※「サムライスピリッツ閃」は公式での発表がないため、ここでは含めていません。
年代 | 季節 | 作品名・出来事 | 備考 |
黄泉ヶ原の乱 | |||
(天明六年) |
正月 | 日輪國の領主「兇國日輪守我旺」、倒幕のため立ち上がる。 | |
春先 | 24人の剣士達が、刻を同じくして争いの渦中にその身を投じる。 | ||
晩夏 | 我旺と幕府の軍が衝突。量こそ幕府軍が圧倒するも、我旺により集められた兵達はそれを物ともせず健闘する。 | なお我旺がどのような最期を遂げたかを知る者はないという。 | |
天草四郎時貞との戦い | |||
(天明八年) |
春先 | 「天草四郎時貞」が魔界の者に誘われて現世に復活。 転生する体として伊賀忍者「服部半蔵」の息子「真蔵」の体を乗っ取る。 南米グリーンヒルでは宝珠「パレンケストーン」が何者かに奪われる。自然のバランスが狂い、世界各地で異変が発生する。 |
「パレンケストーン」は「羅将神ミヅキ」が作り力を蓄えるためグリーンヘルに安置していったもの。 |
春 | 世界各地からそれぞれの目的や意思を持って、剣士たちが元凶の地・島原を目指す。 | なお、「首斬り破沙羅」の命日(壬無月斬紅郎に斬殺された日)は1788年4月1日となっている。 | |
初夏 | 紆余曲折の末、「覇王丸」の手によって、天草が討ち取られた。……かに見えたが、覇王丸との闘いで人間の心を取り戻した天草の魂は「光」と「闇」に分裂していまだ現世を彷徨っていた。
世界は一時平静を取り戻したかに見えたが、各地では未だ小さな異変が起こり続けていた。 |
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壬無月斬紅郎との戦い | |||
夏 | 日本のある場所で、数年前から「鬼が出る」との噂が流れていた。 村人が鬼に襲われ皆殺しにされ、帯刀している侍が次々と斬り殺されていったという記録が残っている。 鬼の正体は「壬無月斬紅郎」という男であった。 |
「鬼」の犠牲者の中には、「橘右京」の剣術の師と門人も含まれている。 | |
秋口 | 斬紅郎は「緋雨閑丸」という若者によって倒される。 しかしその遺体は「闇の天草」によっていずこかに持ち去られてしまう。 |
「花諷院骸羅」は斬紅郎の遺体のために「鬼塚」を作ったが、その塚は壊れているのが発見される。参照 | |
天草四郎時貞(闇)・壬無月斬紅郎との戦い | |||
秋 | 「闇の天草」は斬紅郎を転生させ、自分の配下にしようとするが、復活した斬紅郎は天草の手に負えず、いったん封印される。 再び現世を混乱させ、最終的には人間を滅ぼすことで復讐を遂げようとする天草は、島原に天草城(昔の原城)復活を試みる。 天草は城の復活に必要な、個人のパワーを増幅させる力を持つ風間一族の娘「葉月」を誘拐。 魔城として復活した島原城は「天草城」と呼ばれ、島原を中心に小浜・九千都・深江など近隣の村や集落を呑み込み、各地に異変が広まっていった。 |
葉月の力は、公式スタッフには「植物を育てるのが上手みたい」と言われている。参照 またサムライスピリッツ零では「封魔の力」とされている。 |
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初冬 | 天草を倒すために剣士達は再び島原の天草城を目指す。 結局闇の天草は、葉月を救うために抜け忍となった「風間火月」の手によって倒されたが、天草が倒れた事により封印されていた斬紅郎が突如目覚め、火月と葉月に襲いかかる。 しかし寸前のところで火月を追っていた「風間蒼月」によって完全に抹殺される。 火月によって倒された天草の体は、幕府の命で天草城に忍んでいた「服部半蔵」の手に渡り、半蔵の息子「真蔵」の体は晴れて父親のところに戻った。 |
「風間火月」と「風間蒼月」は葉月の兄である。 | |
冬 | 「闇」の部分が完全に絶たれた天草は、思い残すことなく昇華するはずであったが、「魔界の者」はこれを裏切り行為として「光」の魂を封印してしまう。 | 参照 | |
羅将神ミヅキとの戦い | |||
(寛政元年) |
春 | 平穏な日々は戻ったが、半蔵は魂が魔界に堕ちたままの真蔵をいかに救う事ができるか苦悩していた。 どのような秘術を以てしても真蔵の眼が開くことは無かったが、ある日魔界の呪縛を破った真蔵が新たなる敵・「羅将神ミヅキ」の脅威を警告。しかし再び魔界に引き込まれる。 時を同じくして、沐浴中のアイヌの巫女「ナコルル」も天草よりさらに強大な闇の存在を知る。 「覇王丸」「千両狂死郎」が魔物に襲われるが返り討ちにする。 南米グリーンヘルの村が魔物の襲撃を受け、再び2つの秘石「パレンケストーン」と「タンジルストーン」が盗まれ、世界各地に天草の時よりもひどい異変が起きる。 ミヅキは、2つの秘石のパワーで魔物そのものを現世に呼び起こすことを目的としていた。しかし手下としていた「牙神幻十郎」の裏切りと、封印を破った天草の力添えもあり、覇王丸の秘奥義でミヅキは倒される。 |
覇王丸と狂死郎のほかに、ミヅキは「柳生十兵衛」と「ナインハルト・ズィーガー」の魂も欲している。参照 |
夏 | ミヅキが倒され、開きかけた魔界の門も閉ざされたが、いったんバランスの崩れた自然のバランスは戻ることなく崩壊は進行していった。それを止めるために、ナコルルは自らの魂のエネルギーを使うため光の中に身を投じる。 | 参照 | |
壊帝ユガとの戦い | |||
秋 | 天草、ミヅキが倒れた事により、魔界最凶の者「壊帝ユガ」が動き始めた。 天草を誘い、ミヅキに暗黒神といわしめた「魔者」が、独自に進めていた計画を実行に移すために。 | 「魔者」はゲーム本編では「アンブロジァ」と呼ばれている。 | |
冬 | 各地に謎の「人形師」が現れ、人々を狂わせているとの怪情報が流れる。 | 火月と蒼月の所属する風間忍軍も、「人形師」の存在を知り動き始める。 | |
(寛政二年) |
春 | 各地でおなかの子が突如消えるという胎児誘拐が相次ぐ。「橘右京」の愛した「小田桐圭」も犠牲となる。また、優秀な人物たちが発狂、自殺、廃人となる事件が勃発。
「柳生磐馬」の藩主にも症状が表れ、娘である姫は心を痛める。裏柳生であり、姫の守り役である磐馬は謎の人形師を探し旅立つ。 同じ頃、覇王丸に半陰の女「色」がつきまとい始める。色と刃を交えた覇王丸は胎児を使い凶事を企てる「壊帝ユガ」の存在と、自らが「半陽の男」であることを知る。 |
磐馬が仕える姫は「雪」という名である。 |
夏 | 「巖陀羅」を火月、蒼月に倒されたユガは、側近で切り札の「木偶♂・♀」を覇王丸と戦わせようとする。 しかし、色と幻十郎の思わぬ登場により、思惑は外れる。結果、ユガを覇王丸の一撃が打ち砕くが、ユガは精神体となり異空間へ姿を消す。 |
「巖陀羅」は壊帝ユガが人体を材料に作成した巨大な木偶人形である。 | |
再生した壊帝ユガとの戦い | |||
晩秋 | ユガが凶事を再興するため、異空間より復活する。 同時にユガとの因縁の決着をつけるためだけに漆黒の復讐者「アスラ」とユガの最高傑作、「反面のアスラ」が復活を遂げる。 | 「反面のアスラ」は捕えたアスラから壊帝ユガが秘術「二子反面」により作りだした存在である。 | |
冬 | 色は旅の途中でアスラとの対決に敗れ傷ついた反面のアスラと出会い、彼を介抱する。 しかしそこにユガが現れ、彼女は捕らえられる。ユガの洗脳には抵抗するも、その洗脳をユガに命じられた反面のアスラには身も心も捧げてしまう。反面のアスラと洗脳された色は覇王丸を拉致し、理想郷建設の儀式が行われる。 儀式は成功したかに見えたが、色への思いを爆発させた反面のアスラの裏切りと、ユガへの復讐に燃えるアスラの出現により壊帝は倒される。残された色には反面のアスラの忘れ形見が宿っていた。 紅い瞳の赤子が……。 |
「反面のアスラ」と「色」の子供の「紅い瞳の赤子」は、20年後『甦りし蒼紅の刃』で「覇業三刃衆」の一員となった「命(みこと)」である。 | |
将校ゴルバとの戦い | |||
(寛政三年) |
参照 | 風間忍軍の頭領がこの年不慮の死を遂げ、「風間蒼月」が新たな頭領となる。 | |
離天京事変 | |||
(文化八年) |
光の巫女「リムルル」を封じ、国家転覆をもくろむ「朧」を始めとする「覇業三刃衆」。その存在を知った幕府は、彼らを討伐すべく御庭番衆を派遣する。時を同じくして離天京の反幕府勢力も行動を開始。覇王丸らが離天京に集い、サムライたちの戦いが始まる。 | 「覇業三刃衆」の本拠地「離天京」に、「反面のアスラ」の体を持ったかつての漆黒の復讐者「幽堕(ユダ)」が現れ、命にとり憑いていた「時の蛇」ユガを滅して復讐を遂げる。 |
参考文献
『侍魂〜サムライスピリッツ〜完全攻略マニュアル』ネオジオフリーク編集部責任編集 芸文社
P4「侍魂の歴史」より
『剣客異聞録甦りし蒼紅の刃 サムライスピリッツ新章公式ガイドブック』講談社ゲームBOOKS
P88〜89「サムライスピリッツの歴史」より
参考url
サムライスピリッツ零公式サイト「侍魂の系譜」http://samurai-zero.jp/keif.html(現在消滅)