開発スタッフへの質問状

サムライスピリッツ


真サムライスピリッツ


斬紅郎無双剣


天草降臨



《サムライスピリッツ》

Q.覇王丸が、名刀・河豚毒を手に入れたときのエピソードがありましたら教えてください。

A.話せば長〜くなりますので、またの機会に・・・。河豚毒の名前の由来は、打たれると河豚の毒のように痺れるところから来たようです。


Q.覇王丸の外見は、手塚治虫氏のマンガ「どろろ」に出てくる百鬼丸をモデルにしたという説がありますがどうなんですか?

A.参考にさせていただきました。ありがとうございます。


Q.覇王丸が尊敬しているという実家の近所に住む老学者とはどんな人なのですか?

A.この老学者は若いころは、国学や蘭学を修めた学者で、武蔵国にて隠居生活を送っています。

日本のことも異国のことも知っている学者の、これらの講釈に酒がつきものであったため、覇王丸も酒好きになってしまったようです。

この学者から得た知識や雑学、様々な情報がその後の覇王丸の世界観の形成に大いに役立ったのです。

(武蔵国・現在の東京都、埼玉県、神奈川県と群馬県の一部)


Q.橘右京の趣味は刺繍だそうですが、どんなものを作ってるんですか。

A.花の絵が多いようです(他人から見れば、雑巾にしか見えませんが)。


Q.神夢想一刀流の達人である橘右京ですが、師事した黒河内左近とは、どういう人物なのですか?

A.居合術、神夢想一刀流の剣豪で、彼にとっては右京は自慢の弟子でした。

しかし、ふたり一緒に居ると、若い娘の注目が全て右京に行ってしまうのが唯一喜べないそうです。


Q.橘右京の使用している刀・無名は自作とありますが、刀鍛治には頼まず、すべて自分で作ったのですか?

A.幼くして亡くなった母の遺言通り、立派な侍になるべく、勉学や剣の稽古ほかを学ぶうちに刀を作る技術も身につけたようです。


Q.橘右京が勝利するとあらわれる娘たちにも名前などの設定はあるのでしょうか?

A.紅い着物の娘/早苗、白い着物の娘/園、黄地に赤い模様/雪です。「真サム」では朱色/さえ、桃色/やよい、緑/ねね、

紫/あやめの7人に増えましたが、旧3人組と新4人組は対立しているようです。


Q.柳生十兵衛はなぜタムタムが生理的に苦手なのですか?

A.何故か、生理的に手足の長いものを受け付けないようです。


Q.柳生十兵衛のキャラクター設定のところで宝物は武士道とありますが、柳生十兵衛の言う武士道とはどういったものなのですか?

A.「新陰流にあり」としか答えてくれませんでした。


Q.王虎の旅の目的は自分の部下になる真の漢を探すということでしたが、「サムライスピリッツ」のキャラクターでは役不足だったのでしょうか?

A.「そういうことじゃあ、どあほうめが!!」と答えてくれました。


(役不足・本来は俳優が割り当てられた役に不満を持つ事。転じて役目が軽すぎて能力を発揮できない事を指す。力不足と混同してよく誤用される。)


Q.千両狂死郎は歌舞伎役者ですが、得意な演目はあるのでしょうか?

A.「暫(しばらく)」や「景清」


Q.シャルロットの宝物は初恋の男性の肖像画ですが、初恋の男性とはどんな人だったのですか?

A.彼女が十代のころ、舞踏会で出会った人です。人の話で聞いた「剣術と学問に優れた立派な騎士」だと思っていました。

さらにどんな人物かを知るために相手の領地に出かけたときに見た民衆から慕われる彼の姿を見て恋愛感情がわいたようです。


Q.シャルロットが尊敬している父とはどんな人物なのですか?

A.名門と呼ぶには程遠く、なんとか中流貴族の面目を保っています。官職により貴族になったものが多くいたのですが、

武人の家系で「剣の貴族」であることを誇りに思っています。彼女のことを信頼しており、安心して見守っているといった様子です。


Q.天草四郎時貞が唯一愛した女性とはどんな人ですか?

A.『真説サムライスピリッツ武士道烈伝』でお確かめ下さい。

(天サムの時のスタッフ回答と相違あり)



《真サムライスピリッツ》


Q.前作をプレイしたユーザーから意見や感想、質問が数多く寄せられたと思いますが、どういったものが一番多かったのですか?

A.手前みそですが、「楽しかった」ですとか、開発者への励ましをたくさんいただきました。あと自分で考えたキャラクターを送って下さった方が多かったです。


Q.前作までで、ユーザーに人気の高かったキャラクターを教えて下さい。

A.覇王丸、ナコルル、橘右京、シャルロットなどがいますが、誰が一番かわかりません。


Q.前作までで、開発者の間で人気の高かったキャラクターは誰ですか。

A.不知火幻庵です。「サムライ」「真サムライ」を通して根強い人気です。


Q.覇王丸(我流)と牙神幻十郎(古陰一刀流)のふたりは花諷院和狆(戸隠流陰陽術)の弟子だそうですが、3人とも剣術の流派がぜんぜん違うのはなぜですか?

A.覇王丸は和狆の下で修行の後、自ら創意を凝らして現在の剣技に至ったので、我流と名乗っています。幻十郎は謎です。


Q.牙神幻十郎はカエルをどう思っているのですか? また逆にカエルは牙神幻十郎をどう思っているのでしょうか?

A.幻十郎にとって、空気のような存在です。カエルの気持ちは聞けませんでした。


Q.牙神幻十郎のキャラクター設定で、趣味は遊郭めぐりとありますが、加えて武器銘が梅鶯毒、誕生日が6月9日なのは、スタッフが意図的に設定したのですか?

A.そうです。


Q.牙神幻十郎は梅鶯毒を素刀のまま持ち歩いていますが、なぜ鞘を持たないのですか?

A.常に人を殺せるようにです。


Q.チャムチャムはネコ耳で尻尾が生えていますが、本当に人間ですか?

A.つけ耳、つけ尻尾です。人間です。


Q.ガルフォードはナコルルに一目惚れをしてしまったそうですが、どんなところに惹かれたのですか?

A.世の中の全て、形から導かれるものでは判断せず、そのものの持つ精神文化を大切にする心の優しさを持っているところです。


Q.千両狂死郎はエンディングで「一人舞は極めた。今度は相方を探してみるかのう!」といって、羅将神ミヅキをパートナーに誘ってますよね。そしてその誘いにミヅキも頷いています。そのあとこのふたり、特に羅将神ミヅキはどうなったのでしょうか?

A.ミヅキは美洲姫(びずき)となり、ふたりで舞っています。

(正確には今後阿国と名乗るがよいと狂死郎に言われてますが)


Q.黒子ステージで、意味深な背景(解体新書風)は何か黒子と関係があるのですか?

A.特技が、死んだ人間を生き返らせるという事なので、それも参考にしているのではないのでしょうか。


Q.物語の核として登場した「破王の卵」とはどういうものなのですか。

A.中国では「破王の卵」と呼ばれていますが、自然によって創造された石で、魔石「タンジルストーン(ラピスゥトァワレンディエル)」のことです。

4人の勇者(覇王丸、十兵衛、狂死郎、ズィーガー)の魂を封印することで、パレンケストーンと同刀の力を有する秘石です。


Q.ぬいぐるみ変身の裏技を思いつかれた経緯を教えて下さい。

A.ネオカーニバル(クレーンゲーム機)に入るサムライスピリッツのぬいぐるみの企画が同時期に出されたので、そちらのプロモーションも兼ねて、ぬいぐるみ変化を採用しました。




《サムライスピリッツ斬紅郎無双剣》

Q.前作をプレイしたユーザーから意見や感想、質問が数多く寄せられたと思いますが、どういったものが一番多かったですか?

A.バレンタインデーの手紙で、「牙神に斬られたい」っていうのが多かったです。


Q.『斬紅郎無双剣』以降の修羅・羅刹システムの原案は、『真サムライスピリッツ』の顔違いキャラから思いつかれたのだろうと想像しますが、実際にはどうなのでしょうか?

A.そうです。きっかけになりました。


Q.『斬紅郎無双剣』以降で対戦が盛り上がると背景が変わるあの演出は、どういう経緯で思いつかれたのでしょうか(私の勝手な想像では、宇宙刑事シリーズのマクー空間からヒントを得られたのでは・・・、なんて思っているのですが)?

A.実は「巨○の星」の飛○馬VS○形の戦いで球場が燃えるところからヒントを得ました。


Q.ガルフォードやナコルルのような動物を使うキャラクターの案は他にもあったのですか?

A.『真サムライスピリッツ』の頃、アースクェイクが「デビー」というオス犬を連れているという設定がありました。


Q.リムルルは氷の精霊とともに戦ってますよね。実のところ、『真サムライスピリッツ』の背景にいた熊だろうと予想していたのですが、そういう案はなかったのですか?

A.あるにはあったのですが、初期の段階でボツりました。


Q.リムルルとともに闘っている氷の精霊とは一体どんな存在なのですか?

A.大自然の中に他の精霊と共に存在しており、特別な人にしか見えない存在です。「コンル(氷の精霊)」が見えるのは、

リムルルの巫女としての力が氷の結晶として具現化しているからです。がんばって修行を積めば、他の精霊も操れるようになるかもしれませんが、今は「コンル」だけです。

Q.リムルルは姉・ナコルルに思いを寄せるガルフォードのことをどう思っているのですか? またふたりの恋の成就を応援しているのですか?

A.それ以前に、多分気がついていないと思います。


Q.シリーズを通して恋愛関係の話が出てこないリムルルですが、好みの男性のタイプはどういう人なのですか?

A.秘密です。


Q.ナコルル、リムルル、シャルロットの得意料理を教えて下さい。

A.ナコルル/ラタシケブ(おかゆ)/リムルル、シャルロットは不明。


Q.旅先で食べる名物が大好きな緋雨閑丸ですが、なかでも特にお気に入りの一品があれば教えて下さい。

A.辛子明太子です。


Q.壬無月斬紅郎はとても普通の人間の強さではないように感じるのですが、アンブロジァと関係はあるのですか?
また本当に人間なのですか?

A.秘密です。人間です。



《サムライスピリッツ天草降臨》

Q.前作で、ユーザーに人気の高かったキャラクターを教えて下さい。

A.主人公の緋雨閑丸など、新キャラへの声も多かったのですが、旧キャラも根強い人気を誇っていました。


Q.前作で、開発者の間で人気の高かったキャラクターと、好きな必殺技を教えて下さい。

A.首斬り破沙羅です。ちなみに「天草降臨」ではタムタムです。必殺技では円心殺が気に入っています。


Q.コン作では、血しぶきや断末奥義で演出がよりバイオレンスになりましたよね。失礼だとは存じますが、スタッフもかなり楽しんでいたように感じたのですが、どうなのでしょうか?
また、ナコルルとリムルルはその対象から外れていますよね。実は開発段階では血吹きまくりだったということはないのでしょうか?

A.楽しい反面、しんどかったです。ナコルル、リムルルに関しては、初めから外しています。


Q.千両狂死郎が、シリーズ皆勤賞なのはなぜですか? 特別スタッフの間で人気が高いのですか?

A.海外市場を意識したキャラクターだからです。


Q.今作において、旧キャラの復活は、シリーズを通してのユーザーには嬉しかった要素だったと思います。復活したタムタム、シャルロット、柳生十兵衛はどういう経緯で選ばれたのですか? またほかにどんなキャラクターが候補に挙がっていたのでしょう?

A.開発当初「斬紅郎無双剣」でプレイヤー層に偏りを感じ、足りない要素を新キャラで補うには、今ひとつわかりづらいだろう、という事から旧キャラを復活させました。結局、人気の高い「柳生十兵衛」「シャルロット」を復活、「タムタム」は意外性と、企画者のたっての願いから復活の運びとなりました。


Q.タムタムのコマンド投げしかり、最近のSNK格闘ゲームの演出にはエ○ァンゲリオンを意識しているのでは? と思われる技や演出が多いと推測しますが、スタッフのなかにエ○ァンゲリオンのファンの方がいらっしゃるのでしょうか?

A.たぶん偶然です。ファンは多いですよ。


Q.牙神幻十郎は博打が趣味ですが、園腕前はどのくらいなのですか?

A.かなり強いです。ただし、裏技が多いようですが。


Q.シャルロットが強く惹かれている、覇王丸の武術インテリジェンスとはどんなものですか?

A.例えて言うなら、売れっ子役者の狂死郎に、剣術者としての裏の姿を見いだしたことなどがあげられます。

覇王丸は、武術を中心になかなかのインテリなのです。


Q.覇王丸はシャルロットの気持ちに気付いているのでしょうか?

A.まったく気が付いていません。


Q.(善)の天草四郎時貞と、(悪)の天草四郎時貞はお互いにどう思っているのですか?

A.不完全な自分には必要悪な精神の一部としてとらえています。


Q.ナコルルとリムルルはカムイコタンという遠方の地から、島原まで歩いてきていると思われますが、旅路でなにかエピソードがあったら教えて下さい。また、ほかのキャラクターでもそういうエピソードがありましたら教えて下さい。

A.基本的には徒歩ですが、ママハハやシクルゥに助けてもらったり、船なども使ったのではないでしょうか。


Q.リムルルはナコルルに憧れを抱いているそうですが、どんな憧れを抱いているのですか?

A.立派な巫女として、また戦士としての務めを果たす姿にあこがれていたのではないでしょうか。ただ、立派で素敵だと思う反面、

無理をしないかと心配もしています。


Q.風間蒼月・火月の妹である風間葉月の能力は?

A.植物を育てるのが上手みたいです。


Q.風間蒼月が気にかけている弟・火月の秘められた力とは一体なんですか?

A.秘密です。


Q.エンディングにも登場する、風間蒼月に抜け忍(火月)の始末を命じた男(?)は一体何者なのですか?

A.彼らの一族の長です。


Q.エンディングで封印されてしまった首斬り破沙羅は次作で復活するのでしょうか?

A.安らかに眠らせてあげて下さい。


Q.エンディング(ラキキ……のセリフ)から想像すると、次作はアンブロジァ絡みのストーリーになるのでしょうか?

A.シリーズの流れが「サムライスピリッツ」→「斬紅郎無双剣」→「天草降臨」→「真サムライスピリッツ」となっています。

従って、「天草降臨」は、「斬紅郎無双剣」の続編として世界観を継承しつつ話は「真サムライスピリッツ」につながっているという訳です。(その「ラキキ」は「真サム」のミヅキのものと思われます)