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このページが何処かのどなた様かの参考なり、暇つぶしなりになれば幸いです…。
サムライスピリッツ零編
サムライスピリッツ天下一剣客伝編
(条件) | 台詞 | 出典 |
体力大勝ち台詞 | ──若事之不済、此乃天也。 恨むならば己自身にせよ。 |
正史三國志 |
体力中勝ち台詞 | ──死而無悔者、吾不与也。力のみに頼るな。 | 論語 |
体力小勝ち台詞 | ──冢中枯骨、何足介意。己を磨くがいい。 | 正史三國志 |
CPU雲飛登場台詞 | ||
その1 | ──雖小道必有可観者焉・・・・・・参れ。 | 論語 |
その2 | ──人生有死、修短命矣。 若さゆえに散り急ぐか・・・・・・。 |
正史三國志 |
【対戦勝利台詞】
〔体力大〕
若 事 之 不 濟 、 此 乃 天 也。 出典:正史三国志・蜀書 巻三十五 蜀書五 諸葛亮伝
もし事が成就しなかったならば、それは天命である。
諸葛亮孔明が、呉王孫権を説得して言った言葉の中にありました。
〔体力中〕
暴虎馮河、死而無悔者、吾不与也 出典:論語(ろんご)
書き下し:暴虎(ぼうこ)馮河(ひょうが)、死して悔いなき者は、吾(われ)与(とも)にせず
意味:素手で虎に立ち向かったり、歩いて黄河を渡ろうとするような命知らずとは行動を共にしない。
大意を汲めば要するに、
お前(のような阿呆)にゃ付き合ってられんということでせうか。
〔体力小〕
「袁公路豈憂國忘家者邪?冢中枯骨,何足介意.」
正史三国志・蜀書二 三國志三十二 先主傳第二
訳:「袁公路が果たして、国を憂えて家を忘れる人物でありましょうか?
(彼は)冢(塚=墓)の中の枯骨(骸骨)同然であって、意に介するほどのことはございませぬ。」
孔融が先主(劉備玄徳)に対し、袁公路(袁術)を評して言った言葉にありました。
大意は、”墓にある骸骨同然で取るに足らない。”になると思われます。
【CPU登場台詞】
〔その1〕
雖小道必有可観者焉 致遠恐泥: 小道(ショウドウ)といえども必ず観(ミ)るべきものあり。
遠きを致(イタ)さんには泥(ナズ)まんことを恐る(論語)
これまた出典は論語。”雖小道必有可観者焉”は、
”どんなちっぽけな道にも、必ず見るべきところはある”という意味になるそうで。
〔その2〕
人生有死、修短命矣。 :正史三国志五十四 呉書 周瑜伝
周瑜が、主の呉王孫権に宛てた手紙の一文にありました。
”人生には死というものがあって長短は運命なのでありますから”という意味。
この場にふさわしく言い直せば、「人生には死がある、長きも短きも運命」といった感じでしょうか。
つまり雲飛の零時の台詞を現代語に書き下してみると、それぞれこのようになるわけですね。
もし事が成就しなかったなら、それは天命だ。恨むなら己自身にせよ。 命知らずとは儂は行動を共にせぬ。力のみに頼るな。 墓の骸骨同様、意に介する価値なし。己を磨くがいい。 どんなちっぽけな道だろうと、見るべきものはある、か。参れ。 人生に死あり、長短は運命。若さゆえに死に急ぐか・・・・・・。 |
なお、CPU戦ストーリーモード中の雲飛の台詞における漢文につきましては、
CRYMSONさまのサイト・SNKパーフェクトデータベース・
サムライスピリッツ零ED考察9「武侠の漢」編にて邦訳があげられています。
やはり出典は正史三国志、論語のようです。ご参照くださいませ。
いやー私ではとてもこれほどの根性出せません。白旗。
天下一剣客伝CPU雲飛登場台詞 | 出典 | 書き下し | |
その1 | ──蛟龍得雲雨、終非池中物也。 我、今こそ闘うべき刻よ。 |
『三国志呉書』周瑜伝 | 蛟龍雲雨を得て、 池中の物に終わらざるなり。 |
その2 | ──徒見曩者之易、未観当今之難。 己の力量を見誤らぬようにせよ。 |
『三国志魏書』武帝紀 | いたずらに曩者の易しを見、 いまだ当今の難を見ず。 |
その1:蛟や竜が雲雨を得て天に昇るように、おそらくはいつまでも池中に留まってはおらぬでありましょう。
(周瑜が孫権に対し、劉備ら桃園の三兄弟を警戒するよう進言した言葉より)
その2:(今諸君らは)いたずらに先例の容易さに目を奪われ、現在の困難さを見極めていないのです。
原文:今諸君徒見曩者之易、未観当今之難。
太祖(曹操)が、王芬のクーデターの誘いに対し出した拒否の手紙の一節。