斬紅郎無双剣
男は、鬼と呼ばれた。男の名は、壬無月斬紅郎。
斬紅郎は、いつの頃からか、無差別に村々を襲い、
大量殺戮をくり返すようになった。
斬紅郎の刃に、人々は断末魔の叫びを発し、血の海に沈んでゆく。
凶行を止められる者は何処にもいなかった。
しかし…。
ある村で、斬紅郎は、赤子を殺さずに見逃した。
いや、殺せなかったと言うべきか。今もって、真相はわからぬ。
ただ、この時以来、斬紅郎は帯刀した侍のみを襲いはじめたという。
そして数年後…。
それぞれに志しの違う12人の剣士が動き出した。
狙うは、むろん、鬼・壬無月斬紅郎の首であった。
上の一行紹介(この色です)はネオジオCDソフトの説明書から・下の文はゲーメスト増刊の紹介文です。 |
緋雨閑丸
過去を探す少年は、記憶の中の鬼を求め一人ゆく。
《過去を探す少年》
記憶喪失の子供。
覚えているのは強い光りが描く弧、朱色に染まる視界、そして夢幻の技を使う「鬼」。
自分の僅かな記憶を頼りに、「鬼」が過去を探し出せる鍵だと思い、旅を続ける。
覇王丸
剛に生きる風来坊。鬼退治は引き受けたぜ!
《剛に生きる風来坊》
とにかく、自身の剣技を磨きたいと思い、西に東に旅を続けていた。
ある日、「鬼」に襲われた村の生き残りの子供と出会ったことで、覇王丸は鬼を退治しにいくことを約束する。
その子供こそ、「鬼」の殺戮を止めた赤子の成長した姿であり、鬼の実子であった…
リムルル
姉に代わって天草をお仕置き! 多感な氷の精。
《多感な氷の精》
ナコルルの妹。姉の力には及ばないが、巫女としての力を持っている。
まだまだ、巫女としては未熟な彼女だが自然を乱そうとする天草の存在には気がつき、天草を倒すために旅立つ。
花諷院骸羅
天下一の暴れ坊主、鬼への怒りに拳を震わす!
《天下一の暴れ坊主》
和狆の孫。ある日和狆と大喧嘩をして寺を出たところ、「鬼」が人を斬るところを目撃してしまう。
「鬼」の覇気と闘気に骸羅は脅えるが、後から怒りが込み上げ、「鬼」を倒すことを決意する。
首斬り破沙羅
愛する人への狂おしさから…狂気の刃が蘇る。
《愛する人への狂おしさから…》
「鬼」が行った無差別な殺人行為において、最愛の恋人と自分自身を殺されている。
恋人を殺された恨みから、死の淵から蘇り、「鬼」を殺すことだけが彼の目的である。
彼の行く手を阻めば、「鬼」を殺すことしか判断できない彼によって屍と化すであろう…
天草四郎時貞
神魔の堕とし児が欲するは、麗しき鬼の魂なり!
《神魔の堕とし児》
自らを聖なる肉体へと高めるために、”魂の解放”と称し、下卑た人間を殺している。
「鬼」の無限の力に目をつけた天草はその力を手に入れるが為、「鬼」を殺しにいく。
牙神幻十郎
兇剣の狙いは、覇王丸。鬼など眼中になし!
《兇刃》
目的もなく旅を続ける。だが、覇王丸を殺す目的だけは変わらない。
彼にとって、何事においても一番簡単に解決させる方法が、左手に握られた刃を振り下ろすことであり、
殺すことに対しては罪悪感すらもない。「鬼」についても何も感情は持っていない。
ナコルル
森羅万象を愛する娘は、鬼の魂を救えるか?
《森羅万象を愛する娘》
大気はいつものように穏やかに、そして優しくナコルルを包んでいたが、巫女として成長を遂げているナコルルには
僅かな空気の乱れに気がついた。自然の調和を乱す存在がいる。
「鬼」の異質な闘気や精神を救う為にナコルルは宝刀チチウシの守護鳥ママハハと彼女を護る狼シクルゥと旅立つ。
橘右京
師匠よ、友よ、安らかに。静なる鋭刃が鬼を討つ!
《静なる鋭刃》
死病に侵される、居合い斬りの達人。右京の流派、神夢想一刀流の道場が帯刀する侍を狙う鬼の標的となり、
師匠及び門人がその犠牲となる。久しぶりに道場を訪ねた右京は、散々たる道場の有り様を見て、「鬼」を討つ為に旅に出る。
ガルフォード
この世の悪(鬼)を倒せ! 正義のアメリカン忍者。
《正義のアメリカン忍者》
愛犬パピィと共に闘うアメリカン忍者。諸国を旅していたところ、過去に於いて「鬼」が殺した村の生き残りに、
「鬼を倒してくれ」と頼まれ、正義のために闘う。
千両狂死郎
究極の美への探求とは、鬼と闘うことなり。
《究極の美への探求》
薙刀を使い、舞いを完成させようと思う歌舞伎役者。「鬼」が人を斬り殺している所を見た狂死郎は、その「鬼の舞」に感激する。
自らの舞いもその美しさのようでありたいと思いl、舞を完成させるために「鬼」と闘う。
服部半蔵
鬼は旧知のあの男か…。闇に生きる影の苦悩。
《闇に生きる影》
伊賀忍群最強の忍者。数年前に大量殺人を犯し、帯刀する侍を斬り殺す「鬼」についての調査と根源を断つことを任命される。
しかし、半蔵は「鬼」の正体に気がついていた。旧知の知人ではないかと…
壬無月斬紅郎
《鬼神覚醒》
「鬼」と呼ばれる男。無限一刀流と呼ばれる剣の使い手であることと、
無差別な殺人をくり返してきたことしか知られていない。
今はただ静かに、剣豪を待ち受ける。