番外編・「リムルルの大冒険」〜ナコルル・あのひとからのおくりもの〜


ナコルルを主役にした、完全オリジナルのパソコンアドベンチャーゲーム

(というかインタラクティブノベル)、「ナコルル〜あのひとからのおくりもの」。

プレイヤーは、ナコルルの故郷・カムイコタンに引き取られた孤児・ミカトとして、

巫女ナコルルの従者となり、彼女と生活を共にしていくというストーリーです。

初代サムライスピリッツ終了後(つまり、天草四郎時貞討伐後)から、

真サムライスピリッツ(対羅将神ミヅキ)までの1年間がその期間。



ネタバレ注意⇒始まった途端にナコルル死んでるよ!

しかも、血を流しながら歌を歌いつつ死んでいく、

ってアニメ版のキン肉マンマリポーサの妹じゃあるまいに(死)
そーゆーシーンがあった

そんなにナコルル殺して神格化したいんかね・・・製作葬式総指揮のセイウチさんや・・・)


これまで、本来のサムライシリーズでは語られることのなかった(格闘ゲームなので当たり前なんですが)

ナコルルでのカムイコタンでの生活や表情が語られることが最大の売りです。

タイトルそのまんまのナコゲー、ってことですわね。

当然というか何と言うか、そのコンセプト上サムライ本編に登場しないオリジナルキャラクターがいます。

オリジナルキャラクターで比重が大きいのが、ナコルルの幼馴染というヤンタムゥ(男性)とマナリ(少女)。

ゲームが開始された序盤・第一章は、主にミカトの目を通して見たカムイコタンの様子や人々の描写、

そして旅から帰ってきたナコルルの描写がなされます。ふむふむ。・・・・・・。


・・・・・・。あの、えーと・・・リムルルは何所に?


このゲーム、第一章でナコルルの妹つまり最も近い肉親である筈のリムルルが

全く登場しません。
欠片も登場しない上に名前すら出てこないとゆーのはどーゆーことか。

でも、まだマシな方じゃないですか?

ナコリムの祖父母であるサノウクとモナシリ(初代・真・斬紅・ポリ初代の4作ステージに登場している)は、

名前はおろか顔すら出さないんですよ。

ナコルルが帰って来た時、二人に挨拶してきたと言ってるだけで。ホントにそれだけ。


いったいどうなってんだ



で、第二章開始早々、修行の旅から帰ってきたというリムルルがナコルルに抱きついてはしゃいでます。

五月蝿い。(死)


ナコりものの取り説には、第一回目は音声を飛ばさないことをお勧めしますとか注意書きがありまして、

飛ばそうが飛ばすまいがプレイヤーの勝手だ
思うものの、

(初回限定のCDも、クリア後に聞いてくださいとあったんですけど

私の勝手なので早速聞きました。テーマ曲「巫女の伝承唄」は可愛いと家族にも好評です。)

飛ばさず全部聞きましたよ! 長老オユダタのお話から、実際に男の子が演じてるホクテ(ミカト同様カムイコタンに

引き取られた少年)のおしゃべりから、マナリの母ちゃん(村の歌い手)の台詞まで全部!


でも、神谷けいこさんが最後に演じたリムルルのボイスは一回目からすっ飛ばしました


けども何か?(居直り)


だってぇ。ホントに五月蝿いってーかウザイんですもん、どうでもいいこと長々しゃべってるし。聞くに耐えらんね(絶筆)

こんなに聞くに耐えないおしゃべりばっかしてる女の子って早々いないんじゃないですかね。

それとも案外リアルなのか?? 男性にとっちゃ。

何と言いますか、何もないところで転べる
無駄に器用というか、平衡感覚おかしい系・

そしてちょっとありえないドジっ子のマナリちゃん同様

どうにもギャルゲー的なんですよね、キャラ表現が。

と思ったら、実際脚本家はギャルゲー担当してたんか? 悠久幻想曲って良く知らないけどギャルゲーだったっけ?

的も何も、そもそもナコルルとの生活を楽しむコンセプトのゲームだし、

マナリ・リムルル・そしてレラという女の子たちとの個別イベントもあるし、

ヤンタムゥもなんだか、いかにもギャルゲーに出てきそうな感じの男キャラだしなぁ。

(このゲームに出てくるカムイコタンの住人、ほぼ大半アイヌには見えないんですが

このヤンタムゥは特に見えない。普通のお兄ちゃん炸裂な感じ。

ゲーム中には、サムライ本編に比べれば一応ちゃんとしたアイヌ語が出てくるんですが。)

と言っても白状しますと管理人、ギャルゲーと名のつくものは

センチメンタルグラフィティ
しかやったことないんですけどね。

(むしろクソゲーとして有名だけど)しかも1個もエンディング見ちゃいないし。



うは言っても、このゲーム独自の雰囲気を作ることには成功していると思いますよ。

元々タイトルからしてサムスピファンか、知識のある人しか対象にしていない感じですし、

ファンを喜ばせる仕掛けは多いです、実際に。


なんで柳生十兵衛の好物をクイズに出したりするのよ、知恵老婆の皆さん。(笑)


で。ナコりものにおけるリムルルですが。

私の印象としては、やはり”所詮はナコルルの引き立て役”ですかね。

トラブルメーカーなんて設定に書いてある時点でねぇ。

本来その言葉は”厄介ごとを起こす人(それもわざと)、鼻つまみもの”って意味なんですけど

意味わかって書いてるのかな? ゲーム中で見てると、単に無意味に五月蝿くて幼稚なだけのお子様、

って印象なんですが。少なくとも2章までやった限りは。(*)

キャラが立ってると言えば言えるのかもしれませんけど・・・


私としてはさっぱり魅力を感じないキャラ立てになっちゃってます。

一言で済ますと
これじゃ萌えねぇ、ってことで。


(*)…今自分のパソコン、OSの調子がかなりアレでだましだまし使ってるんですよ。

ナコりもののCD−ROMも機能しないので、プレイが2章で止まったままなんです。

XPに買い替えちゃったらプレイできないしー(笑。対応OSはMEまで)


ちなみに、このナコりものはデザイナーが44(よんじゅうよん)という人で、

本道サムライスピリッツとは相当タッチが違うんですが、

リムルルのデザイン。ゲーム中ではスネてる顔だけは可愛いと素直に思えるんだけど、


後は全然ダメ。特に目を閉じて笑ってる顔なんかホントにダメ。

そして、異様にデコが目立ってるのもどーにかしてほしかったんですがホントの話。


参考

でも、旧TAKE−NORIO(山手安生)氏・YAMAPY_1(山田泰正)氏による音楽、

「紗雪〜爛漫の雪」「踊り舞う雪」のアレンジはとても良いと思いますよ。

木琴ぽいアレンジが可愛くて。なんかポリサムの時もこんなこと言ってたような気が。


ナコりもの、いつの日かクリアできたらここも更新し直して、ネタバレコーナーも作成したいかなー・・・なんて思っています。