アスラ斬魔伝設定資料より


アスラ  反面のアスラ  半陰となりし色  八角泰山 覇王丸(羅刹) 牙神幻十郎 橘右京

ナコルル リムルル ガルフォード(羅刹) 服部半蔵(羅刹)

カラクリ盤馬  炎邪火月  水邪蒼月

開発Q&A

アスラ(修羅)

(必要な事以外いっさいしゃべらん人)

キャライメージ

・堕天使的

・悪人ではなく、ただひたすらクール。

・死んでもポーカーフェイス

・(ユガの呼び方)→「ヤツ」「あの男(女)」

・ユガへの思い→(滅ぶさだめ)


(目)※怒った時に真っ赤になる。

(耳)※耳は少しとがっています。

(顔)※この人の表情は、変化しなくても良い。(痛くとも少し目を細めるだけ)

STORY

Asuras=髪を裏切る者という意味。

太古の昔、魔界にふらりと現れた正体不明の男である。

魔手と呼ばれるその手から七つの古代武器を召還し、その剣術は天賦の才を誇る。

魔界全土を震撼させた男の牙は、頂点である壊帝ユガにさえ向けられたが、秘術の前に敗れ去り、

闇の奥深くに幽閉されてしまう。

ユガ自身が倒れたことによって、呪縛が弱まった千載一遇の機会を、この男が逃すわけはなかった…。



反面のアスラ(羅刹)

キャライメージ

・天使的

・すべてに対して神々しく見守るヤツ

・いつも口元にかすかな微笑み

・ユガの呼び方→「ユガ様」「主(あるじ)」

・ユガへの思い→「絶対的な神」

(目)生きている者(物も)すべてに愛情を注ぐぐらいの感じ(神がかっちゃってください)

表情は、とにかく、笑う時も痛がる時も、悲しむ時も、「遠い目」をしてください(口元も)

口には紅をひいています。(オカ○ではないですよ)


STORY

ユガの二子反面の秘術で誕生した、もうひとりのアスラ。

ユガ自身も最高傑作と認め、寵愛している。

主を守り、主の為に戦う。

ユガは褒美として最高の魔力と最高の美を授ける。

魔道士としての才に優れ、それと織り交ぜた剣術との闘い方は独特のセンスを感じる。

感受性が豊かで慈悲心が強い。

ユガの元で育てられた同じ境遇の色に惹かれていくが…。


開発より一言●
秋の風も心地よい日々、あの悪夢のような数ヶ月間…今は、思い出の中です。えっ!! コメント…
アスラ?という訳で、暗黒より生まれし者、すべてが謎の人です。
という訳でいっぱい皆様の愛情を注いでください(イラスト、マンガ、フィギュアとかいっぱい作ってください)。(M.MASUO)




色 羅刹(半陰となりし色)

(仮名)※ 色・羅刹(ヴァルナ)

(髪)※ひもで固く縛ります。

(目)※羅刹の瞳の色は左右両方同じ色です。
(修羅は、人間の部分が微かに残っているため半分しか変化していない)

(体の模様)※スネイク・ボーン(タトゥー) Diacolos(骨) ※色の修羅の蛇もDiabolosです。


STORY

”反面のアスラ”に出逢ったが為に、再びユガの呪縛にかかり操り人形と化す。

二度と呪縛が解けないようにと、強力な蛇の封印を施されている。

好戦的で妖しい術を駆使した闘い方をする、ユガの理想に近づけた色の完成体といっていいだろう。


開発より一言●
ユガに操られ、はかなげな修羅に対し、羅刹は積極的な妖女をイメージして作りました。
そのせいでモデルやアニメーションを新規でおこしたので随分大変でした。
妖艶さの中にどこか寂しげな感じの色を見つけて頂ければ幸いです。(KANE)




八角泰山

とにかくシブシブのおじさんです。

(頭)※べつにハゲではないです。

(目)※笑っても、目は笑っていない。切れ長でいつも半眼。まゆ毛は、ヤンキーが少し入っている。

(背中の文字)※「筆」の竹冠を「刃」に変えたオリジナル文字です。

※メガネ(しんさんメガネ)がポイント。

※ひげはよく手入れされています。

知る人ぞ、知る。なく子もうなる、闇の書道家。「ハッカク」と人からよばれると、ブチギレル……?


STORY

【修羅】闇の書道家

新参入のキャラクター。「封字の法」という術を駆使して闘う。

魔を封じるとされる、その戦闘術には、よしとしない敵も数多く、

その魔の手は家族のものにまで及ぼうとしていた。

そんな暮らしに疲れ、人里離れた山奥に、己の技を禁じて実を隠す、世捨て人の生活をしていた。

そんな日々も、束の間であった。

壊帝ユガの呪縛が妻を操り、息子もろとも命を奪い去る。

守るべき糧がなくなったいま、八角が修羅へと戻る。


【羅刹】禁を解いた業師

自他ともに厳しく、成すべき行動を確実にこなしていく職人気質である。

唯一の心のよりどころである家族を奪われた彼の怒りは、報復という名の行程に変わっていくのみである。

黙して語らず、的確な行動のみというのが、この男の行動理念なのかもしれない。


開発より一言●
怪しい筆を使う闇の書道家・ふで男君。さぞ、デカイ半紙を使ってたのでしょーね。
時間があれば、もっと墨の飛び散り方や筆づかいを色々と表現したかったです。(代理TOMI−YAN)




覇王丸 羅刹

少しだけ修羅より体が大きめ

(着物)※ボロボロでベスト状態。

    ※色黒

《企画コンセプト》

悪の心がユガによって(共鳴して)鬼神のごとき覇王丸と化した(でも覇王丸です。)

開発より一言●
前作(侍魂)に引き続いての登場です。今回のハオ様もイイッスよ。ズバーンズバーン!
ズババババーン!「これだから勝負ってのは面白え!」って感じで。もう気持ち良く勝負を楽しみたい人は迷わずコレッスよ。
そんなワケでヨロシクゥ(いのP)




牙神幻十郎(羅刹・修羅兼用)イラストは前作侍魂のもの

STORY

人斬り稼業に身を染めるうちに、斬ることへの快楽に目覚めてしまった、幻十郎のもうひとつの道。

己のみを信じ、決して他人に支配されることはない。

斬っても、斬っても満たされない、己の欲望の為に血を求め渡り歩いている。

人斬りを依頼した者でさえ、その例外ではない。

好色家であり、金と力のみを信用する。


開発より一言●
幻十郎、アイツはイカしたヤツだった。アホウだのコロスだの言っちゃあいるが、ホントはシャイでホットな男だった。
そんなアイツを担当してオレが思ったことは、修羅はよりスタイリッシュに、羅刹はよりサディスティックに、ま、そんなカンジだ。
新必殺技「賭場荒らし」。良いネーミングだ。KEIさんありがとう。(いのP)




橘右京(羅刹・修羅兼用)イラストは前作侍魂のもの

STORY

病魔に冒されながらも、居合に己のすべてを賭ける。

細面の甘い顔立ちに哀愁を漂わせる雰囲気に、取り巻きの女性が数多く存在する。

抜刀の早さでは、彼を超える侍はいない。

外見的特徴では、修羅と羅刹の明確な違いはなく、強いて言うなら着物色ぐらいである。


開発より一言●
今回の右京はカッコ良くするぞ!とイキまいたものの、結局リーチが長いだけの普通の兄ちゃんになってしまいました(笑)。
もっと背中のススけた感じを出したかったな…。(HAG)




ナコルル 羅刹 イラストは前作侍魂のもの

STORY

直情的であり思ったことは口にする性格。

その現れとして修羅と比べ、短髪となっている。狼のシクルゥを連れているのも修羅と違うところだ。

自然を脅かす者に対しては何の迷いもなく勇猛果敢に挑みかかっていく。

もう一方の路を選択した場合の、彼女の別姿である。


開発より一言●
修羅のほうは、今までのイメージを崩さないようにするのが以外と大変でした。
羅刹のほうは、前回よりもおてんばっぽさを出すように心がけました。
当初勝ちゼリフも「アンタ…大自然のなんなのさ」というセリフも考えていたのですが、採用されませんでした。
また、シクルゥに乗せるのは、データとの戦いでした。他のキャラよりも単純にデータが倍かかったので、作成も大変でしたが、
余計な動作も作ったりしました。ナコシク状態のままで、放っておくとわかります。まぁ、それは『愛』ということで。(タニー)




リムルル(修羅)

※(おしとやか)と注意書きされてます。

(リボン)※リボンは、ナコルルより丸っぽいです。

(着物)※フードがついています。

(刀)※刀は、修羅、羅刹、同じデザインです。


リムルル 羅刹 イラストは前作侍魂のもの

STORY

修羅のリムルルに比べて、お転婆で明朗活発という印象が強くなっている。

装いも行動的に動きやすそうな短い丈になっている。

修羅が幼いのに対して、羅刹は少し成長した雰囲気を持つ感が受けられる。

今回、姉を応援する中に、実は複雑な気持ちも…。


開発より一言●
修羅のほうは大体のイメージが頭の中にあったのですが、デザインの方がキャラ考案絞め切りギリギリに入ったので、
あと一歩遅かったらいなかったかもしれませんでした。イメージ的には「ビビリな子」といった感じで、作りながら
「何でこの子闘うん?」と何度か思いました。
羅刹のほうは逆に「はじけた子」というイメージで、自由に作れました。今回は仕事で釣りに行くヒマがなく、
その分愛情を注ぎましたので、可愛がってあげてください。(タニー)




ガルフォード 羅刹

(着物)※マフラーの先は短いです。(少しボロってます)

(目)※少しすずしい瞳です

STORY

修羅が忍犬パピィを遣うタイプであるのに対して、羅刹の彼は、単身でプラズマを身にまとい闘うタイプである。

忍術を極めるにあたって分岐した、彼のもう一方の姿と言えよう。

正義を脅かす悪があれば迷うことなく鉄槌を下す。


開発より一言●
今回のガルさんは修羅・羅刹の性格をかなり変化させたことにより、作り手側としても楽しくアクションを作成することができました。
羅刹はCOOLでちょっと悪い人にしたかったのですが…なってます?(SERI)




服部半蔵 羅刹

※肩の部分が少し厚手の生地、柔道着のような布(描かなくとも良いです)

※刀は修羅と同じ

《企画コンセプト》

誰もがご存知の忍者半蔵!ということです。

STORY

修羅に比べ、より行動的に軽装したタイプ。

それは、忍術に体術を駆使した戦い方をする羅刹に適した姿である。

内面的には、卓越した精神面を持つ半蔵に影響はない。


開発より一言●
私たちの間では通称『千葉半蔵』だった羅刹半蔵。
見た目は地味ですが、連続投げを楽しんでくださいマセ。
より忍者になった半蔵と、今までの半蔵を使い分けてみてください(渋いオヤジファンの方々へ…)。(SERI)




カラクリ盤馬 羅刹

STORY

姫をこれ以上の危険にさらしたくないと、姫の元を去ろうとした盤馬の考えから、

自分の分身をという想いから造られたものである。

もちろん、姫には大好評である。破砕丸なみの装甲と多彩なカラクリ平気を装備している。

暴走すると始末に負えないのだが、完成のお披露目式で姫が乗った時に…。


開発より一言●
カラクリ盤馬に関してはサムライ一のキワモノキャラにしたかったのですが、時間の都合で割と普通になってしまいました。
よかったら修羅共々使ってやってください。ちなみに当初はお姫様が操縦していて勝利ポーズで中から出てくる設定でした。(HAG)




炎邪火月 羅刹

【あじあじ拳の鬼 じごくの炎邪】

《企画コンセプト》

蒼月と同じく、炎邪に支配された火月です。今回は、武器は持っていません。エフェクトで炎を多く使用します。

STORY

強さを求めるあまり、朱雀に宿る力に支配され暴走してしまった姿である。

火月としての自我は薄れ、本能の思うままに炎をまとう姿は、炎邪というにふさわしい。

体に浮き上がった入れ墨と獣を思わせる爪が特徴である。


開発より一言●
皆様へ…ていうか、皆サムライキャラを好きになってくれー!平に平にお願いします。
全員そこに並んでお願いするのだー(ペコペコ…×1000回ぐらい)。え!! 火月のコメント!?
えー…今回の狂覚醒は、ホントに暴走しています。発動後、お好きなボタンをどうぞ。(M.MASUO)




水邪蒼月 羅刹

【ちべたいぐらいのキックの悪魔 水邪】

《企画コンセプト》

今回の羅刹は、火月同様水邪に支配されるバージョンです。
(怒りの時人間離れしたカラーリングでもよいのでは?)

STORY

蒼月が青龍に宿る力に、己の魂を預け暴走した姿である。

潜在的に蒼月の自我は存在し、表面的な水邪の意識を支配している。

しかし、その表面的な力は水を自在にまとい凄まじい威力を発揮する様は、水邪であることに何ら変わりなく、

蒼月の天才的センスが加わっただけ桁外れな存在かもしれない。


開発より一言●
暴走した火月に対して、水邪の力を吸収した蒼月兄ちゃんです。もはや、忍者でも人でもありません。
足クセの悪さをぜひとも見てやってください。あと、修羅の方もよろしく。(代理TOMI−YAN)



開発Q&A

Q:『サムライスピリッツ2 アスラ斬魔伝』の基本コンセプト、セールスポイントをお聞かせください。

A:基本コンセプトは、「命(たま)と命(たま)の取り合い」です。
今回、ダメージを「胴体」と「手足」のパーツごとに設定して、攻撃を胴体にヒットさせることの爽快感・重要性、
またヒットさせられることへの恐怖感を持たせ、
まさに一動作が命(たま)取りになる「真剣勝負」を目指しました。
セールスポイントは、シンプルな操作性と多種多様なキャラクターたちです。


Q:『侍魂〜サムライスピリッツ〜』の続編ということで、特に気をつけた点、意識した点などがありましたらお聞かせください。

A:前作での色々な要素を整理・アレンジしながら、分かりやすく・遊びやすくまとめるところに気をつけました。


Q:開発で一番苦労なされたのは、どんなところですか?

A:すべてです。…というと何ですので、しいて挙げるならSCSです。
なかなか仕様が決まらなくてデザイナーやプログラマーの方々にご迷惑をおかけしました。


Q:今作では前作とは演出面で変更があるようですが(特に止め絵の演出)、何か意図があってのことですか?

A:3D的に「真っ二つ」ができれば、よりリアルな真剣勝負の表現ができるのではないかなと思って挑戦してみました。また、ゲーム中の演出はできるだけ流れを止めないために今回の仕様にしました。


Q:今回、修羅と羅刹を完全に別キャラとして分けたようですが、その理由をお聞かせください。

A:前作では「修羅と羅刹の違い」を明確にすることができませんでしたので、今回は一部の技を変えたりするだけでなく、3D的な表現方法として姿形も変えて別キャラクター(人格)にしてみましたが、いかがでしょうか。


Q:新キャラの設定秘話などがありましたらお聞かせください。

A:アスラの持っている武器(剣)、あれは今でもかなり長いのですが、初期設定はもっと長くて、軽く刀を振るだけで画面外まで届いてしまいあわてて短くしたりもしました。あと、盤馬羅刹のデザインはなかなか決まらず一時はメカゴ○ラ型やマ○マ大使型、○人28号型なんてのもデザインされたりしてましたね。


Q:ユガの側の者たちは一部肌を露出する独特な服装の者が多いようですが、なにか理由がありますか?

A:前回の侍魂のデザイン段階からユガ側のキャラクター(色・木偶・巌陀羅)のデザインは、その他のプレイヤーとの差別化をするポイントをつけてくれとの、ディレクターの指示です。ですから、今回ユガに関わるキャラクター(修羅&羅刹アスラ・羅刹色など)のコスチュームに関してはそのポイントが入っています(ちなみに半分だけ露出度UPなのは、ディレクターの趣味です)。


Q:アスラがいまだに拘束着を身につけているのはなぜですか?

A:アスラ(修羅)の身につけた拘束着には、ユガが施したアスラの力(魔力)を封じる魔力がこめられており、ユガの束縛が解けたといっても、まだ完全に封印の魔力が解けたわけではないため、脱ぐことができません。ユガが滅ぶときこそ、アスラの封印が完全に解ける時になります。


Q:今回、木偶は出てこないのでしょうか? また、黒子は使えないのでしょうか?

A:残念ながら出てきません。…もちろん黒子もです。


Q:最後に読者の方に一言メッセージをお願いいたします。

A:スタッフ全員、頑張って世に送り出した「アスラ斬魔伝」。
みなさま方の愛を注いであげて、可愛がってやってください。よろしくお願いいたします。



★ヴァルナ
インド神話の神。『リグ・ヴェーダ』においては司法神であり、
後世においては水の神の性質が強まり、仏教に入っては水天となった。
また雷霆神インドラがデーヴァ(神々)の代表的な神であるのに対し、ヴァルナはアスラの代表的存在とされている。

 参照


   


サイトトップ