サムライスピリッツ零・公式ストーリー弐



羅刹丸

〜設定〜

覇王丸の魂から大いなる力で生み出された反面の姿。

反面であるがゆえに、その性格はまさに悪鬼羅刹。弱者の嘆き苦しむ姿を見るのが何よりの快感。



〜物語〜

自分の半身である覇王丸を殺し、その魂を得ることで完全な存在になれる―――。

それが嘘か真か、少なくとも、そう本能で感じ取っている羅刹丸は、ただ本能の赴くままに覇王丸の行く末を追う。

それは夥しい死屍の山を築きながら。




レラ

〜設定〜

ナコルルから分離した心の闇の存在。

闘いから逃れたいと思う感情と、闘わなければ大事なものが失われていくという現実が、ナコルルの心を苛む。

その結果、ナコルルの感情は二つに別れ、レラという存在を生み出した。

ナコルルと同じく、大自然の危機を救う志を抱いている。

ただ、ナコルルよりも冷静に物事を判断する性格のため、倒すべき敵を斬ることに対するためらいはない。



〜物語〜

闘いたくない。闘わなければならない。

ナコルルの心の均衡が崩れるそのとき、レラはその意識を覚醒させる。




水邪

〜設定〜

1000年近くもの間、魔界に封印されていた精神体。各地で起こる異変に呼応するように眠りから目覚めた。

長く封印されている間に、自分こそが人間を超えた存在「神」なのだと、認識するようになり、

自らを「神」と名乗り、強い人間を屈服させることで信者を増やしている。

性格は残忍で冷徹。人間を見下しており、自分に反抗するものは容赦なく抹殺する。


〜物語〜

水邪は魔界の精神体であるがゆえ、長い間、人間界に存在していると消滅してしまう。

その為、人間の女に子供を生ませ、その肉体が成長したところで体を奪うことで、人間界における生命を

維持しつづけている。

水邪は20年ほど前に人間の女に産ませた肉体「蒼月」の体を探している。




炎邪


〜設定〜

水邪と同じく、魔界に封印されていた精神体。各地で起こる異変に呼応するように眠りから目覚めた。

炎邪は「破壊」のためだけに存在しており、炎邪の行動が止まるときは、破壊するものがなくなったときのみ。

性格は豪快、本能の赴くままに行動する。人間の言葉や思考も理解するが、気にも止めない。


〜物語〜

炎邪は魔界の精神体なので長い間、人間界に存在していると消滅してしまう。

その為、人間の女に子供を生ませ、その肉体が成長したところで体を奪うことで、人間界における生命を

維持しつづけている。

水邪は20年ほど前に人間の女に産ませた肉体「火月」の体を探している。