サムライスピリッツ零スペシャル【設定資料集】
月刊アルカディア2004年8月号より
覇王丸
いわずとしれたシリーズを象徴するキャラクターである。
花諷院和狆(かふういんにこちん)を師に持ち、剣の道を「男道」として突き進む剣士。
己の剣の道を極めるために、強い者と刀を交えることを望んでいる(その結果、巨悪を倒すという状況が多い)。
『サムライスピリッツ零』では、徳川慶寅とし合うがために日輪國を目指す。武器銘は「名刀・河豚毒(ふぐどく)」で、
流派は「我流」。初出は『サムライスピリッツ』。
イラストレーターコメント
特に思い入れの強いキャラでしたので、描くことができてうれしかったです。
ちょとオッサン寄りでタイプ的に描きやすかったですね。
(伊藤サトシ)
牙神幻十郎
覇王丸と同門の剣士だが、覇王丸の命を狙っている。
「三連殺」や「五光斬」といった必殺技の時に発せられる花札のグラフィックが特徴的。
人を殺めることにためらいはなく、退屈しのぎに人斬りの仕事も引き受ける。
『サムライスピリッツ零』では兇國日輪守我旺(きょうごくひのわのかみがおう)暗殺の仕事を引き受ける。
武器銘は「名刀・梅鶯毒(ばいおうどく)」で、流派は「古隠一刀流」。初出は『真サムライスピリッツ』。
イラストレーターコメント
バイオレンスな印象が強い幻十郎ですが、今回は粋な感じを出していこうとのことでした。
(伊藤サトシ)
羅刹丸
『SAMURAI SPIRITIS2 アスラ斬魔伝』に登場した覇王丸の羅刹カラーキャラクターが、
オリジナルキャラクターとして独立。
魔界出身で、覇王丸の複製ではあるが特技が「人間の解体」という具合に性格などは似ても似つかない。
ただ覇王丸を殺害する事を目的として戦っている。
黒河内夢路に首を刎ねられるが、その状態でも生存しているという脅威の生命力を持つ。
武器銘は「妖刀・屠痢兜」で、流派は「殺人翼にきわめて忠実」。
イラストレーターコメント
卑屈でサディスティックなところを表現できればいいなと。人間じゃない肌の色とか楽しんで描けました。
(伊藤サトシ)
橘 右京
不治の病(肺病)を患う居合い抜きの達人で、空中で円を描くように斬りつける「秘剣ツバメ返し」は有名。
シリーズでの戦う意義は最愛の女性小田切圭に捧げる花を取ることだったが、
『SAMURAI SPIRITS』にて小田切圭が許婚と結婚した後は、その幸せを守るために戦っている。
ステージクリア後のデモやエンディングで一句詠むことが多い。
武器銘は「自作・無銘」で、流派は「神夢想一刀流」。初出は『サムライスピリッツ』。
イラストレーターコメント
サムライスピリッツ男性キャラの中では、一番線が細いでしょうから、そこらへんを意識して描きました。
病人らしく枯れた感じになってたらいいのですが。
(伊藤サトシ)
徳川 慶寅
帯刀している七本の刀と、大胆なヘアスタイルがトレードマークの『サムライスピリッツ零』の主人公。
普段は六人の恋人たちと気ままに過ごしている。
徳川家の次代将軍を担うことにコンプレックスを抱いているが、
尊敬する兇國日輪守我旺(きょうごくひのわのかみがおう)とのやり取りにより、確かな変化がおきた。
キャラデザインは和月伸宏氏が担当。武器銘は「撫子、白百合、牡丹、椿、朝顔、夕顔、慶寅」。流派は「我流」。
イラストレーターコメント
主人公キャラですので、力が入りました。デザインもカッコよく描いてて楽しかったです。
カッコいいんだけど、鼻につかないキザっぽさを目指してみました。
(伊藤サトシ)
柳生 十兵衛
徳川幕府に仕える公儀隠密で、凶事や幕府への謀反に対処するために奔走する。
眼帯と二刀流が特徴の武士であるが、あんみつや団子を好むなど意外な一面も。
旧知の仲である服部半蔵とは、何かと連絡を取る事が多いが、
いつの日か剣を交えてみたいという思いも胸に秘めている。
ちなみに、徳川慶寅に剣の道を説いてきたのも十兵衛。
武器銘は「大和守虎鉄・助広」で、流派は「柳生新陰流・改」。初出は『サムライスピリッツ』。
イラストレーターコメント
二本差しで羽織袴ですから、オーソドックスなお侍スタイルですね。渋いオヤジ系は描いていて楽しいです。
(伊藤サトシ)
服部 半蔵
忍装束に身を包んだ伊賀忍軍頭領で、シリーズごとに請け負った密命を遂行する。
冷静沈着な性格だが、公式設定の「コンプレックス」が、あるシリーズから「闇に生きること」から
「闇に生きる虚しさ」に推移するなど惑いの色も見せている。
『サムライスピリッツ零』では「闇に生き、闇に死す宿命」となったことは、
忍びの境地に達した証拠なのかもしれない。
武器銘は「無銘・忍者刀」、流派は「伊賀流」。初出は「サムライスピリッツ」。
イラストレーターコメント
半蔵はデザインが凝っていまして、結構苦労しました。マフラーのなびかせ方がポイントだと思います。
(伊藤サトシ)
シャルロット=クリスティーヌ=ド=コルデ
貴族だが、祖国フランスのために鎧に身を包み剣を取る。
『サムライスピリッツ』では天草四郎時貞の凶事を覇王丸たちと解決、
『真サムライスピリッツ』では羅将神ミヅキを倒すために奮戦する。
『サムライスピリッツ零』では慶寅と日本の政治について語る。
二人は将来の日本と仏蘭西との友好関係が築かれることを願い、互いに剣を交わして再会を誓うのだった。
武器銘は「ラロッシュ」で流派は「なし」。初出は『サムライスピリッツ』。
イラストレーターコメント
鎧が大変でしたね。顔は宝塚っぽくです。凛々しいのですが、男顔にならないように気を遣いました。
(伊藤サトシ)
ガルフォード=D=ウェラー
金髪に碧眼、青い忍装束というアメリカ出身の甲賀忍者。
正義感が強く、愛犬パピー(忍犬)とともに悪と戦う熱血漢。
このパピーは『サムライスピリッツ零』ではプレイヤーキャラに昇格している。
余談だが、巨漢忍者のアースクエイクは同じ師匠(綾女)に師事し、
ガルフォードはアースクェイクの兄弟子。
武器銘は「ジャスティスブレード」で流派は「甲賀流+ガルフォード流忍術」。初出は『サムライスピリッツ』。
イラストレーターコメント
半蔵と同じデザインなのですが、こちらは派手ですね。ヒーローっぽい爽やかな表情やポーズを狙ってみました。
(伊藤サトシ)
ナコルル
鷹のママハハとともに戦うアイヌの戦士で、大自然の声を聞くことができる巫女でもある。
絶大な人気を誇るキャラクターで、
ナコルルを主人公としたPCゲーム『ナコルル〜あのひとからのおくりもの〜』まで発売されるに至った。
『真サムライスピリッツ』でその身を捧げ消滅したが、大自然の力(?)で復活している。
武器銘は「宝刀・チチウシ」で流派は「シカンナカムイ流刀舞術」。初出は『サムライスピリッツ』。
イラストレーターコメント
女性キャラは苦手なので苦労しました。押さえるポイントがいくつかありまして、中でも儚げな表情でしょうか。
微妙なニュアンスが難しかったです。
(伊藤サトシ)
リムルル
『真サムライスピリッツ』の背景で熊の肩に乗っていたのが初出だが、
プレイヤーキャラとしては『サムライスピリッツ斬紅郎無双剣』から登場。
以後は、シリーズ必須の人気キャラクターに成長した。天真爛漫なアイヌの少女で、ナコルルの妹。
精霊コンルを操り自在に氷を発生させて戦う。姉のことが大好きで、
戦いに出る理由のほとんどはナコルルを助けるがゆえ。
武器銘は「ハハクル」で、流派は「シカンナカムイ流刀舞術」。
イラストレーターコメント
苦手なタイプなので苦労しました。
ナコルルと対照的に、明るく元気といったとらえやすい特徴が救いでしたが、やはり難しいですね。
(伊藤サトシ)
レラ
レラとしての初出はPCゲームの『ナコルル〜あのひとからのおくりもの〜』。
原型は『サムライスピリッツ』を始めとするシリーズの、ナコルルの2P・羅刹カラー。
『サムライスピリッツ零』ではナコルルを助けるために、レラの精神がナコルルの身体を借り受けていた。
そのまま闇キ皇(くらきすめらぎ)を討ち果たしたレラは、ナコルルに身体を返すのだった。
武器銘は「宝刀・チチウシ」で流派は「シカンナカムイ流刀舞術」。
イラストレーターコメント
硬い表情なんだけど、冷たくならないように気を付けました。風をイメージしています。
(伊藤サトシ)
緋雨 閑丸
傘で攻撃するという特殊な戦闘スタイルの少年。
閑丸は記憶を無くしており、『サムライスピリッツ斬紅郎無双剣』では、唯一の手がかりである鬼を探している。
『サムライスピリッツ零』の参戦理由は出稼ぎ。
結局、雇い主の兇國日輪守我旺(きょうごくひのわのかみがおう)を倒してしまい、幕府から報奨金をもらっている。
武器銘は傘が「霧雨」で刀が「大祓禍神閑丸」。流派が「緋刀流」。初出は『サムライスピリッツ斬紅郎無双剣』。
イラストレーターコメント
このキャラも相当難産でした。男を描く、といった感覚を捨てて臨みました。
(伊藤サトシ)
妖怪腐れ外道
飢えを満たすために人食いに走った人間が、堕ちるところまで堕ち妖怪腐れ外道となった。
エンディングでは、あわやリムルルを食う寸前というところに、一人の女が立ちはだかり少女を助ける。
その女はかつて人間だった妖怪腐れ外道の娘であった。凶行を止めるように諭す娘。
娘の言葉は妖怪腐れ外道に人の心を取り戻すことができるだろうか……(無理でした)。
武器銘は「剥き出しの骨」で流派は「食欲」。初出は『サムライスピリッツ零』。
イラストレーターコメント
一番楽しめて描けたキャラです。大きさや重量が出るように意識しました。
基本的に裸に近いキャラは筋肉の描写に集中できるので好きなんです。
そういった意味で外道は最高でした。
(伊藤サトシ)
真鏡名 ミナ
『サムライスピリッツ零』で初登場した、琉球出身の妖滅師の少女。
性格は「対人恐怖症でひきこもり」と思い切った設定で、ゲーム中でも笑うことはほとんどない。
ゴーヤ―畑で拾ったシーサーのチャンプル(ゲーム内でミナのそばにいる小動物)が唯一の友だちであり、
安らぎを与えてくれる存在。
だが、チャンプルの正体はミナの故郷を滅ぼした「赤く巨大な狛犬の化け物」であった……。
ミナの武器銘は「鎮聖八浄」、流派は「秘道・弓張月」。
イラストレーターコメント
女性キャラの中では一番露出が激しいデザインですので、それを生かした肉感的な感じに仕上げようと思いました。
ナコルルと同じく、表情に悩みましたね。
(伊藤サトシ)
劉 雲飛
仙術で風を集め、操ることで空中を滑空することが可能な剣士。
中国大陸から魔界の闇キ皇(くらきすめらぎ)を追って日本にやってきた。
千年前に雲飛は闇キ皇に憑依され、妻を手にかけてしまう。
雲飛の弟子たちによって巨岩に封印されたものの、闇キ皇の再来とともに復活する。
雲飛は闇キ皇を滅ぼすことによって、贖罪の旅に終わりを継げた。武器銘は「天閃燕巧」で流派は「天仙遁甲」。
キャラデザインは和月伸宏氏が担当。初出は『サムライスピリッツ零』。
イラストレーターコメント
お年寄りは描いていて楽しいですね。皺とかを入れられるので、顔を描き込みやすいです。
ちょっと怖くなってしまいましたが。
(伊藤サトシ)
タムタム
南米グリーンヒルの勇者であり、長身から繰り出す斬撃は長いリーチを誇る。
仮面を付け、素顔を隠しながら戦ってきたタムタムだが、
実は過去シリーズと『サムライスピリッツ零』のタムタムは別人。
それゆえ、過去シリーズのタムタムは武器銘が「ヘンゲハンゲザンゲ」で流派は「マヤ流」。
『サムライスピリッツ零』のタムタムは武器銘が「フンゲムンゲチョンゲ」で流派が「マヤ流」となっている。
初出は『サムライスピリッツ』。
イラストレーターコメント
身体的な特徴を捉えるのに苦労しました。すごい長身であったりウエストが異様に細かったり。
ポーズもなかなか決まりませんでした。
(伊藤サトシ)
千両狂死郎
薙刀を操る歌舞伎役者で、芸道の追及のために修羅道を歩んでいる。
『サムライスピリッツ零』では、新しい歌舞を探すために参戦。
どういう経緯か、『竜虎の拳』の藤堂竜白と、『風雲黙示録』のハヤテと遭遇。
「おぬしらの武術、この狂死郎の胸にググッと響くわい」
と発言し、キワものの路線を歩み始めてしまった(これが真の歌舞伎役者なのか……)。
武器銘は「世話女房」で流派は「舞闘流歌舞伎」。初出は『サムライスピリッツ』。
イラストレーターコメント
顔は描きやすいタイプだったのですが、衣裳が細かいので大変でした。
(伊藤サトシ)
首斬り破沙羅
鬼(壬無月斬紅郎)に恋人の篝火と共に殺され、壬無月斬紅郎に復讐するために現世に留まる。
だが、『サムライスピリッツ零』のエンディングで篝火を殺害した真犯人が、
壬無月斬紅郎ではなく首斬り破沙羅本人であることが発覚。
首斬り破沙羅が成仏できず、美しい悪夢を見続ける理由はここにあるのかもしれない。
武器銘は「罪人殺」で、流派は「本能のままに拳を振るっている」。初出は『サムライスピリッツ斬紅郎無双剣』。
イラストレーターコメント
死人ということですので、妖しい雰囲気を出したかったです。そこはかとない哀愁みたいなものも意識してみました。
(伊藤サトシ)
花諷院 骸羅
初出は『サムライスピリッツ斬紅郎無双剣』で、
『真サムライスピリッツ』に登場した僧の花諷院和狆(かふういんにこちん)の孫である。
『サムライスピリッツ零』ではエンディングにて、
和狆、不知火幻庵、王虎、アースクェイク、ナインハルト・ズィーガーたちに囲まれた上に頭髪を剃られ、
『デカくて頭が薄くて人気も薄い』キャラの仲間入りを果たすという快挙を遂げる。
武器銘は「南無阿弥陀仏」で流派は「流派などない」。
イラストレーターコメント
パワーキャラということで、これでもかというくらいゴツくしてしまいました。
年齢的な設定は無視で。筋肉を描くのは楽しいですね。
(伊藤サトシ)
風間 火月
火の能力を操る風間一族の忍者で、蒼月の弟。戦闘時は全身から爆炎を発する熱血漢である。
『サムライスピリッツ 天草降臨』では、
天草四郎にさらわれた妹の葉月を救出すべく抜け忍となり、追い忍の兄と対決する。
『サムライスピリッツ零』では妖魔の炎邪にその身体を狙われるが、妹葉月の封魔の能力で完全な一体化は免れる。
武器銘は「朱雀」で、流派は「風間流忍術+我流」。初出は『サムライスピリッツ天草降臨』。
イラストレーターコメント
忍者らしく引き締まった体つきになるように心掛けて描きました。
蒼月と比べ表情を付けやすかったから楽でしたね。
(伊藤サトシ)
風間 蒼月
水の能力を操る風間一族の忍者で、火月の兄。感情を表には出さず、丁寧な言葉遣いで相手に接する。
弟と妹(葉月)をこよなく愛しており、『サムライスピリッツ 天草降臨』では里を抜けた火月と葉月を始末する
任務を受けるが、二人を逃がすために芝居を打つ。
『サムライスピリッツ零』では、水邪からその肉体を狙われることとなる。
武器銘は「青龍」で流派は「風間流忍術」。初出は『サムライスピリッツ天草降臨』。
イラストレーターコメント
蒼月は表情が難しかったですね。ちょっと冷たい感じな目とか。美男子は苦手です。
(伊藤サトシ)
炎邪
『SAMURAI SPIRITS2 アスラ斬魔伝』にプレイヤーキャラとして登場した「炎邪火月」は
火月が暴走した姿なのに対し、炎邪は魔界出身の妖魔という設定になっている。
炎邪の目的は水邪とともに闇キ皇(くらきすめらぎ)から「人魔一体の秘術」を得ること。
この秘術によって、過去に人間の女に生ませた「風間火月」の肉体との融合を画策している。
武器銘は「或那(あぐに)の鎖」で、流派は「脊髄反射」。
初出は『サムライスピリッツ零』。
イラストレーターコメント
獣っぽいイメージで描いてみました。勢いと、滲み出る凶暴性みたいなのを感じとっていただければ。
(伊藤サトシ)
水邪
『SAMURAI SPIRITS2 アスラ斬魔伝』にプレイヤーキャラとして登場した「水邪蒼月」は
蒼月が変身した姿なのに対し、水邪は魔界出身の妖魔という設定になっている。
水邪の目的は炎邪同様に闇キ皇(くらきすめらぎ)から「人魔一体の秘術」を得ること。
この秘術によって、過去に人間の女に生ませた「風間蒼月」の肉体との融合を画策している。
武器銘は「屡堵羅(るどら)の環」で、流派は「神の思考」。初出は『サムライスピリッツ零』。
イラストレーターコメント
どんなポーズをとらせるか非常に悩みました。神々しいのかその逆なのか微妙な線引きが難しかったですね。
遊べるキャラではありました。
(伊藤サトシ)
天草四郎時貞
かつて島原の乱で処刑されたが、暗黒神アンブロジァの力によって蘇生。
パレンケストーンを奪い、真蔵(半蔵の息子)の肉体を奪うなどの凶事を引き起こす。
覇王丸に討ち取られた天草の魂派「光の天草四郎時貞」と「闇の天草四郎時貞」に分裂。
最終的には闇の天草は火月に倒され、人の心を取り戻した光の天草は真蔵の肉体を半蔵に返し現世を去った。
武器銘は「ガダマーの宝珠」で流派は「不明」。
初出は『サムライスピリッツ』。
イラストレーターコメント
初代のボスということで天草も思い入れのあるキャラです。
中性的なイメージだったのですが、今回は割と男らしくとのことでしたので、けっこう骨太に描いてみました。
(伊藤サトシ)
羅将神ミヅキ
ラスボスとして登場したものの、その後はデモ画面程度の登場だったため、
『サムライスピリッツ零スペシャル』で10年ぶりに完全復活したといえる。
必殺技の「我神共鳴魂」の時に出る犬は「アンブロジァ」という名前で、
暗黒神アンブロジァが羅将神ミヅキの使い魔として分身を遣わしている。
武器は「ミ・ゴウの玉串(手に持っている祓い棒)」で、流派は「言霊邪霊の法」。初出は『真サムライスピリッツ』。
イラストレーターコメント
怖いけどきれいに見せたいとのコンセプトでした。難しかったですが、怖くはなったような気がします。
(伊藤サトシ)
壬無月斬紅郎
『サムライスピリッツ斬紅郎無双剣』にラスボス、プレイヤーキャラ(要出現コマンド)として登場。
宿業ではあるのだが、自らの息子を斬殺。以後、鬼の道を歩むようになる。
緋雨閑丸の手によって斃されるが、闇の天草の手で蘇生され支配される。
火月が闇の天草を倒すことで支配が解け、自我を得た斬紅郎は闇の天草を葬る。
最後は火月を追っていた蒼月との死合に果てる。
武器銘は「紅鋼怨獄丸」、流派は「無限一刀流」。
イラストレーターコメント
重量級のキャラですので、分厚い胸板など、どっしりとした量感を出すよう心掛けました。
迫力ある絵にしたかったですね。
(伊藤サトシ)
兇國日輪守我旺
日の本の國を愛するが故に、徳川幕府を国賊とし反旗を翻した。
『サムライスピリッツ零』のラスボスであり、魔界の闇キ皇(くらきすめらぎ)に憑依されたが、
結果的には闇キ皇を滅ぼすことに成功した。特徴は怒りMAX時に鎧武者に変身すること。
ちなみに、この鎧武者状態と通常状態のキャラデザインは和月伸宏氏。
武器は「鬼十字・四法印」という銘の十字槍で、流派は「兇國院日輪神道流」。
初出は『サムライスピリッツ零』。
イラストレーターコメント
鋭い眼光など、威圧感のあるキャラに仕上がったと思います。
(伊藤サトシ)