ストーリーモードの流れ



前作「サムライスピリッツ」に比して、「真サムライスピリッツ・覇王丸地獄変」では世界設定・舞台設定及びキャラクター相関がより詳細になされた。

世界設定が厚みを増したため、ストーリーモードも各段にボリュームアップしている。

前作のボス・天草四郎時貞はストーリーモードのデモにしか出番はないが、

復活からラスボス登場まで、重大な役割を持ってくまなく登場するため印象に残る。

なお、天草が8人目終了後の中間デモシーンで登場し、ミヅキに立ち向かう姿を見せるのは

覇王丸・柳生十兵衛・千両狂死郎・ナインハルト=ズィーガーの4キャラ。

理由は設定上、彼らがラスボス羅将神ミヅキの狙う4つの魂の持ち主であるがゆえである。

(それぞれ、覇王丸=紅珠魂・柳生十兵衛=蒼珠魂・千両狂死郎=白珠魂・ナインハルト=ズィーガー=玄珠魂)


また、8人目終了後のデモシーンにラスボス羅将神ミヅキが登場するキャラも3キャラ存在し、

彼らはオープニング(公式ストーリー)でミヅキと何らかの関わりを持っている。

牙神幻十郎・不知火幻庵・アースクエイクが該当する。


なお、相関図上関係を持つキャラ間では、エンディングシーンの一部が共有されている。

○覇王丸・牙神幻十郎・シャルロット

○ナコルル・ガルフォード(場合によっては和狆も?)

がそれに当たる。



オープニング  以下のナレーション(小林清志による)に添って、巨大なシルエットの羅将神ミヅキが浮かびあがり、
それに対峙するプレイヤーキャラが一言。

「島原の凶事より時は流れ、いま再び、嵐の予感があった。」 
2人目戦対戦終了後   (黒子が前面に飛び出してきてプレイヤーに)

黒子「やな雲行きですね」
3人目対戦終了後  (暗黒の空に雷鳴轟く中、伸びてくる手)

天草「忌まわしき封印はきえさった。いま再び、大いなる主の御力により……(拳を握り締める)我、目覚めたり!!!」 
6人目戦終了後  (森と湖の見える風景。それらが全て紅く染まっていき、様々な魑魅魍魎が飛び交う)

ナレーション「災厄は最初、点のように現れた。

それらはみるみる拡大し、全世界をおおいつくしていった。

人々が絶望してゆく中、凶事の中心へとむかう者たちがいた。」 
7人目戦終了後 
(黒子が前面に飛び出してきてプレイヤーに)

黒子「昔を思い出します」
 
8人目戦終了後(天草またはミヅキが登場する7人以外のキャラ)  (黒子が前面に飛び出してきてプレイヤーに)

黒子「大丈夫、オーケー! 自分を信じてゴーです」
 
11人目戦終了後 (黒子が前面に飛び出してきて中央で)

黒子「今度の嵐は大きい……」  
 12人目戦終了後 (天草が巨大なシルエットのミヅキと対峙している)

天草「我、人として目覚めたり! 人を惑わす邪悪はけっしてゆるさぬ!!!」

(天草、ミヅキの攻撃を受け姿が消え、天草がいた場所には真蔵(服部半蔵の長男)が倒れている)

ミヅキ「狂魔王に逆らい人に力をかすおろか者。そこで現世の滅びの様でも見ておるがよい」 
13人目(羅将神ミヅキ)戦終了後 ミヅキとその背後にいる獣(アンブロジァの化身)が断末魔と共に消滅
(この時字幕には梵字が出ているが判読不能。
ミヅキ登場台詞のダキニの真言の可能性あり?)

ミヅキステージを取り囲む岩山は崩れ、巨大な目に吸い込まれていく。

髑髏(ミヅキ戦直前に登場)の断末魔の姿が映り、やがて巨大な目は閉じられ森は静かな姿を取り戻す)  
⇒各キャラエンディングへ 



前作から審判役である黒子もデモシーンでの登場が多い(乱入キャラとしても登場する)。
真サムライスピリッツでは、若き日の和狆の魔物退治の相棒として
ミヅキに立ち向かっていたという過去が明らかにされ、その設定に従った台詞も登場している(11人目終了後)。