旧SNK時代リリース作品のみ


真サムライスピリッツ覇王丸地獄変(ナコルルED)


斬紅郎無双剣ED


天草降臨ED


ポリサム(64侍魂)ED



アスラ斬魔伝ED






真サムライスピリッツ覇王丸地獄変・ナコルルED

(森の中、倒れているナコルルに止まったママハハが鳴いている。

ガルフォードがパピィと共に登場)

ガルフォード「ナコルル!」

(ナコルル、半身を起こす)

ナコルル「ガルフォードさん……」

ガルフォード「心配したよ……でも、無事でよかった」

ナコルル「ガルフォードさん……私」

(森が一面赤く染まる)

ナコルル「!」

(ナコルル、カムイムツベ前の姿勢でママハハにつかまる)

ガルフォード(手をのばして)「ナコルル!」

ナコルル「まだ終わってはいないの! 私が行かなくては……」


(崖の上に立ち汚染された自然を見ているナコルル)

ナコルル「全てのよきカムイ達よ、私の命の光で木々や野原を救って!! どうか、お願い!!」

(ナコルルは光に包まれて消え、光の球となって自然を浄化する。)

(宝刀チチウシが落下してくる。上空で羽ばたくママハハが鳴く。)

(カムイコタン(ナコルルステージ「蝦夷・夏」)にママハハがチチウシを持ち帰ってくる。

悲しむ祖父母と妹リムルル)

リムルル「ねえさん……。」

(リムルルが持つチチウシが光を放つ)

リムルル「この声は……ねえさん!」

(光の中のナコルルの一枚絵)

ナコルル「みんな、どうか悲しまないで……いっしょに笑う事はできないけれど、木々や野原をかける風邪の中に私はいつもいます……

だからリムルル、みんなとがんばって……」

(リムルル立ち上がる)

リムルル「わかりました……ねえさん」


リムルルがナコルルを「ねえさん」と呼んでいるのは真サム(プレイヤーキャラ化以前)だけ!(笑)

公式ストーリー(ナコルルのもの)でもそうなんですが、一部後のプレイヤーキャラリムルルに通じている、かもしれない言葉づかいもあります。



斬紅郎無双剣リムルルED

だまって出てきてしまって、

ごめんなさい。

私も、ねえさまの様に私の有るべき道を見つけました。

太陽と月が私を導いてくれます。

村を離れ、何度、満月を見たことでしょう。

ときどき寂しく感じますが

風の吹かない場所はありません。

ねえさまが側にいてくれるようで、不安はありません。

心配しないでください。

私は元気です。



やはりすぐ翌年の作品だからか、真でのイメージをまだ残しているEDです。

口調や、風で姉を思い起こしているところなんかが。

それにしても、(昔も言ったけど)家族に黙って出てくるなよと思う。



天草降臨リムルルED

(悔しげに膝をつく幻十郎(ライバルキャラ)の前に立っているリムルル)

リムルル「!?」

(天草城内部から幾筋もの光が走り、城は崩壊する。)

(離れた崖に立ちコンルを連れたリムルル、遠くに上がる煙を見ている)

リムルル「…………終わったね、コンル」

(コンル、地面に落ちて溶け崩れる)

リムルル「(びっくりして)コンル!?」

(必死に呼びかけるリムルル)

リムルル「どうしたの? お願い返事をして! コンル……コンルー!」

(リムルル、拳を握り締めうつむいて涙を浮かべる(時間切れ負けポーズ))

リムルル「…………ごめんねコンル……。いっぱい助けてもらったから」

(リムルル、溶けたコンルの前にひざまずく)

リムルル「さあ、カムイコタンに帰ろう。みんながまっている」

(字幕)一ヶ月後……

(森の中、走って来るリムルル。後ろに向かって呼びかける)

リムルル「はやくー。いくよ!」

(コンルが出てくる。走るリムルル、勢い余って転ぶ)

(リムルル起き上がって笑う)

リムルル「えへへ」

コンルって溶けるんだ……そんであっさり復活するんだ……

くらいしか思う所のなかった当時。

あとどうやって溶けたコンルをカムイコタンまで持って帰ったんだろーな。

当時の思い出話になりますが、ゲーメストのリムルル担当攻略者が非常に強い思い入れを持っていたようで

エンディングにしか出てこないリムルルのドットを切り抜き特集していたり

リムルルの通常技はすべて名前(アイヌ語の方)で呼ぼう!とかやっていましたっけ。




侍魂64(ポリサム)のリムルルED

おばあちゃん、とうとうやったよ。ねえさまのかわりに森を守ったんだ。えっへん、

わたしもやるもんでしょ。

でね、村に帰ったらいっぱい、いっぱい旅のお話をしてうんと、うーんとほめてもらうんだ。

早く会いたいなぁ。

それからね、ひとつお願いがあるの。ちょっと恥ずかしいけど…。

あのね、帰ったらおばあちゃんと一緒におフトンに入りたいの。


だって、わたし、泣かなかったんだよ。痛かったし、怖かったけどガマンしたんだよ。

だから… だからね…。

…。

おばあちゃん、もうすぐリムルルはカムイコタンに帰ります。



一つ言わせてください、これだけは。

年ナンボ?

天草降臨にて、ボイス担当の松本恵嬢(当時)に合わせたのか、はたまたナコルルとの差別化を図ったものか、

リムルルは斬紅郎時代よりお子ちゃまっぽさが加速してましたが、

ポリのこのEDでは、さらに唸りをあげて加速している印象です。

一言で言うと、シリーズ出るごとにリムはロリ(+おバカ)に拍車がかかってるわけですな。

2003年の零・2005年の剣サムでさらにつきつめちゃったような感があります。

あのまま悠紀に任せてたら、
そのうち「バブー」とか言ってたかも(言わないか?)

ただこのED、歴代リムルルED中、天草に続いて姉さま言ってないEDでありますが、

姉さま以外で出るのはコンルとおばあちゃんという身内だけとは、世界狭いなぁ…

まぁ子供ならそんなもんか?
(一応江戸時代の15歳ったら嫁に行ってた歳ですけど)




アスラ斬魔伝リムルルED

「やったあ!!」

氷の華が咲き誇り、最凶の魔を封じ込め、リムルルは上げていた手を下げた。

はちきれんばかりの笑みが幼い顔にあふれ、やがて、少しうつむく。

「これで姉様、本当に幸せになれるよね……」

涙ぐむその後ろ姿を見ているのは、ナコルルと碧眼の忍者・ガルフォードだ。

「ナコルル、出ていかなくていいのかい?」

「ええ、……もう少しだけ見ていたいの」

妹を見つめるナコルルは優しく微笑んでいた。

リムルルはコンルを従えて走りだした。

眼の前には、包み込むような地平線と青空が続いている。

このエンディングは、どちらかというとポリサムでのナコルルEDを継いでいるような気がします。

なお、エンディングテキストのバックの画像は

修羅リムルルは冬のカムイコタン・羅刹リムルルは夏の木登り(に見える)になっています。