サムライスピリッツ閃サントラについて


一.二十四士―キャラクター選択画面 一六.幻谷寺 華龍殿―ステージ〔中華寺院〕
二.次の地へ―地図表示画面 一七.失意の城 昼中―ステージ〔西洋城内(昼)〕
三.いざ勝負! 一八.失意の城 夜陰―ステージ〔西洋城内(夕)〕
四.柳生隠れ里―ステージ〔竹林〕 一九.赤鬼の住処―ステージ〔イギリス郊外の小屋〕
五.骸流島 午の刻―ステージ〔骸流島(昼)〕 二〇.銀の雄牛亭―ステージ〔スペイン(バーor酒場〕
六.骸流島 戌の刻―ステージ〔骸流島(夜)〕 二一.決起!―ステージ〔ラスボス(軍集会場〕
七.ヴァイキングの再来―ステージ〔港〕 二二.天降 白梟城 巳の刻―ステージ〔日本の城(城下町(昼)〕
八.枯華院 門前―ステージ〔枯華院〕 二三.天降 白梟城 亥の刻―ステージ〔日本の城(城下町(昼)〕
九.神居古潭 赫浄の滝―ステージ〔滝山中〕 二四.平安道 抗衝の砦―ステージ〔韓国(李氏朝鮮)〕
十.野眞仁神社 奉納舞台―ステージ〔祭〕 二五.勝戦―勝利演出
一一・三方ヶ原 戌の刻―ステージ〔すすき(夜)〕 二六.これにて終了―ゲームオーバー
一二.三方ヶ原 申の刻―ステージ〔すすき(夕)〕 二七.再戦願う―コンティニュー
一三.砂漠の街 中央市場―ステージ〔アラビア市場〕 二八.序幕―各キャラクタープロローグ
一四.夕陽のガンマン―ステージ〔アメリカ西部街(夕)〕 二九.戦い…その後―エンディング
一五.荒野に立つ街―ステージ〔アメリカ西部街(昼)〕 三〇.祭り再び―スタッフロール
 作曲:NECOS


では早速。

ジャケットは赤基調。

表はタイトルロゴ、ジャケット裏はポスターにもなっている剣を構える鈴姫と

その後ろでこちらに背中を向けている(顔も向けている)猛千代のイラストに曲目です。

ライナーノーツを取り出してみると、こちらは三枚折り。

開いて左側に、鈴姫の公式イラストとキャッチコピー”運命に殴り込む姫君”。

真ん中はスタッフ名を記述。開いて右側に猛千代の公式イラストとキャッチコピー”伝説を継ぎし剛剣”。

(……スマン! 猛千代とファンたちよ! 器じゃねえーッと心に叫んでしまったよ^^;)

真ん中が曲目リストです。以上。

なんつぅか、非常にシンプルなつくりですな。

まるでキャラクターが鈴姫と猛千代しかいないみたいな紹介の仕方です(笑)

これまでサムスピシリーズのサントラは、零剣も含めてキャラクターは全員紹介してたんだけど……。

あ、例外はありました。ナコりものの特典サントラ。でも格ゲーじゃないしなぁ(笑)

正確にはCDピクチャーに覇王丸さんがいるから、キャラクターが三人しかいないように見え(以下略)



で、曲の感想。

これまでのサムライで使われたメロディーは何ひとつ使われてませんよ?

詳しくないのですが、色のテーマ曲でも使われていた邦楽的な笛の音はよく使われていますが。

「九.神居古潭 赫浄の滝」はカムイコタンステージの曲なので言うまでもなく

ナコリムのイメージになるのでしょうけど、自然の宴も心の鏡でもない新曲。

雰囲気としては、斬紅郎無双剣でのナコルルの曲「自然の息吹」に似た印象がありますね。

あの曲よりはのどかなイメージかな?



和の曲は、妙に怖い印象の曲がぽつぽつと。

十兵衛のステージ曲「四.柳生隠れ里」、狂死郎のステージ曲「十.野眞仁神社 奉納舞台」

読経が使われている「八.枯華院 門前」「六.骸流島 戌の刻」

など。怖いというか、むしろ怪談的なおどろおどろしさと言いますか。

あと、対称的にやたら明るいメロディーの曲もあります。ガロスのステージ曲「七.ヴァイキングの再来」

ブラックホーク(とガルフォード?)になるのか?「十五.荒野に立つ街」

後者はエヴァンゲリオンの「ASUKA STRIKES!」みたいと言ったら

わかる人にはわかってもらえるでしょうか(笑)



これまでのサムスピBGMとは一線を画した、サムスピ的には新しい曲といえば、

ピアノ的なメロディーと電子音を使った「十八.失意の城・夜陰」

琴的なメロディーを使った「二二.天降 白梟城 巳の刻」あたりですかね。

「白梟城〜」は、登場するキャラクター的に猛千代・鈴姫・刃兵衛らのイメージ曲にもなるんでしょうか。




そして、鳥獣GIGA管理人がおいおい! と言いたくなった曲たち。

「一四.夕陽のガンマン」ドラコステージ曲/ベッタベタの西部劇。

なーんもひねりないよ。口笛ぽいメロディーラインといい……

その後調べてみたら曲名そのものも西部劇からきていました。



「一六.幻谷寺 華龍殿」王虎ステージ曲/逆に、銅鑼の音以外ほとんど中華って感じがしません。

コテコテの中華風もワンパターンかもしれませんが、あまり印象に残らない曲になってしまってるような。



「二〇.銀の雄牛亭」キリアンステージ曲/コッテコテのフラメンコ。

スペイン、フラメンコといったら真っ先に連想しそうな、ギターかき鳴らしてますの域に納まってますね。

ところでこの銀の雄牛亭てどんなステージなんだろ。1回しかプレイしてないから見たことないやぁ(笑)



「二四.平安道 抗衝の砦」キム=ヘリョンステージ曲/いい感じにアクティブな曲なのですが、

なんと46秒しかありません(笑) ステージ曲としてはダントツに短いです。

一方、「二.次の地へ―地図表示画面」(2分44秒)とか

「二八.序幕―各キャラクタープロローグ」(2分50秒)、「二九.戦い…その後―エンディング」(4分21秒)とかは

役割を考えれば不必要な気もするほど曲が長めです。この配分、一体何故なんでしょう?



スタッフロール「三〇.祭り再び」は、これまでのサムライの雰囲気を残した曲だと思います。

あと、オープニングデモ用の曲って今回ないんでしょうか?

キャラ選択画面曲から始まって、エンディングとスタッフロール曲の直前にプロローグ用の曲を

持ってくる構成もよくわかりません(^^;)