OAV サムライスピリッツ2 アスラ斬魔伝(2) |
さて、前回のラストからの続き。 倒れた色を斬ろうとしていたガルフォードを止めようとするナコルルですが、突如二人の前に もうひとりのナコルル……通称紫ナコルル(紫ナコ)こと羅刹ナコルル(以下、紫ナコルルまたは紫ナコで)が現れます。 あんたはユガに操られた色に利用され、いい様に使われただけとナコルルを嘲笑う紫ナコはさらに、 色を助けようとすればガルフォードを敵に回す事になると言い、ガルフォードはナコルルに「その通りだ」と実にさらりと告げました。 初めてこのビデオ(アスラ後編)を見た時はここでびっくり仰天。 というのも、紫ナコが劇中で登場したのはここ(=前回のラスト)がはじめて。 と言っても、登場だけならオープニング映像ですでにすませているんですが、 そこでの描写……ナコルルの前に現れ何かを(小馬鹿にしたように)語ってはいるが、 ナコルルが手を差し伸べようとするとその姿は消えている…・・・。 から判断して、てっきり紫ナコはナコルルの心の影(丁度レラのような)だろうと思っていたんですよね。 心の影ならナコルル以外には見えないはず。だがしかし。 ガルにもしっかり見えてるよ! 聞こえてるよ! てことは幻って位置付けではない! よーく見直してみたら、前回ラストでの紫ナコの登場でガルフォードもちゃんと彼女の声に反応してます。 そこは納得しましたがいまいち納得できないことは、ガルフォードは紫ナコをどういう存在と認識しているのか? まったくその辺の説明はないし、ガルフォードが気にしている様子もないので何とも判断できましぇーんw 閑話休題、色さんとせめて話をさせてとなおも食い下がるナコルルですが、そのとき色が目覚め彼女を羽交い絞めにし、 腰のチチウシを抜き取りました。 (この直前、眼を開いた彼女はこのとおり両目が赤くなっています。”操られているときの色の目は赤い”というアスラ斬魔伝での設定を生かしてますね) 斬りかかるガルフォード。しかし盾にされたナコルルを投げつけられ、色に斬り付けられます。 チチウシを素手で握って奪い、パピィを嗾(けしか)けますが色はそのままひらりと逃げていきました。 ガルフォードはナコルルにチチウシを返し(うわ血塗れ……)、君は優しすぎる、もう闘わなくていい、あとは俺たちに任せろと いうことを言って色を追います。 自分サービス(笑)でガルナコ全開シーンだよ! 紫ナコはこの間、木の枝に腰掛け一部始終をただ見てただけ(笑)、「(巫女の役目が)嫌になったらいつでも言ってよね」 と言い捨てそのまま去って行きます。 場面変わって覇王丸対アスラ。弧月斬でアスラの右手首を切断し、勝利を確信する覇王丸ですが、 斬られた手首……七つの武器を召還できる”魔手”が覇王丸に襲い掛かりました。 リモコンッ!? アスラリモコンハンド(笑) 腕を掴んだ右手首(魔手)、なんとその状態で武器(槍)を召還。 これだけ見たら一体何のシーンだ(笑) 覇王丸の腕をぶち抜きアスラの元に戻り、再び武器を手にしたアスラ、今度は覇王丸の左肩を突き刺しますが。 反撃され、咄嗟に盾を召還。覇王丸の河豚毒は盾を粉砕! ほとんどしゃべらず、表情も変えないアスラがここで初めて驚愕の表情を見せます。 腹部を貫通されて吹っ飛ぶアスラ、呼吸を整え去ろうとする覇王丸。 アスラ「待て なぜとどめを刺さない」 覇王丸「(笑って)さぁな」 覇王丸が去って後、左手を握り締めるアスラ。爪が刺さる音がして痛そうですよ。 場面変わって。逃げる色を追うガルフォード(と、パピィ)、そこに襲い掛かってきたのは木偶♂。 一刀のもと斬り捨てたガルフォードですが、色を守るように立ち塞がる全部で5体の木偶♂と木偶♀たち。 なんでこんなにコピペしたごとく増えてるんだか。 ガルフォード「覇王丸のコピー…… どの程度のものか見せてもらおうか! 行くぜパピィ!」 あ、知ってる。 向かっていくパピィとガルフォード。彼の出番はここで終わりです(笑) チセ(家)のリムルルは、鍋を作ってナコルルの帰りを待っていました。 (ちなみに具は鮭・帆立・たぶん鶏肉、しいたけシメジに白ネギ、芋にたぶん大根、あとは春菊っぽい青菜。 リムルルの言葉によると山菜だそうで。しかしアイヌも江戸時代もまるで関係なさげな、ごくごくフツーの鍋です^^;) 今日のご飯は自信作なのに……とひとりごちるリムルル。この辺、思いっきり萌えられるピカイチ(死語)の可愛らしさだと思いますw ねっ?ねっ?w ママハハは帰って来ていて、チセの梁?に止まってます。 ついにこらえきれなくなったリムルル、鍋をほとんど一人で平らげてしまいました。この健啖家ぶりにはまあびっくり(笑) そこに帰って来た血塗れの覇王丸に驚くリムルル。ナコルルがまだ帰っていないことを知り、もう一度動こうとする覇王丸、 止めようとし、自分が行くと言うリムルル。 「子供は引っ込んでろ!」と怒鳴る覇王丸に怒ったリムルル、なんと怪我人とは言え大の男の覇王丸を掴んで投げ倒しました。 ゲーム中でそういう技があるからなんだろうけど・・・・・・このシーンのリムルル、もうびっくりの連続っす(笑) 根負けした覇王丸は(直接気持ちが動いたのはリムルルの目に滲んだ涙かもしれません)記憶の戻っていない色が来たこと、 二人は山に向かったことを告げ、リムルルはナコルルの後を追います。覇王丸に謝って。 リムルル「覇王丸さん、ごめんね…・・・痛かった?」 覇王丸「あぁ、この馬鹿力が」(あ、おんなじこと思ってるw) (ちなみに覇王丸はガルフォードをあてにしています。ママハハはまだ動かないので、”大丈夫”と判断しますが……。) ナコルルは木偶たち全てが倒された現場に到着。木偶♀の武器に残る血糊を見て、ガルフォードを案じます。 夜の山でナコルルを追うリムルルの前に現れたシクルゥ。 「どいて、シクルゥ!」きっとした表情でそう告げるリムルルにしな垂れかかってくる、紫ナコルル。 紫ナコ「こんな時間に危ないじゃない、お姉ちゃん心配しちゃうぞ♪」 リムルル「あんたに心配なんかされたくないよ」 という会話がますます管理人を混乱させますが、紫ナコは「湖に行ってごらんなさい」とナコルルの居場所を告げて去っていきます。 場面変わって、どこかの洞窟に篭っているアスラ。 斬られた魔手を元通りくっつけ、カメハメ波みたいなのを撃ってます。なんだこれ(笑) 色が最初に現れたと同じ、と思われる湖にやって来たナコルルのもとに、到着したリムルル。 「姉さま一人が犠牲になることないよ」と訴えますが、ナコルルは 「犠牲だなんて思ってないわ 色々考えることもあるけど……今はひとりにしておいて」 リムルルをそっと抱きしめ「ありがとう 心配してくれて」 これで姉の言うことを受け入れる決意をしたリムルル、「わかったよ 姉さま! なるべく早く帰ってきてね 美味しいご飯用意して待ってるからね!」と元気に去っていきます。 ここでふと気付いたどうでもいいこと。 ……ナコルル、昨日からゴハン二食抜いてるんでは。 「どうすればいいんだろう」湖を見つめながら悩むナコルルの元に現れた紫ナコルル。 静かに暮らせばいいじゃない、あとは私がやってあげると言う彼女に「巫女を辞めたいわけじゃありません」と答えるナコルル。 表情を一変させた紫ナコは「だったらちゃんと闘いなさい」と釘を刺します。 チセに戻ったリムルルは、覇王丸を手当てし焼いた鳥の腿肉を食べさせてました。 アスラの事を聞き、そんな強い人と姉さまが闘わなくてはいけないのと案じるリムルル。 姉の力になるべく、もっと強くなりたいと述懐します。 ナコルルを迎えに行く、と明るい表情をして出て行くリムルルの背に覇王丸は 「ナコルルはお前が刀を持つことを喜ばないと思うぜ」と声をかけます。しんみり。 崖に差し掛かったリムルルはやって来た色と遭遇。何しに来たのと語気強く問い掛けますが、 色はユガの紋章の付いた札で巖陀羅を召還。コンルの力で応戦する(たぶんウプンオプかな)リムルルですが 吹っ飛ばされて大ピンチ。お尻立ててるリムルル、萌えどころ(笑) 一方、紫ナコと対峙するナコルルは、刀は傷つけるためのものではなく守るためのものと力説。 それをひとまず認めつつ、「あんたが本当に守るべきものを見失った時は……殺すよ」と笑う紫ナコルル。 そこへ飛んできたママハハに、おそらくリムルルに起きたことを聞いたナコルルはその場を離れます。 ホントに何も行動は起こしてないんだよな、紫ナコさんは…・・・。 リムルルになお襲い掛かろうとする巖陀羅は、覇王丸の刀に口を貫かれあっさりと弾け飛びました。 (まぁゲームでも半蔵EDで刀一本であっさり死んでるし) 色と対峙する覇王丸ですが、怪我のため思うように動けずさらに傷を負います。コンルの攻撃で援護したリムルルに飛び掛る色。 そこに、崖の上から二人に降り注ぐ矢(シェドムーサ)の雨。(出すぎだろ・・・・・・) アスラが刀を抜き色に挑もうとしますが、そこに飛び掛るママハハ! あー、まったく目まぐるしいこと。 妹と色の前に飛び出し腕を広げて庇いつつ、アスラに引くよう懇願するナコルルですが、 ここで初めてイラついた様子を見せたアスラ、「消えろ!」と斬りかかり、ナコルル色を連れて崖を滑り降ります。 アイヌ姉妹は両方とも馬鹿力だな・・・…。そういえば初代からアースや王虎投げ飛ばしたりとスゴかったしな、ナコルル。 アンヌムツベが、地面から出まくる槍(ロジェレク)が、そして謎の鎖が飛び交うバトルシーン。 (アスラの設定画を見ると、多分斬首鎌=ナハイベルに付いている、と思われるチェーンヘッドみたいなんですが まんまネビュラチェーンw) ところで上空に飛び上がってるからレラムツベじゃないんか、これ? このバトルシーンでのアスラは、明らかにいらつき、もしくは怒り?に近い感情を露わにしています。 ママハハを呼びカムイムツベを仕掛けるナコルル。斬ろうとするアスラ。その結果 なんですかこれは なんでアスラが感電してんのかわかんねェ……マジ意味わかんねェ…… そう途方にくれまくる管理人を置き去りにして、 ナコルルは感電中のアスラに「色さんに手を出さないで、私は誰も殺したくない」と告げ背を向けますが。 起き上がったアスラ、「甘い……!」と、魔手から武器ではない何かを召還しナコルルに襲い掛かります。 ベアークロー?? 驚愕するナコルルを庇うように立ち塞がった色、アスラに抱きつきその爪に貫かれました。 滴り落ちる血痕から形成される魔法陣、飛び出した大量の鎖がアスラと色を諸共緊縛し 色は「残念ね、せっかくユガ様の所から、抜け出せたのに」と囁き、叫ぶアスラと共に魔法陣の中へと消えていきます。 ナコルルに向けた流し目と、妖しい微笑を残して。 サービスでナマ肩ナコルルねw 翌朝(数日後かもしれませんが)。 ナコルルは眠るリムルルに微笑を残し、軽装の旅支度でチセを出ました。(実際はこのとおり、ちゃんと起きてます) 寝巻きリムルル萌え〜(もういい) 戸口で「行くのか」と声をかける包帯だらけの(^^;)覇王丸。 「色さんのこととか……色々考えてみたいんです」「それはまた、血に塗れるってことだぜ」 「そうかもしれません。でも、そうでない道も見つかるかもしれません」 この後、覇王丸は昨夜パピィが来た、ガルフォードは無事らしいぜと告げます。 ナコルルの反応・ちょっと微笑む。なんか寂しい・・・・・・。 去っていくナコルル。俺ものんびりしちゃいられねぇか、と呟き酒を呷る覇王丸。 歩みを進めるナコルルの前に現れた橋と、シクルゥと佇む紫ナコルル。 すれ違いざまに「まだあんたを認めたわけじゃないんだからね。ちゃんと帰ってきなさいよ」とツンデレぶりを発揮し去っていきます。 互いに別の方向へ歩みを進める二人で終幕。 ストーリーを追うのに精一杯だったので、総括はおまけのページにて……w |