イプシロン星アリオトのフェンリル


キャッチフレーズ

74話紹介 白夜の森に獲物を求めて彷徨う北の狼 
聖闘士聖衣大系パッケージ  
ソルジャーズソウル紹介文   人間を忌み嫌う光速の狼牙 
聖闘士聖衣神話パッケージ  悲しき宿命の遠吠え 非情なる牙ノーザン群狼拳!!
聖闘士聖衣神話ムック紹介文  情愛を憎む光速の狼牙 
聖闘士聖衣神話EXパッケージ ― 





データ

守護星  北斗七星イプシロン星アリオト
神闘衣 狼(北欧神話の巨狼フェンリルがモデルと思われる)
必殺技  ウルフ・クルエルティー・クロー、ノーザン群狼拳
年齢 16〜18歳(推定)
身長 175cm(推定)
家族構成 両親(名門貴族フェンリル家の当主夫妻。フェンリルが6歳の時熊に襲われ死亡する。
母の名はイングリッド)
その他関係者 北極星のヒルダ(神と認めた主君) 
ギング(6歳のフェンリルを助けた狼の群れのリーダーでフェンリルの唯一の友)
両親の友人たち(熊に襲われたフェンリル一家を見捨てて逃亡した)
声優 関俊彦






概要

神闘士の二番手として登場。狼の群れを操り、相手を襲わせたり同時に攻撃するのを特徴とする。

フェンリルの名は北欧神話において神々と世界の終末・ラグナロクの最終決戦時オーディンを食い殺す巨狼に由来しているが

アスガルド編におけるフェンリルは狼を紋章とする名門貴族の家名である。

つまり"アリオトのフェンリル"は本来、彼個人の名前ではなく姓である筈だが

回想シーンに登場した彼の両親が息子の名前を呼ぶシーンがないため、実際の名前は不明。



フェンリルは後述の過去の出来事のために人間不信に陥っており、対戦相手のドラゴン紫龍もとことん拒絶し

第79話で紫龍を痛めつけるシーンは、残酷シーンが苦手な人にはくるものがあると言えるほど強烈である。

にも関わらず多くの人に親しみを持たれるキャラクターになっているのは

まず当人の容貌・纏う神闘衣のデザインが秀逸なこと、何だかんだ真っすぐな性格ではあること

(同じく79話の回想シーンで初めてアスガルドの元首というべき北極星のヒルダに会った際

相手がヒルダと知った途端「あ……貴方が、ヒルダ様?」と両親の没後10年以上他人と接触がなかったにも関わらず言葉遣いを改めている)、

当人には何ら責任のない不幸な過去、率いる狼の群れ・中でもそのリーダーで育ての親でもあるギングとの絆の強さ、最期の哀れさなどが

鮮烈な印象を残しているからではないだろうか。





過去

前述のように、アスガルドの名門貴族フェンリル家の御曹司だったが、6歳の時両親とその友人たちと遠乗りに出た際、凶暴な熊に出会い両親を殺された。

両親の友人たちは一家を見捨てて逃げ出し、助けてくれたのはギングをリーダーとする狼の群れのみ。

以後狼たちとアスガルドの自然の中で生きる野生児となり人間を拒絶するようになるが、廃墟と化した生家フェンリル家跡地をねぐらとし、フェンリル家再興を望んでいるようである。

幸せだった時代に戻りたい願いからだろうか。