柳生 十兵衛


四人目対戦後

十兵衛「……つまらぬ」

十兵衛「! 何者!」

天草「クク、クククク……。我こそは、天草が怨霊。さぁ暗黒神がおよびだ」

十兵衛「天草……強者か?」

天草「柳生新陰流、とくと見させてもらった。その強き剣技、我が暗黒神にささげ、魔道に堕ちてみぬか?」

十兵衛「はっ、我が新陰流の前に神も魔道もないわ!」

天草「ククク……ならば死をまっておれ」

十兵衛「弱い輩はよくほえるわ」


エンディング

十兵衛「うぬ……こんどこそ我が剣伝を深めし者と見ていたが……」

飛脚「十兵衛様」

十兵衛「おぬしは」

飛脚「申しわけねぇ……妹を天草の奴にさらわれて、仕方なしに勝負のじゃまをしてたんでさぁ。

でも十兵衛様がやっつけてくれたんで、ほら…・・・」

(飛脚の妹「ゆき」が現われ十兵衛に会釈する)

飛脚「せめてもの礼だ、このかわら版を読んでくだせぇ」

(かわら版の内容。十兵衛が読む)「怪人由比正雪、都にて狼藉。城下を騒がす」

(飛脚と妹の「ゆき」去っていく)

十兵衛「フッフッフッ……まだこのような奴がおったか」

十兵衛(笠を被って)「いざ!」


ラストの一言(演武の間にて)

十兵衛「我が新陰流に敵は無し! うわっはっはっはっはっ!」