風間葉月 物語りまとめ
風間葉月 プロフィール(天草降臨時) | 備考 | |
流派 | 風間流忍術 | |
武器銘 | 無し | |
生年月日 | 1772年3月20日 | 安永元年 ついでに魚座 |
年齢 | 17歳 | |
出身地 | 肥前 | 現在の佐賀県と長崎県(九州本島)の一部 |
血ノ型 | B型 | |
身長 | 5尺3寸 | 約159cm |
体重 | 13貫目 | 約49kg |
三体数 | 78・58・85 | |
趣向 | 家事・お昼寝 | |
家族構成 | 両親不明 兄「蒼月」 兄「火月」 | |
宝物 | 兄さんたち | |
好きなもの | みんなの笑顔 | |
嫌いなもの | 任務 | |
コンプレックス | しっかり者のように見えるが、どこか抜けている | |
尊敬する人 | 兄さんたち | |
剣の道について | 火月兄さんに迷惑をかけないくらいには…がんばらなきゃ |
※初登場作はこの色
※続投作品はこの色
無色は出場していない作品
リリース順 | 作品全体の物語 | 時系列 | キャラクター別ストーリー |
サムライスピリッツ(初代) | 暗黒神アンブロジァによって復活した天草四郎時貞の怨霊が引き起こした異変を鎮めるべく、十二人の剣士が島原へ向かう。 | サムライスピリッツ零 | 風間忍軍に属する蒼月・火月の兄弟の肉体を狙う魔界のもの・水邪と炎邪が復活。 ”封魔の力”を持つ二人の妹風間葉月は兄たちと共に黄泉ヶ原へと向かい、葉月は水邪と炎邪の封印に成功する。 参照 |
真サムライスピリッツ | アンブロジァに仕える魔界の巫女・羅将神ミヅキが甦った。十五人の剣士たちが、ミヅキの本拠地恐山へと向かう。 | 天下一剣客伝 | 葉月の”封魔の力”を恐れた水邪は炎邪に葉月を拐かさせ軟禁。火月と蒼月はそれぞれ炎邪と水邪を倒し、葉月の救出に成功する。参照 |
斬紅郎無双剣 | 「鬼」と呼ばれる無情にして強力の剣士・壬生月斬紅郎を斃すため、十二人の剣士が立ち上がる。 | サムライスピリッツ(初代) | 登場無し |
天草降臨 | 天草四郎時貞が光(善)と闇(悪)に分裂し、闇の天草は島原に魔城を建立。十七人の剣士たちが島原へと向かう。 | 斬紅郎無双剣 | 登場無し |
侍魂(64) | 人形師に身をやつす魔界のもの・壊帝ユガが復活。十一人の剣士たちがユガの元へと向かう。 | 天草降臨 | 魔城の復活のために葉月の力を欲した天草四郎時貞(悪)が葉月を拘束。次兄の火月は抜け忍となって天草を倒し葉月を救出する。 長兄の蒼月は二人の死を偽って逃がす。参照 |
アスラ斬魔伝 | ユガの敵対者である魔界のものアスラが地上へ現われる。壊帝も再生し、十三人の剣士たちはユガを葬るため立ち上がる。 | 真サムライスピリッツ | 登場無し |
甦りし蒼紅の刃 | 二十年後。江戸近海の小島に存在する「離天京」を支配する覇業三刃衆を倒すべく、様々な立場の剣士たちが三刃衆の居城「天幻城」へと向かう。 | 侍魂(64) | 火月の公式ストーリーで、葉月は兄と共に幸せに暮らしていると語られている。(参照) |
サムライスピリッツ零 | 初代の二年前。幕府に反旗を翻した武将・兇國日輪守我旺は魔界のもの”闇キ皇”にとり憑かれた。引き起こされる異変を鎮めるべく、二十四人の剣士たちが戦の場・黄泉ヶ原へと向かう。 | アスラ斬魔伝 | 葉月が何らかの理由で壊帝ユガの手に落ちる。兄火月は炎邪の精神=朱雀の力に肉体を乗っ取られる危険を承知でユガの手から葉月を取り戻し、二人で生きていく道を選ぶ。参照 |
天下一剣客伝 | 本編の時間軸とは関係しないパラレルストーリーであり、エンディングは基本的に登場キャラクターの望みを叶えたものとなっている。 枠組みとしては、零の主人公徳川慶寅が主催する御前試合に四十一人の剣客たちが集うとなっている。 |
サムライスピリッツ閃 | 火月と葉月の暮らす農村に思いつめた表情の鈴姫が現われる。葉月は鈴姫と打ち解けるが、鈴姫がゴルバの手のものに連れ去られた際負傷してしまう。 火月は葉月の願いを受けて鈴姫の救出に向かい、現場に駆けつけた葉月の元に(火月の手助けをした?)蒼月が現われる。参照 |
サムライスピリッツ閃 | アスラ斬魔伝の結末の幾つかを無効にした翌年の出来事。 レスフィーア王国出身の軍人ゴルバが、祖国の再建のため日本は天降藩の鈴姫と前国王の形見のバスタードソードを狙って日本に刺客を差し向ける。ゴルバの陰謀に巻き込まれた剣士たちは彼の居城を目指す。 |
甦りし蒼紅の刃 | 登場無し |
◆概要
このコーナーで唯一のノンプレイアブルキャラクターとなる風間葉月を取り上げたのは、
彼女が他のノンプレイアブルキャラ(例えば覇王丸の元許婚・脇坂静や橘右京の思い人・小田切圭、ナコルルの祖父母など)に比較して、
第四作『天草降臨』(以下天サム)での登場最初からプレイアブルキャラと同等の詳細なプロフィールを設定されていたことが大きな理由。
宝物・尊敬する人ともに二人の兄(風間蒼月と風間火月)を挙げ、好きなものはみんなの笑顔(たぶん兄二人)、という兄たちへの愛情の深さ・
家事と昼寝が好きという微笑ましさ・しっかり者に見えて抜けているという軽い”ドジっ子属性”持ち・嫌いなものに任務を挙げながらも
兄火月の迷惑にならないくらいに頑張ることを決意している健気さなど
可愛い妹の理想の要素を全て持ち合わせていると言っても過言ではない。
天サムリリース当時、プロフィールと風間火月エンディングにちらりと登場したのみの葉月はファンの間で
かなりの人気をもって定着し、その後も根強い人気を誇ったが
かつて『真サムライスピリッツ』時代、同じ経緯でファン間で人気の出たナコルルの妹・リムルルのようにプレイアブルキャラに昇格する事は
旧SNK時代にはついになかった。
ファン人気は高くても、公式・ゲーム内では結局エンディングと関連文章しか出番のなかった端役である葉月のキャラ描写が多少増えたのは、
プレイモア(悠紀エンタープライズ:当時)作品『サムライスピリッツ零』(以下零)になってから。
天サム、そして第六作『アスラ斬魔伝』時代に葉月がどういう力を持っているのかについては
(公式年表やスタッフQ&Aなどの補足説明を除いて)ゲーム中で明確な言及はなかったが
零では”封魔の力”と定義され、それによって炎邪と水邪の封印を為し
3Dサムスピ作品(64侍魂・アスラ斬魔伝)と2Dサムスピ作品(天草降臨・零)の風間兄弟の設定とストーリーを繋ぎ補完する、
重大な役割を成し遂げることとなった。
風間兄弟は初登場から一貫して、ストーリーの枠組みが三兄妹の間のみで非常にしっかりと嵌め込まれているが
(天サムのシナリオの中心=天草降臨の事実上の主役であった名残か)、
そこからプレイモア時代の零〜閃に至るまで、仲の良い微笑ましい兄妹の絆を見せてくれたのは嬉しい限り。
◆関連キャラクター
蒼月と火月の二人の兄の他に、『天下一剣客伝』の炎邪と水邪のオープニングストーリーでは
火月とつまらない事で喧嘩して飛び出した時炎邪に誘拐され、水邪によって"魔界ではないが
気付かれそうで気付かれない場所"に幽閉されてしまう。
また、閃では兄火月と住んでいた農村を通りがかった鈴姫と打ち解けている。
ある意味で、葉月にとっては初めての"同世代の同性の友達"だったかもしれない。