようである

プロフィールによると「壬無月斬紅郎に近くなった」らしい。

そりゃ相手構わず人を斬るって意味ですか?(笑)

CPU戦では7戦目、ユガの本拠地に通じる洞窟の入り口でプレイヤーキャラを

待ち受けています。7〜9戦目は全キャラ共通で完全に固定されてる

(七ステージ目羅刹覇王丸・八ステージ目羅刹色・九ステージ目反面のアスラ)

ことを考えると、最初の中ボスと言えるかもしれません。

よって、ユガが作成した説もあるようですがどうでしょう? 公式ストーリーでは

そういう要素はないみたいですけどね。

ステージ登場デモ時の台詞は、「己の宿命を超えてみせろ。」

「お前にこの道を行く資格はない。」のどちらか。

…あんたにいきなり決め付けられたくないなぁ(笑)<後者

このシーン、カッコいいのは確かなんだけども

覇王丸が持ってる剣、座ってる時と立ち上がった時で長さが違うんだよね。(苦笑)

追加された技は独自。剛破後の追加技が熱いかな? コマンド投げもあります。

修羅にもあるけど。

超必殺技「天覇神滅斬」を決めた台詞「天覇ぁ!かっさぁーつ!(活殺)」

「成仏しな!」がなんかお気に入り。
羅刹 "反面"之阿須羅

二子反面の術で誕生した、もう一人の
アスラ。
ユガも傑作と認め、寵愛している。
ユガを主と仰ぎ、絶対の服従を誓っており、ユガはその褒美として魔界最高の美を授ける。
魔道士としての才に優れており、それを織り交ぜた独特の剣術は、妖艶であり優美である。
感受性が豊かで慈悲の心が強い。
同じ境遇の色に惹かれていくが・・

このアスラ斬魔伝、ストーリー的にはむしろアスラの復讐譚よりも

反面のアスラと色の恋物語の方が重点置かれているような気がします。

アスラの復讐は彼個人のことで完結しちゃってますが、

色と反面については娘が生まれ、その子(後の命)が枯華院に預けられることで

覇王丸・和狆といったサムスピキャラとの関わりが生まれたため、

ストーリーとして広がりを持ったからそう思えるのでしょうか。

重点というより印象の差か。何にせよ、修羅の本来のアスラの方がどうにも影が薄い感じなんですよねぇ。

修羅アスラの方で書いたことも理由の一端かと。

ところで意味重複してないかな?修羅アスラって書くと(^^;)


で、言わばアスラの分身であるところの反面のアスラ。

感受性豊かで慈悲の心が強いユガの配下って一体…

するとユガの命を遂行することは彼の性格上相当な重荷となるはずだが、

その辺は忠誠心で相殺か?(とこじつけてみる)

ストーリー上では、色への想いゆえにユガに反旗を翻し、

その後アスラに体を返した、ということになってます。そして反面のアスラの体を持った

アスラ(修羅)は二十年後、新章のストーリーで幽堕(ユダ)として再登場するわけですが…
ええアスラアスラってややこしい。

ゲームでの反面アスラは、羅刹リム・ガルと並ぶパワーアップ技と

そこから派生するガード不能技を持ち、羅刹色同様の空中移動技・

専用技(こっちにもガード不能技あり)に前作のユガから引き継いだっぽい

体力回復技もあります。

羅刹天草から引き継いだみたいな地を這う飛び道具に引っ掛けた後、

ダウン追い討ちとして(ダウン回避不可なので)超必殺技をぶち当てるのがお気に入りでした。

個人的に、反面のアスラの2Pのパツキン・・・・・・ぜってー認めたくねぇ(大笑)
羅刹 再び因われし傀儡

"反面のアスラ"に出逢った為に、再びユガの呪縛を受け、操り人形とされてしまう。
さらに、二度と呪縛が解けないようにと、以前よりも強力な蛇の刻印を施される。
呪縛によって、好戦的になった彼女は妖しい術を用いて闘う。
ユガの理想、"半陰の女"の完成体とも
いえる存在である。

元々はユガが、色を失った寂しさから作成した人形の設定だったという羅刹色。

口調とか態度とか、かなり修羅色と違いすぎます。

どうも、新章での沙耶さんに通じるものがあるような。

技の方も、前作の技プラス独自なものがてんこ盛り状態。

宙に浮いてから出す飛び道具の数々、強烈な怒りMAXコマンド投げバーラジカー

(波羅夷の意味。相手を押し倒してキス。相手は毒に染まった状態になり、

ぐんぐん体力が減っていく。反面のアスラに決めるとまさに恋人状態v)

ガード不能の光を発し、触れた相手を無理矢理自殺させるカルナー(慈悲の意味)などなど。

特にカルナーは、相手に自分と同じ動作を取らせる技なんで、つまり色の方もダメージを受けるんですよ。

しかも相手よりも多く。

一遍羅刹色CPUプレイ時に、CPU羅刹色がこれを出してきたんですが

その時瀕死状態で、結果CPU色がそれで死にました。

しかも、生き残ったこっちが必殺技で勝ったと判断されたらしく、

「お見事」のテロップが出て大笑いしました。

(アスラ斬魔伝では、一本目必殺技で勝つと「お見事」って出たんです)

羅刹 カムイの巫女

自然を愛し、自然を脅かす者に対しては迷うことなく立ち向かう、凛と
した少女。
活動的であり、その表れとして短髪を好む。
また、鷹ではなく、狼であるシクルゥを連れ、共に闘っている。
凶事に巻き込まれながらも、自然を守り闘う様は、まぎれもなく大自然
の巫女の姿そのものである。

使ってて楽しいのはやはり羅刹ナコルル。アスラ斬魔伝では非常に技が豊富で、

シクルゥに乗った時も、またナコ単体でも充分楽しめます。

思うにシクルゥ自身が相手を攻撃する通常攻撃があったのはアスラだけじゃないかな?

ついでに、ナコがダメージを受けてシクルゥから放り出された時には、シクルゥもダメージを受けてキャンキャン言ってます。

超必殺技イルスカエムシネワシキテは、シクルゥに乗って相手を轢いてる最中に勝負がついちゃうことも多かったですなぁ。

最後のトドメは、はっきり言って零SPよりよほどカッコ悪いと思うが。

羅刹 舞い踊る氷使い

御転婆で明朗活発な、カムイコタンの巫女。
物静かな姉とは対象的に、行動的であり、服装も活動的な短い丈のものを好む。
巫女の宿命に生きる姉を常に心配しており、力になりたいと思っている。
幾度かの凶事を経験した彼女は、精神的にも成長した様である。

羅刹です。全キャラ唯一挑発を持ってます。

上段コマ投げはしっぺです。そりゃ痛いだろうけど体力は減らんだろ。

アスラリムは、「カルカルセ」なるでんぐりがえり移動技を持ってますが、

移動のみならずその最中にいろんな技が派生でき、その数はどうやら羅刹の方が多いようです。

ついでに、前作のスタミナゲージの投入理由だったらしい”逃げ防止”のためか、

アスラ斬魔伝では二回続けてバックダッシュ(引き込み)をすると、

全キャラ尻餅をつく仕様なのですが、アスラリム’Sはレバー2回後方入れ+Dボタンで

そのリスクを負うことなくバックダッシュ(飛び越し)ができるのですよ。

何故か忍者連中と共通です。

羅刹 公儀忍衆支配頭

素早さを追求し、出来うる限り軽装化した忍び装束をまとっている。
忍術のみならず、体術を駆使した闘い方を得意とし、特に相手の関節を破壊する忍び柔(やわら)の技の数々は、敵
にとっては脅威である。
寡黙ではあるが、その卓越した忍としての能力は、多くの部下から信頼されている。
ポリでの半蔵は、羅刹が連続投げを特化させた完全投げキャラとなり
ポリ1では最強にして最凶と恐れられましたが、連続投げや当身は今回も健在です。
でもって見た感じも大幅に変わりました。聞いた話では千葉真一、すなわち影の軍団がモデルらしいですが。
羅刹の半蔵に関しては、スタッフロールで羅刹ガルとなにやらほのぼのしてるのが大層微笑ましいです。
修羅の父ちゃんの方のスタッフロール絵は、なんだか星矢の一輝少年時代を思い出します。

羅刹 正義の稲妻忍者

海を隔てた大陸から日本へ渡ってきた
正義を愛する蒼い瞳の青年。
彼は厳しい修行の末、プラズマを自由
に操る事が出来るようになった。
電撃をその身にまといながら駆け抜け
る様は、まさに蒼い稲妻である。
平和を愛しており、それを脅かす悪に
は迷うことなく鉄槌を下す。
羅刹半蔵が投げ中心なら、ガルフは修羅・羅刹に別れたその時から修羅は犬、

羅刹は雷とはっきり属性が別れていたわけですが。

今回の羅刹ガルってば、覆面してるわ腕は傷だらけだわ、

何より、ゲーム中では何かってと「KILL YOU!」「KILL YOU!」連呼してます。

やかましいわ! おめーは幻十郎かぁ!

でも、”平和を脅かす悪には迷うことなく鉄槌を下す”、ってのはある面でいい感じだと思いますね。

羅刹 血に餓えた斬殺者

斬殺者として相手を斬り続けるうちに
相手の流す血に快楽を覚えるように
なった殺人剣の使い手。
自らの欲望を満たす為、鋭い目を光ら
せ、常に獲物を求めている。
その対象は、己以外の全てのものであ
り、仕事の依頼主でさえ、その例外で
はない。
己と金のみを信じ、他人に支配される
ことを嫌う彼はまた、男女を問わない
好色家でもある。
ストーリーを読むに、真サムでの公式ストーリーを元にしてるようであるが、

あの時はその依頼主についても他の者から殺害依頼があった、

要は仕事(報酬を得てやってるんだからそういうことにしとこう)だったんであって、

これじゃただの●チガイだよおい!(笑)

それはまぁ心に棚を作っておいてやるとして、羅刹の幻十郎のスタッフロール

(窓にどっかと腰掛け、夕暮れを見据えながら盃を持ってる)&EDイラスト

(雨の中立っている)は、幻十郎ならではの”孤独と静かな狂気(静か?)と粋”

というものが感じられるので、個人的には修羅よりマシですハイ。

羅刹 刃に託す剣人

病魔に侵されながらも、自らの居合い
の技を高めることに、己の全てをかけ
ている。
細面の甘い顔立ちと、哀愁を漂わせる
雰囲気に多くの女性が虜になり、彼の
取り巻きは数多く存在する。
抜刀術で、彼を超える者はいない。

羅刹のうっきょん。そう言えば確かコマ投げ追加されたんだっけな?

えーと、超必殺技でボイス入りで一句詠みます。ホントに一句だけです。

技自体は、空ぶったら相手の真正面に降り立ってしまう修羅うっきょんよりは使いやすかったです。

ちなみに、うっきょん’Sの連続斬りAAAは、終わった後ヒットガードに関わらず、

刀をくるくる回してから鞘に収めます。

つまり当てないと死ねます。

ところでキャッチコピー、刀に何を託してんだ??


羅刹 炎の化身(炎邪)

強さを求めるあまり、朱雀に宿る力に
支配され暴走してしまった姿である。
火月としての自我は薄れ、炎をまとい
本能の赴くままに荒れ狂う姿は、まさ
に炎邪と云うに相応しい。
体に浮き上がった文様と、獣を思わせ
る爪が特徴である。
アスラの中で最もインパクトの強いキャラの一つである炎邪火月。

六道烈火が主力なのは変わりませんが、なんか派生多すぎ。新章へ続く、か?

でもって、足元にマグマの池を発生させる炎熱獄、

ボタンの組み合わせでガード不能技やつかみ技等さまざまに派生する狂覚醒、

アスラの羅刹の独自さ加減が遺憾なく発揮されております。

それにしても、炎皇転身(スーパーアーマー)からの派生とか玄人向けすぎやせんか。
羅刹 水の化身(水邪)

蒼月が青龍に宿る力を取り込み、水邪
の力を暴走させた姿である。
蒼月の自我は明確に存在しており、水
邪の意識の表面を覆い、それを支配し
ている。
その身に水をまとい、蒼月の意志に
よって操られる水邪の力は凄まじい威
力を発揮する。

火月が朱雀の炎邪に支配され(でもEDで朱雀の炎邪は火月を認めその支配下に入ります)たのに対し、

水邪を支配している蒼月。もし零と繋げるとすれば、どこまでも哀れ水邪さま(^^;)

蹴りが主な武器です。超必殺技天昇蓮華、一回も全部決められたことありません。
(ヒロシ風に)

ふと思ったんだけど、零の炎邪水邪はちゃんと武器は持ってるんだけども

元ネタのこいつら、ひょっとして双方素手なんじゃないか??
羅刹 カラクリ分身壱号

姫の身を案じた磐馬が、技術の粋を集めて作成した、等身大の、まさに分身ともいうべきカラクリ人形。
分厚い装甲を持ち、多彩なカラクリ武器を数多く装備している。
磐馬と瓜二つなその出来に、送られた姫は大喜びである。
しかし、完成御披露目式の当日、姫が乗ったとたん、何故か暴走を起こし、そのまま城外へと走り去っていってし
まう。
前作、大して違いもなかったような気がした羅刹盤馬がいきなり人間外になりました。

まぁある意味面白いんだけど、技の名前がふざけすぎてると思うんですね。

怒裏流(ドリル)、蛇威炉(ジャイロ)、熱々罵穴(あつあつばーなー)、常沌埒手(とことんらっしゅ)、魔神丸(マシンガン)、

えー加減にせぇよという感じ。

EDでは、試運転の日に雪姫ちゃんを乗せたまま暴走、

なんとか盤馬が助けるのですが、最高傑作と言う割りにお粗末な結果です。

でも、EDでの盤馬氏と雪姫ちゃんのやりとりは好き。
羅刹 禁を解いた業師

自他ともに厳しく、自分の信念を決して曲げることの無い職人気質の持ち主である。
"壊帝ユガ"の策略により、妻子を一度に失う。
唯一の心のよりどころである家族を奪われた悲しみは、やがて奪った者への
復讐心へと変わっていった。
黙して語らず、的確な行動あるのみという行動理念を持つ彼は、今日も仇を探して旅を続ける。
羅刹の八角さん。超必殺技が単なる”大炎上〜!”(by火月)で

ますます個性がなぁ(^^;)

実は、特殊技で墨血筆槍を回転させて空を飛ぶ、というのがあるらしいのですが

一度も出したこと・・・・・・ってか、何故か出せたことがありましぇん。

二本目勝ち台詞が「気合が足りん!!」で、頑固親父って感じがしてよいです。
壊帝ユガ

修羅・羅刹はネオポケの方であるみたいですが。

一応、ユガについても書いておきましょう。

やはり、初代ポリとアスラでかなり設定が変わってます。


前作、実は声優は覇王丸の中村大樹さんと色の南かおりさんとの合成音声だったんですね。

ここから考えて、一見胸はまっ平らなんで男ぽいのですが、

実はいわゆる両性具有?的なイメージはあったのかもしれません。

で、アスラでは声優は劇団新幹線所属・(月華の剣士の真田小次郎役だった)中谷さとみさんになってまして、

さらに一本取られると頭に羽の生えた女に変身します。通称マダム・ユガ。

頭に羽が生えてるってことは、第3形態(雷と共に羽を伸ばす。この時完全無敵なので、いわばユガ版怒り爆発か?)

においてはっきりします。

なかなかゴージャスな変身なのですが、正直言って個人的な感想としてはユガ様、

変身するたびにむしろ倒しやすくなるというとってもありがたいラスボス様です。

第一形態は波動砲撃ってきたり魂抜くガード不能技使ったりしますが、

どこが一番手ごわいかってゆーと飛び込んだら絶対死ねるってゆー、

サムスピラスボスの伝統をバッチリ継いでる点。

で、第二形態のマダムユガはとゆうと、飛び込みをかなり許してくれる点で第一形態より楽になります。

わりと隙のでかい技も多いし。

第二形態で一番厄介なのは、地面(てか、ユガの宮殿?の床)から魔界の炎を三段連続で召還する技ですかね。

喰らうとダメージでかい上、マダムは容赦なくダウン追い討ちかけまくってきますので、体力の3分の1は持っていかれます。

そして第3形態。終盤で変化することもあれば、2本目直後になってきたりもします。後者はむしろ超ラッキー。なぜなら。

第3形態は中段の雷攻撃を持っていて(反面のアスラの技と似てます)これを多用。

喰らうと、喰らい方によってダウン追い討ちや空中追い討ちをされるので厳しいのですが、立ちガードしてれば余裕で反撃できますので。

第3形態ユガ最大の特徴は、ガード不能の超必殺技。

空中高く浮かび上がり、着弾すると核っぽい爆発を起こす?光球を繰り出してきます。

喰らうとお空高ぁ〜〜く吹っ飛ばされて、体力の半分。つまり2回喰らうと死ねるわけ。

ですがこの技、出がかりに画面が暗転&ガード不能技用効果音があるので簡単に見切れますし、

全キャラ共通で前ダッシュすれば余裕で避けられて、降りてきたマダムに攻撃し放題。

あと、私はまだやったことないんですが動物突っ込ませたり飛び道具出したりコンルシラル出しとけば相殺できるらしいです。

そーして見ると、当たれば凄いがそれ以外はかなりヘボいな。


で、いまだプレイしてないから詳しくはわかんないんだけど「新章」での壊帝ユガは別名「時の蛇」と呼ばれ、

色とアスラの娘・命にとり憑き”闇の巫女”として振舞っています。結局は幽堕(アスラ)によって消滅させられるそうなんですけども

そうすると壊帝ユガは、本来女だったということになるんでしょうか。

そのわりに十六薙夜血における対命の台詞を見てると、こっちの悪の命も想い人の刀馬を慕っているような台詞を言ってるし。

とり憑いたものの性格に影響を受けるってことなのかどうか。


・・・・・・にしても、サムスピの中でこれだけ一貫性がないっつーか変化の激しいボスはユガくらいだと思う。


   零レビュー

サイトトップ