ナインハルト・ズィーガー
ズィーガー「祖国と陛下の栄光、この鉄拳で必ず守る!」
ズィーガー「人の弱みにつけこむとは! 覚悟したまえ!!」
(ステージが暗転し、巨大なシルエットのミヅキが現れる)
ミヅキ「ラキ、ラキ、ラキキキキキ……。さすがは選ばれし魂を持つ者たちだ。うまそうな覇気をまとうておる。
その魂、早う魔王にささげよ。終末の時はすぐそこだ!!」
(ズィーガーミヅキに倒される)
ミヅキ「無駄な手間をとらせるでない。その魂、お前らにはもったいない。ささ、じっとしておれ。苦しまぬように喰ってやる」
(天草が飛び出す)
天草「そうはさせんぞ!!」
天草「やめるのだ、魔界のもの! かつては魂をわたした私だが、もはや、魔王の言うなりにはならぬ!
かつて私は魔道をして人を殺めた。そして人に魂を救われた。今度は私が人として手をかそう!」
ズィーガー「あれがアマクサ……」
ズィーガー「いかなる相手も、我が忠誠心の前に無力だ!」
(雷鳴が轟き針のような岩山がいくつも隆起し、パレンケストーン・タンジルストーンの両秘石が現れ虚空へ吸い込まれていく。
秘石の消えていった正面に、額に梵字のある巨大な髑髏が現れる)
髑髏(=アンブロジァ?)「ラキキラ無理無理キキキッ!ンキキラッ、喰ってやろう!!!!!」
(髑髏が消え、ミヅキステージである祠が現れる。一つ目を持つ巨大な黒い球体が背後に鎮座)
ズィーガー「バカにするか、この魔物めが!」
(森の中に立つズィーガー)
ズィーガー「元凶は絶った! さっそく国王に……」
(画面が薄暗くなり字幕が出る)
しかし、国では狂魔王の死により主をうしなった魔物たちが人々におそいかかっていた。
(ズィーガーの故国、国王の宮殿。
剣を手にした国王が王女を守りながら、鶴嘴を手に持った3体のゾンビに立ち向かっている。)
国王「おのれ、貴様らなどにこの国は渡さぬ」
(ズィーガー登場)
ズィーガー「陛下、お下がり下さい」
(ズィーガー、必殺技ヴルカーン・エクスプロイズンでゾンビ2体を粉砕)
残ったゾンビ「グォォ……」
ズィーガー「我が国をおびやかす魔物よ。消えさるがいい!」
(武器破壊必殺技オペラツィオン・ティーガーでゾンビを粉砕)
(ズィーガー雄叫びをあげる)
ズィーガー「陛下、王女様、御無事で」
国王「ズィーガー、ありがとう。」
(国王の背後の王女、ズィーガーを見つめながらハートが浮かび上がる)
そして……
(宮殿で結婚式をあげるズィーガーと王女。祝福する賓客の中にはドレス姿のシャルロット、ガルフォードとパピィ、王虎がいる。)
(森を見下ろす崖の上に王女と立つズィーガー。「ヴァー!」と雄叫びをあげる。
上空では、3羽の白い鳥が飛んでいく。)