島原の凶事より時は過ぎ、今また不吉な影が忍び寄る。

一体、何者が暗黒神復活を企むのか?

そして、覇王丸はじめ剣士達の運命や如何に?

己が刃にすべてを賭けて、いざ、血闘十五番勝負!!

登場人物と秘技の章


覇王丸

「覇王丸、魔性の者には関わるでない。」

師匠和狆の忠告も、覇王丸を止められなかった。その日、久しぶりに師と酒を酌み交わすと、覇王丸は再び旅に出た。

自分の魂を狙う魔物の正体を暴くために。

「修羅道…か。おもしろくなりそうだぜ。」




牙神 幻十郎

「確かに強い。じゃが、いずれその技で人に災いをもたらすに違いない。」

覇王丸と同時期に入門してきた幻十郎を和狆は破門にした。

恨みを抱く幻十郎は、覇王丸と和狆の命を狙うのだった。

「強い奴が弱い奴を殺す。当然のことよ。」




チャムチャム

漁に夢中になって家宝の”タンジルストーン”を何者かに盗まれてしまったチャムチャム。

これが知れたら父に叱られる。困ったチャムチャムに祖父はタンジルストーンのある方角を教えた。

「おじいちゃン、いってくるねー!」




花諷院 和狆

かつて冴えわたる剣技で魔物退治をしていた和狆は、ある魔物に敗れてから僧侶となって静かに暮らしていた。

しかし、ある日、その魔物が弟子の覇王丸の魂を狙っていると知り、和狆は寺を後にした。

「やはり、あやつが現れおったか…。」



ナインハルト・ズィーガー

ヨーロッパ最強の「紅き獅子聖騎士団」を率いるズィーガーは、皇帝ハインリヒから、たったひとりで近隣諸国を襲っている

魔物を討伐せよ、との勅命を下される。祖国のために彼は旅立った。

「わが偉大なる皇帝陛下に忠誠を!!」




千両 狂死郎

「お主の”技”の魂もらった」そう言うや否や、突然付き人が狂死郎に襲いかかってきた。実は、付き人には魔物が取り憑いていたのだ。

狂死郎は華麗な動きで攻撃をかわし、逆に魔物を打ち伏せた。

「わしの魂、取れるものならとってみい!」



柳生 十兵衛

天草が倒れた後も"怪人 由比正雪"など魔性の者の出現が後を絶たない。

事の次第を重く見た時の将軍、徳川家斉は十兵衛に魔物討伐の指令を下した。だが、十兵衛もまた、魔物に魂を狙われていた。

「柳生新陰流・改にかなう者などおらぬ!」



服部 半蔵

天草が倒れ、息子の身体は取り戻すことができた。しかし、以前として魂は魔界を漂ったままだ。

ある日、半蔵は魔界を掌握している者を倒せば、魔界を漂うすべての魂を解放できることを知った。

「息子よ、そなたの魂必ずや蘇らせようぞ。」




橘 右京

右京の手に入れた魔界に咲く花は、究極のものではなかった。

「本当かどうかは知らぬが、究極の花は魔界の中心に咲くらしい。」武蔵の国の老学者の言葉に、

右京は病を押して、再び魔界への旅に出た。

「……急がねば……なるまい……。」




ナコルル

ナコルルは、いつものように白樺の木立の中で目を閉じ、自然と対話しようとした。が、その日、自然の声は聞こえてこなかった。

おかしい。ナコルルは自然の魂が魔界に吸い取られていくのを感じた。

「急がなくては。さぁ行こう! ママハハ!!」



不知火 幻庵

嘆きや狂気、怨念が渦巻く魔界に幻庵の魂はいた。そんな幻庵に魔界を掌握する者から、下僕になるなら肉体を復活させよう、

という誘いがかかった。手下になった幻庵の肉体は見事復活。しかし…。

「ケケケ…魔界の王になるのはワシだケ。」




アースクェイク

今日も盗みを続けるアースクェイクの意識に魔性の者が語りかけてきた。指示した者を殺せば金塊をくれてやる、というのだ。

欲張りなアースクェイクは、魔性の者の下僕となる決心をした。が…。

「グヒッ!最後は手前も殺してやるぜ。」




シャルロット

シャルロットは、お抱えの画家に天草討伐の模様を壁画として残すように依頼した。

しかし、彼は何者かに取り憑かれたかの様に筆を運び、ついには見たこともない魔性の者を描き上げたのだった。

「やはり、アンブロジァを倒さねば…。」




王虎

ある日、王虎の前に予言者と名乗る者が現れた。その者は、自分の魂と引き換えに世界を掌握できる"破王の卵"の話を語った。

それを手に入れれば、中国統一も夢ではない。王虎は中国を後にした。

「邪魔する奴は、頭を勝ち割るぞえ!」




ガルフォード

最近、悪事を働く輩が急速に増えてきた。不審に思ったガルフォードは一連の事件を分析。

そして、魔界の影が精神の弱い者に働きかけて、悪の道に走らせている事実を知るのだった。

「いくぞ、パピィ! 魔界の奴らを倒すんだ!」




武器壊す 怒りパワーぞ 恐るべし

我が愛刀も 砕け散るなり by右京
 (武器破壊技解説ページより)


   


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