服部半蔵
半蔵「真蔵、今度こそ!!」
半蔵「魂なき我が息子を救うには魔界に行かねば!」
黒子「大丈夫、オーケー! 自分を信じてゴーです」
半蔵「我が心眼をもってして正体が見えぬとは!?」
半蔵「長い道のりだったが始まるぞ……真蔵」
(雷鳴が轟き岩山がいくつも隆起し、パレンケストーン・タンジルストーンの両秘石が現れ虚空へ吸い込まれていく。
秘石の消えていった正面に、額に梵字のある巨大な髑髏が現れる)
髑髏(=アンブロジァ?)「ラキキラ無理無理キキキッ!ンキキラッ、喰ってやろう!!!!!」
(髑髏が消え、ミヅキステージである祠が現れる。一つ目を持つ巨大な黒い球体が背後に鎮座)
半蔵「闇に帰せよ!!!」
(森の中、横たわる長男の真蔵と傍らに立つ次男の勘蔵)
勘蔵「邪気が……なくなった」
(兄弟の母楓が現れる。手に光る球体=真蔵の魂を持つ)
楓「勘蔵、真蔵の魂は取りもどしました。父上をここに呼びなさい」
(勘蔵の姿が消える)
(楓は膝をつき真蔵に魂を戻す)
楓「魂が弱っている……真蔵、私の魂を受け取りなさい」
(楓倒れて真蔵が起き上がり、母に駆け寄る)
真蔵「母上!」
(半蔵と勘蔵が現れる)
半蔵「楓……」
楓「……あなた……真蔵は……?」
半蔵「無事だ……」
楓「そう……よかった……」
(楓事切れる)
真蔵「母上〜!」
(森を見下ろす崖の上に立つ半蔵、その後ろに息子二人)
半蔵「忍びの道は、お前達が考えるよりもつらいものだ。母の死をのりこえ、父の術をこえよ!
よし、行けっ!!」
(息子たちの姿消える)
(半蔵の姿も消える)