柳生十兵衛 物語りまとめ


※初登場作はこの色

※続投作品はこの色

無色は出場していない作品

歴代公式プロフィール


リリース順 作品全体の物語 時系列 キャラクター別物語
サムライスピリッツ(初代)  暗黒神アンブロジァによって復活した天草四郎時貞の怨霊が引き起こした異変を鎮めるべく、十二人の剣士が島原へ向かう。 サムライスピリッツ零  服部半蔵の報告で、兇國日輪守我旺の謀反の企みを知った柳生十兵衛は日輪國へ旅立つ。

 エンディングで半蔵と合流した十兵衛の元に、将軍逝去の報が届く。
 将軍の世嗣である徳川慶寅に知らせたが、彼が覇王丸との立ち合いを望んでいることを知った十兵衛はそれを見届け、慶寅が倒された際は目撃者と覇王丸を消し、慶寅の供をする事を決意していた。
(PS2ソフトで追加された萬三九六のエンディングで、この後十兵衛が二人の対決を途中で止め慶寅を諭したことが明らかになる。
 公式小説『黄泉の黎明』終の段ではこの場面が詳細に描写されている。)
真サムライスピリッツ  アンブロジァに仕える魔界の巫女・羅将神ミヅキが甦った。十五人の剣士たちが、ミヅキの本拠地恐山へと向かう。 天下一剣客伝  慶寅が開催した御前試合に挑むため、故郷に戻り短い余暇を全て修行に当てる十兵衛。(このオープニングストーリーの言及から判断すると、"城内御前試合"ステージにいる若君は徳川家斉の可能性が高い。)※0

 四回戦の相手は服部半蔵、御前試合の相手は徳川慶寅。優勝者となった十兵衛は、エンディングで将軍家斉に申し出て世界武者修行の旅に出た。
 世界に知らぬ者なき武芸者となった十兵衛は徳川幕府に永く仕え、その繁栄を支えた。

 十兵衛の没後、彼に最後まで尽くされた主君はこう語ったという。
「アイツは最高に粋な漢だったぜ」と。
斬紅郎無双剣  「鬼」と呼ばれる無情にして強力の剣士・壬生月斬紅郎を斃すため、十二人の剣士が立ち上がる。 サムライスピリッツ(初代)  土佐のしがない武士の子として生まれた十兵衛は、将軍家剣術指南役・柳生宗矩に見込まれ養子となり、剣の腕を磨き18歳で公儀隠密剣士となる。
 任務のない時は故郷で修行に励み、並み居る挑戦者を降していたが、互角の勝負をした覇王丸に世界の達人の話を聞き、柳生新陰流で世界最強を極めるため幕府に暇を願い出、十兵衛は晴れて海外へと旅立った。


 エンディングでは、天草に妹を攫われ剣士たちの邪魔をするよう脅されていた飛脚が、妹を救ってくれた礼にと十兵衛に瓦版を渡していく。
 そこには"怪人由比小雪"が城下を騒がすとあった。十兵衛は新たな戦いを求めて再び旅立つのであった。
天草降臨  天草四郎時貞が光(善)と闇(悪)に分裂し、闇の天草は島原に魔城を建立。十七人の剣士たちが島原へと向かう。 斬紅郎無双剣  登場しないが、本来プレイアブルキャラクターに入っていたが"作業上の都合でいなくなった"とスタッフが言及している。
 公式小説では冒頭に登場し、服部半蔵から壬無月斬紅郎が"鬼"と化した事実と天草が目撃された事を聞く。この時十兵衛は"お役目"を抱えていたらしく、天草を追えない事を悔しがっている。
侍魂(64)  人形師に身をやつす魔界のもの・壊帝ユガが復活。十一人の剣士たちがユガの元へと向かう。 天草降臨  国内各地で起こる異変の元凶が島原の魔城であると知った幕府より、調査と討伐の命を受け十兵衛は島原へと向かった。

 エンディングでは城内で出会い立ち会った服部半蔵と言葉を交わし、彼が去った後に"凶事の元"である天草が持っていた宝珠を始末する。
 この半年後、十兵衛は巨大な魔界へと向かうことになるがそれは誰も知らない。
アスラ斬魔伝  ユガの敵対者である魔界のもの・アスラが地上へ現われる。壊帝も再生し、十三人の剣士たちはユガを葬るため立ち上がる。 真サムライスピリッツ  城下を騒がせた男「怪人 由比正雪」とは、魔性に取り憑かれているものだった。天草を倒したが、正雪をはじめとする魔性の者は、まだ現世にいるのだ。時の将軍、徳川家斉は事のしだいを重く解釈し、十兵衛に魔物討伐の命を下した。
 「柳生新陰流・改にかなうものなどおらぬわ!」
 だが、十兵衛もまた、魔性の者に魂を狙われていた。

 エンディングでは、飛脚が持ってきた羅将神ミヅキが祠に安置していた宝珠二つ(パレンケストーンとタンジルストーン)を破壊し"一件落着"させる。
 その後は自宅の庭でスズメに餌をやりながら仕事中の飛脚と言葉を交わし、平和な日々を満喫するのだった。
甦りし蒼紅の刃  二十年後。江戸近海の小島に存在する「離天京」を支配する覇業三刃衆を倒すべく、様々な立場の剣士たちが三刃衆の居城「天幻城」へと向かう。 侍魂(64) 登場なし(ただしガルフォードのステージで、団子を食べつつ(真サムの挑発ポーズ)観戦するキャラクターの一員になっている)
サムライスピリッツ零  初代の二年前。幕府に反旗を翻した武将・兇國日輪守我旺は魔界のもの”闇キ皇”にとり憑かれた。引き起こされる異変を鎮めるべく、二十四人の剣士たちが戦の場・黄泉ヶ原へと向かう。 アスラ斬魔伝 登場なし
天下一剣客伝  本編の時間軸とは関係しないパラレルストーリーであり、エンディングは基本的に登場キャラクターの望みを叶えたものとなっている。
 枠組みとしては、零の主人公徳川慶寅が主催する御前試合に四十一人の剣客たちが集うとなっている。
サムライスピリッツ閃  半蔵の報告、幕府からの命を受け謎の異国船の調査と目論みの阻止のため十兵衛は江戸より発った。

 エンディングでゴルバを倒した十兵衛は、旅の途中、半蔵から聞いたゴルバの素性を思い出す。謀反を起こし国を追われた小国の王子であり、二度目の反乱で国王である兄を殺害したという。
 かつて養父に片目を潰された過去を思い出す十兵衛。
「なにがお主を鬼にさせたのかのう…」
 倒されたゴルバの瞼を閉じてやる十兵衛を、その居城に火を放った半蔵は見て見ぬふりをしていた。
サムライスピリッツ閃  アスラ斬魔伝の結末の幾つかを無効にした翌年の出来事。
 レスフィーア王国出身の軍人ゴルバが、祖国の再建のため日本は天降藩の鈴姫と前国王の形見のバスタードソードを狙って日本に刺客を差し向ける。ゴルバの陰謀に巻き込まれた剣士たちは彼の居城を目指す。
甦りし蒼紅の刃 登場なし


概要

柳生十兵衛は、初代『サムライスピリッツ』(以下初代)に登場した十二人の最古参キャラクターの一人であり、

タイトルに反してサムライ(侍)と呼べる存在がほとんどいない、と言われることの多い

サムライスピリッツ(以下サムスピ)シリーズにおいてほぼ唯一、侍らしいと評価されてきたキャラクターだが

同時に、ある意味でサムスピの"アバウトさ"を最も象徴しているキャラクター、とも言える。



実在の著名な剣士・柳生十兵衛(十兵衛は通称で本名は光厳・1607年-1650年)をモチーフとした将軍直属の隠密剣士であり、

魔界という異界を象徴する存在・"暗黒神アンブロジァ"の手によって復活を遂げた天草四郎時貞に立ち向かう

(ただしこれは結果的にであって、初代における十兵衛の戦う目的はあくまで自身の流派を極めるための腕試しなのだが)という構図は

山田風太郎の同名伝奇小説を原作とした映画『魔界転生』(1981年公開)を彷彿とさせる。

また『魔界転生』を連想させる要素は他にもあり、

それが初代のエンディングと『真サムライスピリッツ』(以下真サム)の十兵衛の公式ストーリーに登場する

城下を騒がせたという「怪人 由比正雪」である(文字の説明のみでまったく存在感はないが)。※1

この「怪人 由比正雪」は真サムの十兵衛オープニングストーリーでは魔性に取り憑かれたという扱いになっており、

実在した"慶安の変"の首謀者・由比正雪(1605年〜1651年)に関連しているというよりは

映画版ではその役割を天草四郎に吸収されたという、

原作版の小説『魔界転生』に登場した由比正雪を意識している……と考えた方がいいだろう。

そもそも、由比正雪が実際に生きた年代と初代の時代設定には、百年以上の大きなズレが存在しているのである(笑)

それは十兵衛も同じなのだが、最初からサムスピにおける柳生十兵衛の設定は、史実の柳生十兵衛(光厳)とは大いに違っているのだ。

実在の剣豪柳生宗矩(1571年−1646年)の実子ではなく、本来土佐のしがない武士の家の出身であったのを宗矩に見出された養子であり

さらにはゲーム中・設定中では十兵衛は二刀流となっている

(この件については、初代のゲーム取扱説明書おまけページで突っ込まれている。

つまりはSNK側から提出された、史実との違いを認める記述が存在しているのである)




以上のように、サムスピに登場する柳生十兵衛は

"史実の人物をモデルにした伝奇小説と、それを原作にした映画版を意識して作られた"キャラクターであり、※2

それ故ストーリー上では、一つの役割をあるキャラから連続して引き継ぐことになる。



第二作の真サムと、第四作の『天草降臨』(以下天サム)のエンディングにおいて、

十兵衛はボスを倒した後にそれぞれ残った宝珠を破壊しているが、

初代のエンディングでそれをしていたのは"正義の味方"を自任するガルフォードだった。

ガルフォードの行為は、初代のエンディングの中で結果的に天草の魂を救ったが

十兵衛の場合は純粋に事の始末を付ける、という意味合いのようである。

ボスキャラが魔界の力を込めた武器として・また暗黒神アンブロジァを"兇神化"するための媒体として

利用した宝珠の破壊は魔界がらみの事件の完全な決着という意味合いを持ち、

サムスピ登場キャラクターの中で『魔界転生』の要素が最も色濃い十兵衛にこそふさわしい役割、

という判断から宝珠の破壊者はガルフォードから十兵衛へと移行していったのではないだろうか? ※3




しかし十兵衛は、サムスピ唯一の"サムライらしいサムライ"と評されながら

第三作『斬紅郎無双剣』(以下斬サム)において、"作業上の都合で"一度はプレイアブルキャラから姿を消した。

同時にサムスピシリーズも、十兵衛が消えたと同時に『魔界転生』をなぞった要素を完全に払拭することとなった。

(ただしストーリー中で魔界との関連をほぼ全く言及されていないとはいえ、初代のボスキャラ天草四郎時貞は斬サムでプレイアブルキャラとなっている)

続く天サムではシャルロット・タムタムと並び復活を果たした十兵衛だが

さらに続いて3Dポリゴン格闘ゲームとなった第五作目『侍魂』(以下ポリサム)以降は完全に姿を消し、以後の消息もしれなくなった。

(ただ、公式サイドにおいては真サムスタッフのお遊びラフ画を元にした外伝的コンテンツ『柳生課長』が誕生し、その主人公となる。※4

主にリストラされた中年サラリーマンの悲哀をギャグタッチで描いている、という内容なのはなんとも皮肉だが)



ポリサムで十兵衛が姿を消したのは、二刀流の戦闘スタイルの再現が難しかったからではなく

(やはり二刀流の新キャラ・色が登場するので)

2Dゲーム時代の四作品で天草と羅将神ミヅキをボスとして展開されるストーリーが完結=一段落したため、

サムスピを『魔界転生』の要素を完全に消し去った"新生サムライスピリッツ"とするための退場措置ではなかっただろうか。




SNKプレイモア時代になってから、十兵衛はリリースされた三作品(と、零SPECIAL)に全作出場を達成する。

これらの三作品には、初代より以前を舞台にしたもの・ポリサム以降を舞台にしたものと両方あるので

十兵衛はサムスピに必要不可欠なキャラという扱いを受けている……と判断できるのではないだろうか。

『サムライスピリッツ零』では新主人公徳川慶寅(零では次期将軍候補の扱い)に対し、

仕える立場であると同時に"基礎となる剣術を教える"立場となった。

サムスピシリーズ全体の主人公である覇王丸がかつて唯一勝てなかった相手であったのと同様、

十兵衛は若者たち(次世代)にとっての偉大な先達という役割を引き続き担ったと言えるだろう。




関連キャラクター

(以下は実在の人物でも、それをモデルにしたサムスピの設定に基づく架空のキャラクター、として記述する)


覇王丸は十兵衛の生家(土佐の竹林にある)に決闘に訪れた時"互角の勝負"をし

(実際には十兵衛の刀の鞘によるアザを額に残している)、十兵衛に対し世界には様々な強者がいることを伝える。

初代のストーリーを見ると、十兵衛は橘右京の事も知っているようである。

千両狂死郎についてはその剣術を文化人の一点で認めず、後々まで「ただの派手好き馬鹿の大道芸」と言い続けたそうである。



飛脚は初代のゲーム中で爆弾を投げて剣士たちの勝負の邪魔をしていたが

天草に妹を攫われ強制された故の行動であり、十兵衛が天草を倒したおかげで妹を救い出す事ができた。

(同時に体力回復効果のある調理した肉も投げていたのは、すまないという気持ちからだろうか?)

その後十兵衛に瓦版を渡し、真サムエンディングでも十兵衛の元に二つの宝珠を持ってきたりと十兵衛のために働いている。

その飛脚の妹ゆきは、初代のエンディングで十兵衛に感謝を示している。

十兵衛が初代のエンディングで(飛脚の瓦版によって)その存在を知る「怪人」由比正雪は

真サムのオープニングストーリーで魔性に憑かれた者だったと判明する。

明確な言及はないが、初代エンディングの後おそらく十兵衛が倒したものか?

真サムの十兵衛公式ストーリーには、かつての門弟だった飯倉小太郎が登場する。

三年前(零と同時期となる)老中田沼意次(零のストーリーにも登場する)が観戦する試合で、ある大名の息子に勝利し

その結果手の者の闇討ちを受け、返り討ちにしてから姿を消した。

十兵衛の前に再び現れた彼は望んで師に打ちかかり、返り討ちにされて生涯を終える。

十兵衛は飯倉の遺骨を柳生の里に持ち帰り供養した。

天サムでのライバルキャラは服部半蔵(斬サムの公式小説でも、十兵衛は"鬼"と天草について半蔵から報告を受けている)。

その後リリースされた零や『サムライスピリッツ閃』(以下閃)でも、互いに幕府の命を受け変事に対処する役目を持つ者として

(また心中、手合わせしたい相手として)接触する事があるようだ。

斬サムの公式小説には、柳生の屋敷・併設する道場には門下生のほか忍び働きをする裏柳生のものたちが多数存在するとあるが、

ポリサムに登場した柳生磐馬はその裏柳生の流れを組む武術の使い手であり、

親しくは無いにせよ同族の十兵衛とも面識はあり、御前試合で立ち会ったこともあるという。

(『天下一剣客伝』(以下剣サム)の機巧おちゃ麻呂のエンディングで、そのことに通じると思われる台詞が十兵衛にある)

剣術指南役として、幼い日から基礎となる剣術を教えたのが徳川慶寅。

慶寅は零の開始時点で将軍(十代目徳川家治)の跡取りと目されているので、

十兵衛からすれば主従関係である一方、師弟の間柄にあるとも言える。

江戸幕府の十代目将軍徳川家治、十一代目将軍徳川家斉(零の設定では慶寅の義弟にあたる)は十兵衛が仕える主君である。

また剣サムでのCPU登場台詞では、零の公式小説内で立ち会った黒河内夢路と、

二つの武器を振るういろはに対し専用台詞がある。



養父の柳生宗矩は十兵衛を見出し養子に迎え、柳生新陰流を教えたが、

真サムでの初代リライトストーリーでは剣術の才に嫉妬して幼き日の十兵衛の片目を潰すという注釈が加えられた。

しかし十兵衛はプロフィールでは一貫して尊敬する人に養父宗矩をあげ続け、

閃のエンディングでは嫉妬故に"鬼"と化した養父を痛みとある種の憐みを交えて回想している。

(ただし、零とそれをほぼ引き継いだ形の閃のプロフィールでは、宗矩は何故か"先祖"と表現されている。)



十兵衛の本来の家族(土佐のしがない武士)は真サムの初代リライトストーリー注釈(※6)によると

父親はお家騒動に巻き込まれ切腹、他の家族は離散(その事を修行の邪魔になると養父宗矩は伝えなかったという)となっているが

プロフィール欄は天サム時代になっても「豊臣方の残党により家族は散り散りになってしまった」のままである。※5




※0 史実では、御三家の一・一橋家二代目当主の子、豊千代(家斉の幼名)が

江戸城西の丸に移り、家斉と改名したのは天明元年(1781年)閏五月、満八歳の時。

天明二年(1782年)四月に元服、天明六年(1786年・零の事件が起こった年)十三歳で九月の十代将軍家治死去を受け家督を相続、

天明七年(1787年)四月に十四歳で将軍宣下を受けている。

明確な言及はないものの、("御前試合"である以上)剣サムでの家斉が将軍宣下を受けているとすれば
剣サムの時代は零の翌年、という可能性も出てくる。



※1 初代〜真サムにストーリーのみ登場し、その後のシリーズでは忘れ去られたキャラの一人である「怪人 由比正雪」だが

(同様のキャラには覇王丸の師匠的存在"武蔵の国の老学者"などがいる。

『甦りし蒼紅の刃』でプレイアブルキャラになったとはいえ、真サム以後登場しなくなった服部真蔵も入るだろう)


初代の頃多数描かれた、漫画版のサムスピの一つに登場している。

『魔界武芸帖 サムライスピリッツ』における敵の首領が「怪人 由比正雪」であり、

覇王丸らに敗れた後はそれまで従者として付き添っていた死郎=正体を現した天草四郎時貞によって抹殺され

その存在は"イエスキリストに先駆ける洗礼者ヨハネにすぎなかった"と天草に言われている。



※2 この事を象徴する(お遊び)エピソードが、真サムでの初代リライトストーリーにひっそりと存在する。

十兵衛は仕事で出向いた長崎・出島でヅーフなるオランダ人医師から世界情勢に関する様々な情報を得たとあるが、

注釈(※12)にはこのヅーフの弟子の中に少年時代の西順之助―有名なテレビドラマシリーズ『必殺仕事人』に登場する―がいるとある。



※3 『ALL ABOUT真サムライスピリッツ覇王丸地獄変 下巻徹底攻略編』P77の十兵衛エンディング紹介ページには

「ただし、ここで壊したのは宝珠の邪悪な部分だけで、宝珠そのものは消滅していないとのこと。

まあ、そうでないと、チャムチャムの村が……。」とある。



※4 『ALL ABOUT真サムライスピリッツ覇王丸地獄変 上巻しすてむ解析編』P228〜229で公開されている。



※5 この記述は天サム開発時にうまく伝達されなかったか、それとも無視されたのか。

はたまた、真サムへと続く時系列の関係上変更できなかったのか?

(チャムチャムの"おじいちゃン"がチャムチャムとその兄タムタムの(天サムでの)プロフィールにいないのと同じようなズレである)

この双方の記述を正しいとこじつけようとすれば、"お家騒動が豊臣の残党の仕業だった"くらいしかないだろう(笑)

サムスピの時代の徳川家将軍は(十兵衛の生年からを含めれば)九代目家重から十一代目の家斉までであり、

豊臣家が滅亡した大坂夏の陣(1614〜15年)から実に百五十年以上経っていて、

果たしてまだ豊臣の残党が活動できるものだろうか?(笑)


『ALL ABOUT真サムライスピリッツ覇王丸地獄変 上巻・しすてむ解析編』P80より
柳生十兵衛オープニングストーリー


参考文献:『総図解・よくわかる徳川将軍家』歴史読本編集部編 新人物往来社 2009年発行




    

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